ネタバレがあります。
本編を楽しんだ後に閲覧することをオススメします。
あらすじ
ある夜のこと…人工心臓学の権威である「河井三郎」博士は3人の助手とともに2日前に死んだ男性患者を人工心臓で生き返らす手術に成功していた。
だが手術終了後に看護師の1人が手術室を抜け出しブレーカーを落とす。
このまま医療機器が停止したままだとせっかくの手術も台無しになってしまう…
早く電気系統を復活させなければと博士が考えていたその時!?暗闇の中で何者かの襲撃を受け、3人の助手たちが次々と殺害されてしまう。
騒ぎが大きくなる中で停電を知った博士の息子「河井タダシ」が父親に光をとロウソクを照らしながら手術室に訪れる。
襲撃者がタダシのロウソクを振り払うと床に落ちた火の気が薬品に引火して大炎上する。
博士はその隙に乗じてタダシとともに病院を脱出。
奇しくもその時、人工心臓で生き返った患者が目覚めこの惨状を目にし、必死で助けを乞うがその叫びは届かず病院は大爆発を起こし崩壊する。
事件後、病院の焼け跡からは3人の助手の死体が見つかったが博士とタダシは行方不明となっていた。
そして事件から2ヶ月がたったある日のこと…事件は再び動き出す…
勘違いが招いた復讐心?それとも…
病院火災事件から2ヶ月が経ち未だ世間的には行方不明となっている「河井三郎」博士はなぜか駅前で靴磨きの仕事をして隠れるように暮らしていた。
そこへ博士に人工心臓の移植を受けた男性患者が客として現れる。
あの火災で死んだはずでは…
だが目の前の人物は間違いなく自身が人工心臓を移植した男である…
ただあの時と違うのは左頬にあの火災で負傷したであろう火傷の痕が生々しく残っている…
博士は男性を置いて病院から逃げた後ろめたさ、そしてそのことで男が復讐にきたのではと感じたのかその場から逃げ出す。
う~ん…男性患者の経歴がわからないが博士はまず謝ったほうが良かったかも…
もし仮に死刑囚を被験者として人工心臓の手術を行っていたのであれば、元々の凶悪性を恐れて反射的に逃げてしまったのかも?
しかしいくらデストロンに襲われたからといって被験者を置いていってしまったという事実に誠意を見せないとただ逃げるだけだったら見捨てただけと誤解されてしまうぞ…
それを追う男、そしてそれに続く謎の女性…この女性はもしかして手術後にブレーカーを切った看護師かな?
だとしたら男よ…本当の仇は隣にいるぞ…
博士はどうやらこの2ヶ月間、何者かに狙われ続けているようだ。
男の追跡を撒いたと感じトンネル前で息を切らす博士。
しかしトンネルの向こうからあの男が現れる。
人工心臓を移植された男はあの事件の夜、火災の中からデストロンに助けられなんと怪人「ナイフアルマジロ」として生まれ変わりデストロンに忠誠を誓っていたのだ。
ナイフアルマジロの男は博士に「あの実験でお前に置き去りにされて死にかかった男だ」と自身を紹介する。
「実験」ということはその…被験者となった男はそれなりにいわくつきの人物だったのではないかという可能性が浮上する。
その…言葉を選ばずにいうとこれほどリスクのある手術を死人とはいえ普通の市民で試す・試せるだろうか?
元からいわくつきの人物だったと考えると博士がすぐに逃げた理由も頷ける。
ナイフアルマジロは博士への復讐のためだけではなく、デストロンの命で博士に人工心臓を生産させるために連れ去ろうとしていたようだ。
逃げ惑う博士は通りがかりのボクサーに助けを求めるがボクサーもあえなくナイフアルマジロの一突きで絶命する。
仮面ライダー(初代)でもそうでしたがランニング中のボクサーって怪人に殺されてしまうイメージがある…
例えば【仮面ライダー】12話「殺人ヤモゲラス」とか…
今回のボクサーは怪人相手に結構ノリノリだったな…
「俺の必殺パンチを受けてみよ!シュッ!シュシュ」とフットワークの後の必殺左ストレート!
まあ効かないんだけど…
なんとかボクサーを盾に?逃げ延びた博士。
だが逃走中のバタバタで息子タダシとの写真が入った定期入れを落としてしまう。
この写真を見たナイフアルマジロはタダシが生存している可能性を考慮しタダシも標的として捜索を始める。
志郎の無償の優しさとデストロンの無料のホットドッグ…どちらも暖かい…
ナイフアルマジロの読み通り博士の息子タダシは生きていた。
だがタダシは事件の影響か右足を負傷しており車椅子で過ごしていた。
タダシは公園で遊んでいる子供たちを見て歩くことに挑戦するがやはり上手く歩けない。
諦めかけるタダシに風見志郎は声をかけて励まし歩行練習の介助をする。
志郎優しい!
