【仮面ライダー(初代)】95話「怪人ガラオックスの空とぶ自動車!!」感想・レビュー・考察(ネタバレ有) 重い風船が空から降ってくる!

ネタバレがあります。
本編を楽しんだ後に閲覧することをオススメします。

東映 1971年
前話の記事

あらすじ

昭和48年1月18日「勝彦」、「サナエ」というカップルがドライブデートを楽しんでいた。

2人は都会の喧騒を離れ田舎の澄んだ空気を楽しんでいた。

車はトンネルに入り、出口へと向かうが突如目の前に霧が発生。

勝彦はサナエに車の窓を閉めるよう指示してそのまま車を走らせるがいつまで経っても視界が晴れない。

不審に思った勝彦は外の様子を確認しようと車から出るとなんとそこは空の上だった!

原因は地上で角から「悪魔の霧」を放っている怪人「ガラオックス」。

そしてガラオックスは車にぶら下がり必死にこらえている勝彦の手をはらい落下させる。

空から落下する勝彦を偶然発見した猛と滝。

猛は仮面ライダーに変身して勝彦をジャンプキャッチ!

空から人が降ってくるという不思議な出来事を受けてライダー少年隊はすぐに調査に乗り出す。

謎の空中落下現象

今回の新怪人「ガラオックス」は「人喰いカラス」と「雄牛」の特性を持った怪人だ。

このガラオックス、冒頭でカップルを襲った時に乗り物を風船のように浮かび上がらせる「悪魔の霧」という能力を披露している。

これはナチスの飛行船を参考にしておりガラオックスの「悪魔の霧」は地上で最も軽い水素ガスの50倍の威力を持つ。

つまり単純な計算で飛行船の50倍もの重さのものを浮揚させることができることになる。

この軽い気体である水素、ヘリウムガスは不思議なもので、私も小さい頃に自分が膨らました風船は浮かび上がらないのに、風船を配っているお姉さんの風船は浮かび上がり、そしてなぜ一度風船のヒモから手を放すと無慈悲にも空へ消え子供を悲しませるのかと不思議だった。

水素やヘリウムガスは空気より軽いからなんですね!

この原理を使って乗り物を風船に見立てて車内に悪魔の霧を注入し窓などを閉めて密封にすることで乗り物を浮揚させる。

ある程度、浮揚したらガラオックスがガスを吸引もしくは窓を開放してガスを抜く。

悪魔の霧の浮揚力を失った乗り物は重力に引っ張られ地面に衝突し、その衝撃で地上を破壊する。これが今回のゲルショッカーの目的だ。

ここで水を差すようで申し訳ないのだが今回参考にしたというナチスの飛行船は世界1周という素晴らしい成果を上げた一方で「ヒンデンブルク号爆発事故」でその黄金期に幕を閉じている。

つまり今回の作戦でゲルショッカーはナチスの失敗の歴史を利用したものなのだ。

そんな失敗した技術を参考に作戦は上手くいくのだろうか?

ヒンデンブルク号爆発事故とは

ヒンデンブルク号爆発事故とは1937年5月6日にアメリカ合衆国ニュージャージー州マンチェスター・タウンシップにあるレイクハースト海軍飛行場で発生した飛行船爆発事故である。

事故にあった飛行船はドイツの硬式飛行船「LZ129 ヒンデンブルク号」。

事故原因は主に浮揚するために使用される水素ガスへの引火と言われている。

当時、ヒンデンブルク号はドイツの威信をかけた挑戦だったため、事故による失敗はナチスドイツにとっては醜態の歴史となっている。

このような歴史を考慮すると今回の作戦での使用方法はヒンデンブルク号事件への皮肉とも取れる使用方法だ。

だってそうじゃないですか?ナチスの威信をかけた浮揚技術を空から乗り物を落下させるために使うのだからナチスにとってこれ以上の侮辱はない。

よく作中考察でショッカーはナチスの残党ではという説がある。確かに技術を引き継いだり、遺産を回収しようとするなど何かと縁を感じる。

だがショッカーはあくまでショッカーであり、言い方は悪いが第二次世界大戦後に解体され落ち目だったナチスの残党をかくまったり、保護などを条件に利用しているだけのように感じる。

技術や資金、ナチスの遺産には興味があるが、今回の侮辱的な技術転用に見られる通りナチスへのリスペクトはなく、復活への兆しなども感じられないことから私はショッカーはショッカーもといゲルショッカーだと思っており、ナチスドイツの思想を受け継ぐ組織ではないと考えている。

