【仮面ライダーV3】16話「ミサイルを背おったヤモリ怪人!」感想・考察〈東映仮面ライダー版スパイダーマン〉

ネタバレがあります。
本編を楽しんだ後に閲覧することをオススメします。

あらすじ

深夜、海の岩場で2人の釣り人が夜釣りを楽しんでいると空気を切り裂く音がする。

2人が空を見上げてるとそこには旅客機が飛んでいた。

しかし、旅客機以外に奇妙な音がする…

2人は岩場に身を隠し、音のする方向を見るとそこにヤモリの化け物が1体現れる。

奴の名は怪人「ミサイルヤモリ」。

ミサイルヤモリが頭を下げ構えると背中の皮膚が回転し、中からミサイルの発射台が展開される。

ミサイルヤモリはそのミサイルを旅客機目がけて発射し撃破する。

作戦を終え歓喜に震えるミサイルヤモリは岩陰で震えながらそれを目撃していた釣り人を発見。

秘密の目撃者として1人は首絞めで殺害。もう1人は追い込んだところ岩場から足を滑らせて海に転落する。

次の日の朝、漁船で海に出ていた祖父「岩吉」とその孫の「三郎」がミサイルヤモリに襲われ海に転落、漂流していた釣り人の「井村耕作いむらこうさく」を発見。

井村にヤモリの化け物の話しを聞いた三郎は偶然にもライダー少年隊員、ペンダントで本部に通信を送る。

その頃、本部でも旅客機爆破事件がデストロンの仕業ではないかと議論が行われている最中だった。

旅客機の爆破、その周辺の海で漂流していた男性とヤモリの化け物…

これはやはりデストロンが関係していそうだ…

夜釣りを照らす空中爆発!その正体は!?

旅客機撃破の現場を見てしまった2人の釣り人のうちの1人「井村耕作」はデストロンに追い込まれ岩場から海に滑り落ち死んだと思われていたが、次の日漂流しているところを船で海に出ていた祖父「岩吉」と孫の「三郎」に救出される。

釣り人を2人を殺し、証拠を隠滅していたと思っていたミサイルヤモリにとってこれは重大なミスである。

特撮ユートピア

このミサイルヤモリ…マーベルヒーローの「スパイダーマン」に凄く似ている。

赤い肌のゴツゴツはスパイダーマンの赤にクモの巣を思わせる黒い網目模様と酷似している。

さらにスパイダーマン同様に目の周りが黒く、内側は白い。

そして上半身が赤で下半身が青というこれまたスパイダーマン配色となっている。

スパイダーマンは1962年8月の「Amazing Fantasy #15」にて初登場している。

そして仮面ライダーの製作会社でもある「東映」は「マーベル・コミック」と「3年間にわたり、お互いのキャラクターを自由に使用してよい」という交換留学のような面白い契約のもと1978年5月17日より東映版「スパイダーマン」としてテレビシリーズ化されたという後年の歴史がある。

これらの出来事、そしてその中間の時期に位置する本作のミサイルヤモリは誰か東映にスパイダーマン好きがいたのではと思わずにいられないデザインだ。

井村が生きていることを知ったデストロンはすぐさま漁港に急行する。

そして一般人を装い漁港についた3人に声をかけ、街に戻るついでに病院まで送ると3人をトラックに乗せて発進する。

だが道中、ミサイルヤモリの襲撃を受けたことで運転手もデストロンの一味であることが判明する。

井村、そしてその目撃者として岩吉と三郎も連れ去られそうになるが、そこへ風見志郎が駆けつける。

実は三郎、ライダー少年隊の隊員であり、井村を助けた際に船上でヤモリの化け物の話しを聞き、本部に連絡を入れていたのだ。

本部でも昨夜の旅客機空中爆発事件をデストロンの仕業では?と予想していたところにこの連絡があったため急行したのだろう。

これらの連携が功を奏して井村を救出。

志郎はV3に変身してミサイルヤモリに立ち向かう。

ミサイルヤモリとは初戦であるが、志郎は変身する前に腕から放たれる小型ミサイル攻撃を体験していたので、V3に変身後も発射タイミングを察知して華麗に回避。

背中の巨大ミサイルは発射を許さない戦いを見せ、ミサイルヤモリを撤退させる。

しかし、井村の救出には成功するが、岩吉、三郎は連れ去られてしまう…

特撮ユートピア

あまりにもあっさり、おめおめと、そして堂々とミサイルヤモリはアジトに帰ってきたのでドクトル・Gに怒りを買い盾でぶん殴られる…

そもそも撤退映像を見たGが「だらしのない奴だ!簡単に逃げ出すとは何事だ!」と言った直後、というか2秒後にはアジトの作戦室に入ってくるんだから「逃げ帰るの速すぎ!」とキレる気持ちも少しはわかる。

もっと10分後ぐらいに入室したほうが良かったかも?