やっぱり本来の志郎ってこうなんだろうなぁ~と感じさせるシーンだ。
危険に巻き込みたくないと純子には結構辛辣だからな…
そういや弟のシゲルには俺の周りに近づくな!とか言わないな…
ようは「シゲルは男だから良いけど女が入ってくるな!」ってことかな?
まあ確かにね…男性が女性を守るんだ!の時代ですからね…
話しを戻すと志郎は一応、城南大学生化学研究室に所属しているだけあって多少は人体にも精通しているようでタダシの怪我の具合も診てくれている。
そのため気休めではなくタダシの足が本当に治ることがわかるからこそ自信を持って発言しているためタダシから安心と信頼を得たようだ。
気休めで大丈夫というのではなく根拠を持って励ませるのはカッコイイですよね!
その流れでタダシの父親が2ヶ月ほど前から行方不明となっている河井三郎博士だということを知る。
そこへタダシの叔母さんである「京子」が現れさらに詳しい事情を知る。
2ヶ月前の事件後、何者かに狙われていると感じた博士はタバコ屋を営む妹の京子の元にタダシを預けることでタダシを危険から遠ざけていたようなのだ。
そこへジャストタイミングとばかりに博士から電話が入る。
博士はナイフアルマジロに追われる途中で写真を落としたことに気がつきタダシの安否を確認するために電話してきたようだ。
だが電話の途中、博士を追跡していた戦闘員に捕らえられてしまう。
時は同じくしてナイフアルマジロはホットドッグ屋「HOT DOG QUEEN」を名乗り、先ほどまでタダシがいた公園の子供たちを無料のホットドッグで釣り(買収)、居場所を聞き出していた。
ホットアルマジロにしたろか!
悪の組織の常套手段「楽しい」、「かわいい動物」、「お菓子」、「食べ物」そして「無料」。
大人もそうだが無料には滅法弱い…でも大人なら「ただより高い物はない」と警戒するだろうが、子供たちはホイホイついてくる。
私も小学生ぐらいの時さんざん言われたな…「知らない人からもの貰うんじゃないよ!」って(笑)
男がタバコ屋に近づくと不審な気配を感じた志郎が男を問い詰めようと近づくが男は逃走する。
すぐに志郎は追いかけ、たどり着いた先はトラックが立ち並ぶ土木作業場。
どうやら敵に誘い込まれたようでデストロンの戦闘員が次々と現れる。
そして荒野の彼方から新怪人「ナイフアルマジロ」が姿を現す…
命中精度抜群の鋼鉄球に完膚なきまでの敗北
V3となってナイフアルマジロと相対する志郎。
ナイフを鮮やかに回避しキックを叩き込み善戦しているかに見えたV3。
だがナイフアルマジロを蹴り飛ばした方向から大きな岩が迫ってくる。
これはナイフアルマジロの必殺技「弾丸鋼鉄球」であり、障害物の岩が立ち塞がろうとも関係なく粉砕し直進してくるほどの破壊力だ。
V3は弾丸鋼鉄球を1度は回避するものの、その後3度の攻撃に全て命中。
このままではまずいとジャンプで撤退を試みるもナイフアルマジロの追撃で谷底に突き落とされ完膚なきまでの敗北を喫する…
こういう攻撃ってただ転がっているだけでは回避されるけどナイフアルマジロの弾丸鋼鉄球は相手の動きに合わせて球に変形し転がるというよりかは弾丸のように打ち込むと言ったほうが正確だろう。
そのため命中精度が高かったのだと思う。
つまり銃弾の弾が大きければ命中率も上がるでしょ?っていう理屈。弾丸の速さでかつ命中範囲が大きいのだから逃げられんわな。
逆にV3は弾き飛ばされたおかげで撤退できて良かったのかも?