冷酷さは似ているけどね…

さて話しを戻すとゲルショッカーは悪魔の霧を使い冒頭でも述べたカップルが乗った車を落下させる。

勝彦は仮面ライダーに助けられるも、サナエは落下した車の爆発とともに無惨に死んでしまう。

不謹慎ですがリア充爆発しろを本当に行うんだから恐ろしい組織だ…

勝彦がライダー少年隊で保護されていることを知ったゲルショッカーは偽物の救急隊員を装い本部から運びだそうとする。

ユリたちに制止されるが本郷猛からの依頼で勝彦を正気に戻して事情聴取を行うためだと嘘をつき本部から勝彦を回収。

その後藤兵衛に報告するがそんなわけないと急いで猛と滝に連絡を入れ救急車を追跡させる。

救急車の中には勝彦、そしてガラオックスが影を潜めていた。

仮面ライダーが救出するため救急車に侵入するも勝彦は車外に投げ出され、車内は仮面ライダーとガラオックスのみとなる。

ここでガラオックスは悪魔の霧を放ち救急車を浮揚させた後、救急車に仕込んでいた鎖の罠で仮面ライダーを縛り付け、悪魔の霧を吸引し車外に飛び去る。

ここで車の落下事件の真相を知るが時すでに遅し…

浮揚力を失った救急車は仮面ライダーを縛り付けながら真っ逆さまに地面に落ちて激しく爆発する…

上記の出来事で私はゲルショッカーの抜かりなさに感心してしまった。

それが救急車内に仮面ライダーを拘束するために設置した鎖の罠だ。

いくら空中から地上に叩きつけるとはいえ仮面ライダー新1号は25mものジャンプ力がある。

つまり25mの高さぐらいなら姿勢さへ整えれば着地することができる。

それに身体が自由であれば車外から飛び出すガラオックスに掴まったり、救急車を足場に衝突の直前に脱出して衝撃を回避することも可能だろう。

そんなもしもを想定して鎖で拘束したのは細かい部分であるが今回の作戦で一番重要な準備だったように思う。

そこは素直に感心してしまった。

仮面ライダーの正体みんな知ってたの!?

救急車内部に鎖で縛られ、ガラオックスが悪魔の霧を吸引したことで車内から浮力が消え救急車は落下する。

そして地上に衝突して大爆発を起こす。バラバラになった救急車のそばに仮面ライダーが巻いている深紅のマフラーを見つけた滝は男泣きする。

そしてそれを持ち帰り藤兵衛に報告。藤兵衛も男泣き。

そんな藤兵衛に「哀しみに浸っている場合じゃないぜ」と発言した滝に対してチョコが「滝さん!なんてこと言うの!会長はね!本郷さんを我が子のように…」と発言する。

これ衝撃発言じゃないですか!?

なぜならチョコは仮面ライダーのマフラーを見て「本郷猛のもの」と断定したのだから。

ということはチョコも含めて本部の隊員は少なくとも仮面ライダー1号が猛だと知っていたということになる。

えっ!?いつから?

今考えると74話「死の吸血魔 がんばれ!!ライダー少年隊」でライダー少年隊を結成した時、もしくは81話「仮面ライダーは二度死ぬ!!」で1号が生死不明となった回の前後にはすでに知っていた可能性が高い。

だから81話で隊員全員で大泣きしていたんだと再認識した。

92話「兇悪!にせ仮面ライダー」でも仮面ライダーがサイクロン号を残して生死不明になった時も、サイクロン号を整備しながら落ち込んでいる藤兵衛を見てチョコとヨッコが整備の手伝いを買って出るシーンがある。

これも2人はただ仮面ライダーが死んだということではなく、猛が死んだから藤兵衛は落ち込んでいると分かっていたからこその気遣いだったのではないだろうか。

誰かもわからない仮面ライダーより確かに猛と分かっていればあんな大泣きもするわな…

普段は一般人を退避させてから変身したり、藤兵衛や滝、敵ですら変身後はライダー呼びをしているのでてっきり一般人さらには隊員にも正体を隠すための配慮だと思っていたので隊員が正体を分かっているかが視聴者には分かりにくかった。

藤兵衛、一文字、滝以外には本部の隊員であっても明かしていないと思っていた…

…ならば93話「8人の仮面ライダー」のショッカーライダーの違和感にはみんな気づいてほしかったな~

仮面ライダーからのお年玉=本郷猛からのお年玉なんだから変身解除しないで本部にくるのは変でしょ!