そしてこのシーンで今回のデストロンの企み「D-18計画」が進行していることが判明。どんな計画なのだろう?

D-18計画を阻止せよ!牢獄からの叫び!

井村を救出し病院で保護したライダー少年隊。

だが、井村を助けた家族の行方はわからない…志郎は思い当たる場所に向かい捜索を開始する。

一方、デストロンアジトに連れてこられ牢屋に入れられた岩吉と三郎は現在の状況を話し合う。

岩吉は常日頃から三郎が話していたデストロンとか仮面ライダーV3とかは作り話だと思い込んでいた。

そりゃそうだ…だが今回の騒動に巻き込まれデストロンがどんなに悪い奴らか身に染みて実感し、今まで疑ってきたことを三郎に謝罪する。

それに乗じて「今ならライダー少年隊の活動も許してくれるかも?」と考えた三郎もライダー少年隊であることを岩吉に明かす。

これには驚く岩吉だが、そこへドクトル・Gとミサイルヤモリが現れる。

特撮ユートピア

全員ではないだろうが、ライダー少年隊の活動を親に申告してない少年少女もいるようだ。

そりゃ藤兵衛が怪人と戦わせなかったり、任務の途中でも暗くなったら早く帰らすわけだ…

だって親御さんに無申告なのに子供たちに何かあったらどう説明して良いかわからないものね…

Gは2人に処刑タイミングを告知。

デストロンはこれより京浜工業地帯の石油コンビナートにミサイルを撃ち込み日本を大混乱の渦に巻き込む計画を実行に移そうとしており、2人の処刑はその直後を予定しているようだ。

デストロンの計画を聞いた三郎はGとミサイルヤモリが去った後、牢屋内からライダー少年隊に緊急通信を送る。

それを受信した志郎が応答すると、三郎はデストロンが行おうとしている計画の詳細を報告。

だがアジト内からの異常電波をとらえたデストロンによって通信がバレてしまう。

特撮ユートピア

「仮面ラーイダー」と独特の発音をするドクトル・Gは「カメラ」の発音も独特で「キャメラ」と発音する。

もうドクトルじゃなくて独特・Gって呼ぶぞ…

まあ世代で呼び方が違うのでカメラもキャメラも正解なんですけどね。

ひと昔前の「ディーブイディー(DVD)」と「デーブイデー(DVD)」みたいな違いですよ(DVDもひと昔前と言ってしまう自分って…)。

計画が風見志郎にバレた今、デストロンは即刻計画を開始。岩吉と三郎は牢屋から出され石油コンビナートがある京浜工業地帯に連れて行かれてしまう。

三郎との通信が途切れた志郎は京浜工業地帯の石油コンビナートに向けて急行。

本部にも連絡を入れ、藤兵衛も現場に急行する。

日本の明日を破壊する汚ねえ花火を食い止めろ!

現場に急ぐ志郎だが、三郎との通信で居場所が割れてしまったため道中でデストロンの妨害にあう。

進路に爆弾を仕掛けたり、ヒモを広げて志郎を引っ掛けてバイクから転倒させようと待ち伏せ、投げ槍で攻撃したりと少しでも石油コンビナート到着を遅らせようと罠を張り巡らせる。

その甲斐あってか志郎の到着は遅れ、今まさにミサイルヤモリの背中から石油コンビナート目がけて大型ミサイルが発射されようとしていた。

もうダメだ…おしまいだ…と岩吉と三郎が諦めかけたその時!ミサイル発射直前に駆けつけた藤兵衛による体当たりでミサイルヤモリの体勢が崩れミサイルが発射。

照準が狂ったミサイルは石油コンビナートから外れ空の彼方に飛んでいった!