怒りの特訓!肩パン鉄球痛くない…胸は裂けるが肩は砕けない
ナイフアルマジロの弾丸鋼鉄球に弾き飛ばされ谷底に落ちるも幸いデストロンの追跡から逃れた志郎。
このままではナイフアルマジロの勝てないと悟った志郎は藤兵衛の力を借りるためにライダー少年隊本部に向かう。
だがあまりの重傷に本部についた瞬間気絶してしまった志郎は目覚めた時にはどうやって本部にきたのかも曖昧なほどだった。
そんな志郎があらたまって藤兵衛に手を貸してほしいとお願いをする。
藤兵衛は志郎の頼みを一度は拒否するが志郎の想いに覚悟を決め、志郎を外へ連れ出す。
純子は2人を止めようとするが藤兵衛にタダシを守るように言い渡される。
志郎と藤兵衛を止める純子ちょっとキレてる?
いや…かなりキレているな…
「志郎さん!?その身体でどこへ行くの?会長、どうして止めてくれないんですか!」と…
藤兵衛がタダシを守るようにという指示には従うが「納得いかねえ」っていう表情をのぞかせる。
それでもタダシの歩行訓練では「頑張るのよタダシくん!志郎さんもきっとどこかで頑張ってるわぁ~」と言って理解あるふりをしているがちょっとトゲを感じる…キレてるな…
「きっとどこかで」には「いつも私のあずかり知らないところで男どもは無茶してるんだわ」とか「いつも私をのけ者にして」という意味を含んでそうだ…
純子を怒らせたら怖いぞ~
特訓の内容とは「クレーン車の鉄球を身体で受ける」という特訓だ。
この特訓内容を見て最初に思い浮かんだ光景が「巨人の星」の「花形満」の特訓だ。
主人公「星飛雄馬」の「大リーグボール1号」を打つために花形はクレーン車の鉄球を自身が構えるバットにぶつけてもらい、鉄球が当たるインパクトの瞬間にバットを振り抜くという特訓をしていた。
いくら改造人間とはいえこのバットがV3に変わるのだから藤兵衛も反対するわな…いくら藤兵衛が根性主義寄りでもこれは自殺行為だと思うでしょう…
ちなみに2番目に思い浮かんだ光景は「アストロ球団」の様々な特訓風景。
これは鉄球をナイフアルマジロの弾丸鋼鉄球に見立てての特訓だろう。
それなりに覚悟を決めた藤兵衛ではあったが鉄球がガレキを粉砕するデモンストレーションを見せてV3に特訓を辞めるようにうながす。やっぱり気乗りはしないよね…
鉄球がガレキを粉砕した時のV3が「えっ!あれが俺に当たるの!?」みたいな表情をしててちょっと面白かった(笑)
そりゃ藤兵衛も「辞めるんなら今のうちだ!」、「あれを見ろ!(粉砕したガレキを指して)次はお前だぞ!」というわな…
しかしナイフアルマジロを倒すにはこの方法しかないならやるしかないV3…
できらぁ!
1度、2度は弾き飛ばされるが続けるうちに少しずつだが弾き飛ばされずに鉄球を受け止められるようになってくる…だがナイフアルマジロの対策としては決めてにかける…
だがあることをきっかけにV3は26の秘密の4つ目に開眼する。
重傷のV3は足元がおぼつかず小石につまづいて体勢を崩してしまう。
その時、鉄球は胸ではなく肩に直撃する…だが全く衝撃を感じないことに気づく。
そうか…V3は肩の筋肉が特別強い…だから鉄球の衝撃を感じなかったのだ。
もう少し具体的に言うと「V3の肩は特殊スプリング筋肉であるため」ということだ。
「特殊スプリング筋肉」というのがいまいちピンとこないがバネ入りマットレスを叩いても反発で力を跳ね返せる、もしくはバネ筋肉で衝撃を吸収できるということか?
肩パンうぇ~い!…痛くない!?
やった!これならナイフアルマジロにも対抗できる!
そんな喜びもつかの間…戦闘員率いるナイフアルマジロ軍団の襲撃を受ける…
二兎を追う者は二体で追えば二兎を得る
ナイフアルマジロがV3のもとへ行っているということはタダシたちは安心と思っていたらまさかの2段構え。
ナイフアルマジロと行動をともにしていた謎の女性がいたと思う。
デストロンの構成員であることは予想していたがその正体は怪人「ノコギリトカゲ」だった。
ノコギリトカゲ軍団は純子を気絶させ、博士の親類である京子とタダシを連れ去っていった。
まだ純子はデストロンからの認知度は低いようだ。
4話「V3の26の秘密!?」で志郎を脅すための人質としての有効性は証明されているものの今回は用はないようだ。
V3は重傷と特訓のダメージで弱体しているため戦闘員にすら抑えつけられ行動を封じられてしまう。
そしてナイフアルマジロはクレーン車の鉄球をV3の真上にセットし拘束されたV3めがけて鉄球を落とす。
2体の怪人グループによる人海戦術(人海っているより人怪?)で誘拐部隊とV3抹殺部隊による作戦は成功したかに思える…
果たしてV3の運命やいかに!?