もしくは仮面ライダーの正体を隊員は薄々勘づいていた。確かに私も「隊員が気づくんじゃない?」と思う出来事がたくさんあった。だけど本人が隠しているようだからと隊員は黙っていた。

だけど滝が藤兵衛の気持ちを考えない発言をするからついつい「本郷さんを我が子のように…」と発言したのではないだろうか。考えすぎか…

それにしても滝も隊長らしく藤兵衛に「哀しみに浸っている場合じゃないぜ」と叱咤激励するシーンは滝の成長、そして藤兵衛が持ち直すきっかけになる非常にカッコイイシーンではあるのだが…

滝隊長マフラー回収した時にがっつり哀しみに浸ってたよね…ちょっとズルい…でも立ち直る藤兵衛を見て滝も泣くのをこらえる表情をしてたから滝もまだ割り切れてない中で気持ちを奮い立たせているのだからまあいいか…

本郷猛生存偽装作戦だが本当のところは…

哀しみに浸って場合ではないが仮面ライダーがいない以上、対抗策は限られてくる。

ゲルショッカーの目的は分かっている。

乗り物を風船のように浮かせてから浮力を抜き落下させ地面に叩きつけることで爆発させ、東京に大混乱を巻き起こそうとしている。

そんな中、藤兵衛があることを思いつく。

本郷がまだ生きているというニュースを流したらどうなる?

ライダー少年隊はこれまでに何度も猛が生死不明になるものだから、それなら猛が実は生きているという嘘の情報を流してゲルショッカーを誘い出してしまおうという思考領域に達する。

息子のように想っている猛の生死を陽動作戦に使うなんてやっぱり会長はタフだな…

早速計画開始!

ユリは無線で広範囲に「こちら少年ライダー隊本部。重病人が発生。名前は本郷猛。至急手術の用意を頼む。」と発信する。

滝と藤兵衛は誘導場所に機雷を仕掛けに出かける。

そして2人が戻り次第、滝の頭部に包帯を巻き付けたり、服装を変えることで本郷猛に変装。

少年ライダー隊本部から担架で運びだし病院への搬送を装う。

これはある種、自分たちが救急車を負わされた仕返しでもあるだろう。今度はゲルショッカーが追う番だ…

その頃ゲルショッカーアジトではユリの無線発信の内容を聞いて大騒ぎ。

普段のブラック将軍であれば、そもそもライダー少年隊がゲルショッカーに1番聞かれたくない通信をみすみす垂れ流すことがあるだろうかと警戒するだろう。

だが「次はあの新幹線を破壊しよっかな~」と考えているところに衝撃的な報告が入り慌てたため初歩的なミスをしてしまった模様。

乗り物を浮かび上がらせる作戦を行っていたあまり脳みそまで軽くなってしまったようだ。

そしてガラオックス一同はまんまと誘導され機雷が仕掛けられた荒野にたどり着く。

車から降りた藤兵衛は機雷起動スイッチめがけて一直線に全力疾走。

変装した滝は敵を引き付け時間を稼ぐ。

藤兵衛が位置に着いたら機雷の爆破位置まで誘導し滝が前方にジャンプするのを合図に爆破し見事成功。

ガラオックス及び戦闘員は吹き飛んだかに思えたがガラオックスは空中へ回避し生き残っていた。

諦めなかったからこその勝利

生存したガラオックスが空中から滝を襲い羽交い締めにする。

その時、滝は覚悟する。「親父さん今だ!俺はどうなってもいい!起爆装置を押すんだ!

しかし猛という息子を亡くした藤兵衛に滝という息子をも犠牲にすることなんてできない…藤兵衛の動きが止まる。

それを見て滝は覚悟の大きさを藤兵衛に伝えるため言葉のボルテージを上げる。

親父さんやるんだ!」、「親父!やれ!

滝の覚悟を見届け懺悔しながら藤兵衛は起爆装置を起動に移す。

その時、あの声が起爆を思いとどまらせる…「待て!おやっさん!

その声は!そう…死んだと思われていた仮面ライダーが生きていたのだ!

実は仮面ライダーは救急車とともに地面に叩きつけられたがその後地面の中からゾンビのように這い上がり生きていたのだ!