特撮ユートピア

ミサイルが石油コンビナートからそれたは良いがどうか誰もいない更地に落ちてくれ!それか空中で爆散してくれ!

とにかく暴れる藤兵衛にミサイルヤモリは人質を盾に大人しくさせて拘束。

だが希望は捨てない!V3は必ずくる!

その期待に呼応しV3が登場!戦闘員を蹴散らし3人を救出する。

特撮ユートピア

V3が登場した時、藤兵衛「ブイフォー(V3のこと)」って呼んでない?

当たらなければどうということはない未遂の特攻

戦闘員を撃破したV3はミサイルヤモリと京浜工業地帯で一騎打ちの戦いを繰り広げる。

ミサイルヤモリは広い地形を活かしてV3に大型ミサイルを3連発。

だがそれを華麗に回避して接近戦に持ち込むV3。

特撮ユートピア

テレビゲームをやっている人だとピンとくるかもしれませんがゲームの命中率90%って本当に当たらない…

特にミサイル兵器が当たらない…それと同じ感覚をミサイルヤモリは味わっているはず。

私、思うんですよね…ミサイルって当てるものではなく、爆発範囲に相手をとらえるものだと思うんですよ…

ミサイルヤモリの弱点は接近戦。

なぜなら大型ミサイルをV3目がけて真っ直ぐ飛ばしたいとなると、どうしてもかがんだり、距離を取って照準を合わせる必要があるからだ。

なんとか形勢逆転を狙い戦いの舞台を工業地帯の鉄骨の足場に移すミサイルヤモリ。

足場が狭く直線のためミサイルを狙いやすい場所ではあるだろう。

賭けに出たミサイルヤモリはV3目がけて近距離で腕の小型ミサイルを3発放つがやはり回避されてしまう。

そしてV3に投げられ地面に叩き落とされたミサイルヤモリに隙が生まれる。

その怯んだ隙を見逃さずV3は鉄骨の上からジャンプして勢いよく回転しながら新必殺技「V3回転フルキック」を放つ。

強力なキックによろめくミサイルヤモリはなんとか抵抗しようと大型ミサイルを取り出すがそのまま力尽き、ミサイルと共に爆散する。

かくしてV3は「D-18計画」を阻止することに成功する。

特撮ユートピア

今回のミサイルヤモリのやられ方が結構好きだ。

なぜかというと、いつもの怪人のようにV3からの必殺技を受けてよろめき爆散ではなく、ミサイルヤモリは最後の力を振り絞って背中からミサイルを出して手に持つんですよ。

その行動はおそらくあまりにもV3にミサイルが当たらないので、ならば自分もろともという覚悟で神風特攻隊の如く相打ち狙いでミサイルごと突っ込んでくるつもりだったに違いない。

デストロンの怪人はそれだけ死にもの狂いでV3に向かってくるという執念がこのやられ方には見えたので気に入った次第だ。

その死にもの狂いの意識を植え付けているデストロンのなんと恐ろしいことか!

ストーリーの転換点と考察

事件発生現場付近のライダー少年隊員の活躍

今回は漁港のライダー少年隊員「三郎」少年の気が利いた無線連絡のおかげでデストロンの「D-18計画」を阻止できたと言っても過言ではない。

三郎が井村を助け、ヤモリの化け物というワードにデストロンを感じなければ本部に報告が入ることはなかっただろうし、井村の命もなかったであろう(志郎も旅客機空中爆発事件を調べに現場には行っていただろうが連絡がなければ井村の救出には間に合わなかった可能性が高い)。

そして異常電波を感知されながらもデストロンアジトの牢屋から勇気ある無線発信を行い、「D-18計画」の内容をライダー少年隊に知らせてようと奮闘する。

この2つの報告どちらもなければ今回の計画阻止は叶わなかっただろう。

本部以外、地方の隊員の活躍が観れるのは嬉しいですし、心強さも感じますね!ああ…本部だけがライダー少年隊じゃないんだぞ!と。

頭に血が上りミサイルの使いどころを間違えるミサイルヤモリ

間一髪の体当たりで石油コンビナートからミサイルの照準を外し、命中・爆破を阻止した藤兵衛。

その後、ミサイルヤモリは藤兵衛に「俺様の貴重な第一発をよくも無駄にさせたな!まず貴様を血祭りにあげてやる!」と自身の頭に血が上り血祭りになっているせいで正常な判断ができなくなっていた。

貴重な一発も何もミサイルは連発できるんだし、血祭りにあげている暇があったらサッサと第二発目を石油コンビナート目がけて放っておくべきだった。

それとも「第一発」と言っていたので一発目で決めたいという変なこだわりがあったのかもしれない。祝砲的な?