ストーリーの転換点と考察
ライダー少年隊の戦闘要員不足
藤兵衛は志郎との特訓に出かける際に純子にタダシを守るように指令を出す。
もちろん純子でも良いのだが本当であれば滝のような戦闘要員がほしいところ。
そしていざタダシの前にデストロンが現れるとやはり純子では全く太刀打ちできない。
滝も幹部怪人相手だと厳しいが戦闘員であれば圧倒できるし、ある程度牽制をして逃げるなどFBI捜査員としての柔軟な心得も持っている。
猛と一文字がいない今、藤兵衛と志郎が同じ行動をとるとどうしても戦力が分散してしまうため攻撃をV3が行えても守りが甘くなる。
もういっそのことV3がめちゃくちゃ強くなれば攻撃は最大の防御作戦も可能だが26の秘密もまだある中それは今しばらく難しいだろう。
ギリギリまでノコギリトカゲの存在を隠していたこと
デストロンは志郎に今回の相手はナイフアルマジロのみと思わせてノコギリトカゲの存在を隠していたことは正解でしたね。
ナイフアルマジロがこちらに来ているということはタダシや純子のもとには魔の手が伸びていないとV3は思っているはず。
次回がどうなるかまだ分からないがいざ窮地を脱したところでノコギリトカゲにタダシを連れ去られたことに面食らうことだろう。
「しまった!ナイフアルマジロ以外にも怪人が!?」
注目の特撮表現
人工心臓の表現
人工心臓とはいえ機械らしさはなく、本物の心臓に近い造形の模型となっている。
そして模型に空気を送風・吸引を繰り返すことで脈動を表現している。
ただ本物の心臓とは違い色が紫色のため少しグロいというか汚い心臓だ。
何というか血の巡りの悪そうな心臓だ…
ナイフアルマジロのナイフ表現
ナイフアルマジロはナイフの特性を持つ怪人で普段右腕の先は三又槍となっているが中央の切っ先を伸ばすことでナイフとして機能するようになっている。
ナイフアルマジロの弾丸鋼鉄球表現
ナイフアルマジロの必殺技「弾丸鋼鉄球」は【仮面ライダー(初代)】33話「鋼鉄怪人アルマジロング」で登場した怪人「アルマジロング」のように丸まり前転したり、ナイフアルマジロが丸まった模型を転がすことで弾丸鋼鉄球を表現している。
特訓で使用したクレーン車の鉄球表現
V3はクレーン車の鉄球をナイフアルマジロの弾丸鋼鉄球に見立てて自身にぶつけながら弾丸鋼鉄球対策を探るという特訓を行う。
クレーン車は本物、そこから振り子のようにV3に鉄球をぶつけるのだが、この鉄球が本物なのだろうか?
藤兵衛がデモンストレーションで鉄球をがれきにぶつけて破壊力を見せている。
その鉄球と同じものであればV3にぶつける鉄球も本物の可能性がある。
カメラワークを見る限り鉄球が勢い良く振り子のように振られる様子はV3無しの別アングルで撮影しておいて、実際V3に命中する映像は鉄球を停止させた状態から少しトンと押してV3に当てて吹き飛ばされる演技をしてもらえば一連の特訓の流れは表現できそうだ。
しかし今回最後にV3は大の字で戦闘員に拘束され、クレーン車の頭上高くから鉄球を落下させられている途中の映像で終わっている。
これがもし本物の鉄球で行われていたら…適切に落下を寸止めをしないとV3、戦闘員もろともリアルで大事故が起きてしまう…やはり鉄球は模型か?
もしそうなら軽い素材、例えば鉄球だけ発泡スチロールで作られていればV3に命中させても安全だ。
だがあまりにも軽い素材だと命中した時の跳ね返りが大きすぎて重量感が再現できなくなるだろうし、脆い素材だと振り子の勢いとV3との衝突で鉄球(模型)が壊れてしまう可能性がある。
このシーンで使用された鉄球の真偽はいかに!?