毎回思うが今回はさすがに丈夫すぎるだろう。

80話「ゲルショッカー出現! 仮面ライダー最後の日!!」では落下したが水面に上手く着水したであろうことが想像できる。

91話「ゲルショッカー恐怖学校へ入学せよ!!」では滝からムカデタイガーと落下したがおそらくムカデタイガーがクッションとなり助かったと想像できる。

だが今回はかなりの高さからクッションもなく地面に叩きつけられたにも関わらず生還とはさすがに仮面ライダーの耐久力も来るところまできたような気がして逆に現実味がない。

強いて言うなら猛は地面に埋まっていたので落下した地点の地盤が柔らかく、土がクッションになってくれたという可能性はある。

なんにせよ何とか生き残った猛は無線機で本部からの非常信号を聞きガラオックスを誘い出した場所に駆けつけたというわけだ。

そして無線機くん…君はいつも丈夫すぎるんだよ…君こそ不死身だ…

そして滝と藤兵衛の諦めない心が勝利へと導く。

ガラオックスの主戦場はあくまで密室空間。

密室で悪魔の霧を使い、乗り物を浮かび上がらせた後、霧を吸引して自分は飛行能力で車外へ。

そして飛行能力のない獲物は乗り物と一緒に落下し地上に激突。

これがガラオックスの必勝パターンなのだが、それはこの広々とした荒野では無力。

純粋に仮面ライダーと力の対決をせざるを得ない。

だがガラオックスの角は悪魔の霧を出すだけではなく「角えぐり」という強力な突進攻撃も可能。

両腕に備えた悪魔の爪は鋭く、その指先からはミサイルを発射することも可能。

まだ形勢は不利に思えたが角えぐりは83話「怪人イノカブトン 発狂ガスでライダーを倒せ」で「イノカブトン」が使用しており痛い目をみている。

同じ技は2度と通用しないのが仮面ライダー。

華麗に回避しその厄介な双角を切断。

もだえ苦しむガラオックスめがけてライダー月面キックを放ち撃破する。

最初は本郷猛虚偽の生存作戦のつもりだったが、最終的には「嘘から出た実作戦」と嬉しい結果となった。

まるでドラえもんの「ウソ800」回のように「ドラえもんは帰ってこないんだから」がウソになり帰ってくるという感動的な生還回だ。

うれしくない!これからまた、ずうっと猛といっしょにくらさない!

ストーリーの転換点と考察

勝彦、サナエカップルが車の窓を閉めてしまったこと

勝彦、サナエカップルはガラオックスの悪魔の霧を車内に充満させてから窓を閉めてしまったため、その時点から車は風船状態となり空中に浮かび上がってしまった。

もし車の窓を閉めずにトンネルを進んでいれば浮かび上がらずに助かっていたかもしれない。

ただ急に不気味な霧や煙が舞い込んできたら警戒して車内に充満する前に窓を閉めるだろうし、窓を開けていることで地上をそのまま進めたとしても地上ではガラオックスが待ち構えていると考えると逃げ場がなかったかもしれない。

しかし、地上ならまだ退路が確保できた可能性はある。

ブラック将軍が初歩的な罠に乗ってしまったこと

73話「ダブルライダー 倒せ!!シオマネキング」でも安易に無線を使うと相手に傍受される可能性があると慎重に通信を取り扱っているライダー少年隊(73話では結成前だが)。

本来、猛が生きていた場合でもゲルショッカーには猛が死亡したと思い込ませていた方が何かと都合が良い。

そんなライダー少年隊がわざわざ無線通信で猛の生存と手術の手配を呼びかけるだろうか?救急搬送は電話で良いのではないか?(これは今回偽の救急隊員に騙された経緯があるので警戒しているとも取れるが…)こんな初歩的なミスをするだろうか?と考えなかったブラック将軍の判断ミスが今回の敗北の要因だったのではないかと考えられる。

悪魔の霧が密室以外、毒にも薬にもならないこと

悪魔の霧はそれ自体に有害性はなく。

あくまで水素ガスの50倍軽い気体というだけだ。

そのため密室空間以外での有用性はあまりない。

目くらましとしてガスを噴出して使用するのも面白いがそういったシーンはなかった。

悪魔の霧に毒も付与すると戦闘でも有用であったかもしれないがその代わり本来乗り物を浮揚させるという目的が実行できない可能性があるので難しいところだ。

今回の特撮表現の面白さ

車の浮揚表現(勝彦、サナエ視点)

模型ではなく実際の車を使った空中への浮揚表現。

車を勝彦の身長より高い位置に台や固定具、もしくは宙から吊るす?して車の下に空間を空けるように固定する。

この車にぶら下がることで勝彦が高度が高い場所でぶら下がっているように観える演出となる。

ガラオックスの悪魔の霧表現の煙を一緒に焚くことで高度も誤魔化せるので一石二鳥。

ガラオックスの悪魔の霧噴出表現

ガラオックスの角の先をボールペンのキャップのように外すことができる構造にしてその内部から煙を焚くことで角から悪魔の霧を噴出しているように観えるように表現。

悪魔の霧で浮かび上がる物体の表現

乗り物の模型を吊るしてユラユラさせて空中に浮遊し漂っているかのように表現。

そしてその下から煙を焚くことでガラオックスの悪魔の霧が乗り物に影響を及ぼしていることを表現している。

特撮満足度(★で5段階評価)