特撮満足度(★で5段階評価)
特撮満足度
アクション:★★★☆☆
猛烈度:★★★★☆
敵の強さ:★★★★★
ロケーション:★★★☆☆
仕掛け:★★★☆☆
第7話の名言・迷言・珍言・失言
風見志郎「君の足はすぐ治る、あとは自分との戦いだけだ!」、「自分に勝つ!人間ってのはね、負けると思ったら本当に負けちゃうんだ…自分と戦うんだ」
タダシが怪我をした足で歩くことに挫けそうな時に志郎がかけた励ましの言葉だ。
精神的なものですね…傷は自然に治る、だけど気持ちで負けてしまうと指一本動かせないことだってある。
特にタダシはデストロンの襲撃という恐ろしい事件に巻き込まれている。
タダシはそれほどではないようだが、人によっては傷が治っても事件・事故などのトラウマで身体の機能を上手く扱えなくなってしまう人も大勢いる。
私もそういう経験がある。病気や怪我はお医者さんの力だけが治すものではなく、患者本人も本当に治したいという意志がないと治りも遅いし、治らないこともある。
だから志郎は「負けると思ったら本当に負けちゃう」と励ましたのだろう。
ドラマだけの話しだろうと思ってます?
これ、本当ですよ。
ロケ地(執筆者の調べ)
・「不明」
次回予告より(第8話「危しV3! 迫る電気ノコギリの恐怖」)
次回のデストロンからの刺客は怪人「ノコギリトカゲ」と引き続き「ナイフアルマジロ」が登場。
ノコギリトカゲは「トカゲ」と「電動ノコギリ」の特性を持った怪人だ。
電動ノコギリということはいわゆる「チェーンソー」か…
怪人というマスクを被ったチェーンソー人間…さながら「ジェイソン・ボーヒーズ」だ…
ちなみにホラー作品である「13日の金曜日」の殺人鬼「ジェイソン・ボーヒーズ」は作中で1度もチェーンソーで殺人を行っていないんだって!(2024年現在)
同時期の別作品「悪魔のいけにえ」の「レザーフェイス」っていうジェイソンに風貌が似たキャラクターがチェーンソーを使っているから混同されているんじゃないかという説があるそうですよ。確かに似てる!
今回、最後に大ピンチに陥るV3。
だが予告では特訓の成果が実りナイフアルマジロを撃破した…っていきなりネタバレきたーーー!
そしてその特訓の成果はノコギリトカゲにも発揮され技が冴えわたるV3。
しかしなぜか倒したはずのナイフアルマジロが再度現れるという超展開。
もしかしてさらなる人工心臓移植で復活させたのだろうか?
感想・まとめ
今回は人工心臓学の権威である河井博士が標的となるのだが、この博士なんだかもやっとする…
全てはデストロンが悪い…それに尽きるんだけど人工心臓移植患者を置いて逃げたり、その患者が生きており目の前に現れても謝罪なしで逃走。
さらにはナイフアルマジロからの逃走中にボクサーに助けを求めるまでは良いが盾のようにして自身は先に逃走。
なんか同情しにくいというかなんというか…再三いうけどデストロンが悪いんだよ?だけど博士が少し白状に見えてしまうんだ…
自分もいざ同じ状況になったら逃げてしまうのかもしれない。
だけどなんかモヤモヤする…もしナイフアルマジロの元となった患者が善良な市民であったのならちょっと同情してしまうんですよね…
それはさておきV3が気づいた新たな能力が「肩が強いこと」だったとは…
これは今後志郎は気を付けないとすれ違いざまに肩がぶつかったら相手の肩が吹っ飛びそうだ…
ヤンキーがよく「痛~い!肩が外れた治療代と慰謝料よこせ!」とかカツアゲする常套句があるけど、志郎の肩にぶつかったらそんなこと言ってる余裕すらなく「神様…」と祈るほどの激痛が走るだろう。
リアルに肩にちっちゃい重機を乗せているV3がナイフアルマジロにどう対抗するのか…
そして人質となった博士、京子、タダシ、新たなる怪人ノコギリトカゲとの死闘の行く末はいかに!
ついでに純子の腹も大丈夫?
今回判明したこと
・仮面ライダーシリーズは将来有望なボクサーが犠牲になりがち
・ライダー少年隊の制服は前作同様赤い制服、ヘルメットはV3仕様となっている
・ライダー少年隊には通信用に複数台の電話機がある(様々な色がありカラフルだ)
・V3に鉄球が衝突するとボウリングのピンが倒れたような音がする(効果音(笑))
・V3の26の秘密の4つ目は「V3の肩が特殊スプリング筋肉」つまり他の筋肉と比べて肩の筋肉が特別頑丈であることが判明する