特撮満足度

アクション:★★★☆☆

高所:★★★☆☆

火力:★★★★★

水場:☆☆☆☆☆

仕掛け:★★★★☆

第95話の名言・迷言・珍言・失言

立花藤兵衛「馬鹿野郎!死んだら死んだで電話ぐらいよこせ!」

ガラオックスを倒した後、猛が「おやっさん!心配かけてすまんです!」という発言に対して藤兵衛が嬉しさのあまり無茶苦茶なことを言ったシーンでのセリフだ。

滝もついつい「親父さん…そいつはちょっと無理があると思うんですがね?」とツッコミを入れるぐらいの喜びようだ。

わかってらぁ!そんなこと!」、「こいつぅ!」など余計な心配させんじゃねえという藤兵衛の親心がにじみ出ている良いシーンですね。

ロケ地(執筆者の調べ)

・「不明」

次回予告より(第96話「本郷猛 サボテン怪人にされる!?」)

次回のゲルショッカーからの刺客は怪人「サボテンバット」。

サボテン」と「コウモリ」の特性を持った怪人だ。

サボテンとコウモリといえば2話「恐怖蝙蝠男」14話「魔人サボテグロンの襲来」を思い出す。

2話はルリ子の猛に対する父殺しの疑いが晴れる回で14話は仮面ライダー2号の初登場とどちらも大きなターニングポイントとなる回だ。

ゲルショッカーはサボテンバットのトゲの毒で世界中の人間をサボテンにしてしまう「人間総サボテン化」という言葉だけ聞くとバカみたいな作戦を実行に移そうとしている。

そのメリットが凄く気になりはする…殺すよりもゲルショッカーにとってのメリットってなんだ?

食用、もしくは薬の生成?まさかサボテン化した人間を見て「これ1つ1つ元人間なんだぜ!」と嘲笑う観賞用?

サブタイトルで「本郷猛 サボテン怪人にされる!?」とあるので厳密にはサボテン化ではなく、「サボテン怪人化」というのが正しいようだ。

つまり「人間総怪人化」と言っても良いだろう。これならバカっぽくない!?

次回の記事

感想・まとめ

滝と藤兵衛、隊員にとっては3回目の仮面ライダー1号の生死不明。

それぞれ哀しみ方は違い3回も繰り返すと隊員は若干慣れてる…というか藤兵衛と滝が誰よりも猛に対する思い入れが強いので隊員たちが気遣う立ち回りとなっている。

1回目はみんなで泣き、藤兵衛が活を入れる。2回目は藤兵衛が落ち込み、隊員が励ます。3回目は藤兵衛が泣き、滝が活を入れ隊員がフォロー。

人生で大切な人が3回も生死不明になることは中々ないと思うので想像しにくい。

本当はそんなこと1度も訪れなければいいのですが、繋がりが広く絆が強い人々ほど悲しい別れも多いことでしょう。

本気で物事に立ち向かう人たちだからこそ理不尽な不慮に巻き込まれる確率も高い。

私たちはそんな人々に支えられているのがわかってはいるが、いざ猛のように前線の当事者になるかと言われればなかなか難しい。

本郷猛自身はもし改造人間になっていなくても前線の当事者となれただろうか…

仮面ライダーという力があったからこそ、力を持っているからこそその責任を果たしているようにも思える。

もし仮面ライダーの力がなければ逃げ出していたかもしれないし、そうじゃないかもしれない。

だが改造人間として強化された場合よりかは逃げ出してしまいたい気持ちにはなるだろう。

そういう意味でライダー少年隊の隊員たちは勇敢だ。

そんな隊員たちを本郷猛、一文字隼人は心から尊敬して信頼しているに違いない。

だからこそこの人たちのためにも力を振るい、勇気を奮わなければならない。

悲しませないために何度でも蘇る!不死身の仮面ライダーなのではない…不死身であらなければならないのが本郷猛…仮面ライダー1号なのだ!

今回判明したこと

・ライダー少年隊員(少なくとも本部の隊員は)は仮面ライダー1号の正体が本郷猛だと知っていた

・藤兵衛は猛を本当の息子のように想っている(チョコによる公式発言)

・仮面ライダーのマフラーは変身するごとに生成されている?(墜落現場に仮面ライダーのマフラーが残り、そして次の変身の時にはマフラーが新調されていたため)

・藤兵衛は死んだら連絡がほしいタイプ(ネタ)

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