そう考えると旅客機爆破は第一発目で決めていたからあんなに喜んでいたのか!

注目の特撮表現

ミサイルヤモリの背中のミサイル表現

ミサイルヤモリの背中にはミサイル発射台を出し入れできる仕掛けがある。

発射台の出し入れはまずミサイルヤモリの背中のアップを思わせる赤くゴツゴツな模様の板?発泡スチロール?の真ん中を四角く切り抜き回転扉のような仕掛けを作り、裏にミサイル発射台を仕込む。

それを回転させると裏からミサイルの発射台とそれに装填されたミサイルが出てくるという仕掛けだ。

ちなみにミサイルヤモリが背負っているミサイルは実際に火薬で発射することができるため、攻撃シーンや石油コンビナートを狙うシーンで使用されている。

旅客機撃破表現

深夜のシーンなので暗い場所で撮影。旅客機の模型には少し光を当てる。

そこにお尻から火?煙?を焚いたミサイルの模型を少しずつ旅客機の模型に近づけたところで模型を爆破。

こうすることでミサイルヤモリのミサイルにより旅客機が爆破されたことを表現している。

暗いシーンでの撮影なので模型の旅客機が模型っぽく見えず、本物が撃ち落とされたように見えるのがグッド!

ミサイルヤモリの左腕のミニミサイル表現

ミサイルヤモリの左腕には3発のミニミサイルが装填されている。

ロケット花火?を使用して発射方法は不明だが、発射する直前に点火して発射している?

もしミサイルヤモリが任意で発射できるように作られているなら面白い仕掛けのスーツだ。

危ないけど子供たちにウケそうな仕組みだ。

特撮ユートピア

今回ミサイル表現で少し残念だったのが対人戦での大型ミサイルと小型ミサイルの爆発力が同程度で表現されていることかな…

大型ミサイルは旅客機を粉々に爆散できるほどの威力なのに、対人戦の時には小型ミサイルと同じ威力に見える程度の大きさでしか爆発しない。

これならむしろ小回りも効く小型ミサイルの方が強いのではと感じたぐらいだ。

またミサイルヤモリの背中の発射台は1話「ライダー3号 その名はV3!」で登場した「カメバズーカ」の「バズーカ砲」と同じスケール感の武器なのでバズーカ砲ぐらいの爆発はあっても良かったかなと感じた。

バイクでの回避アクション

志郎がバイクで京浜工業地帯の石油コンビナートへ向かう道中、デストロン戦闘員の妨害にあう。

デストロンは道路の両端にゴールテープのようにヒモを広げて志郎をバイクから転倒させようと試みたり、槍を投げてきたりとあの手この手で妨害する。

そんな中、志郎は【仮面ライダー(初代)】52話「おれの名は怪鳥人ギルガラスだ!」でも一文字隼人が披露した通称「カミナリ族」の「水平乗り」でヒモを回避。

槍からの攻撃はバイクを盾に側面に隠れながら走行することで槍を回避するというアクションを見せてくれる。

バイクでの変身アクション

12話「純子が怪人の花嫁に!?」ではバイク上で両手放しで変身を披露した志郎。

だが今回それに加えてバイクのステップ(足置き場)に立っての変身を披露する。

めちゃくちゃカッコイイけど上述した回避アクションしかり、もうサーカス芸になってきている。

変身動作の最後に「V3!」と叫んで右腕を左斜め上に突き上げる動きがあるが、バイクに立ちながら変身するためか左斜め上だと重心が左に傾いてしまう。

そのため心なしか左斜め前に突き出してバランスを取っているようにも見える。

狙いの石油コンビナートからミサイルが外れる表現

ミサイルヤモリは石油コンビナートに照準を合わせてミサイルを発射しようとするも、藤兵衛に後ろから押されることで狙いがそれてしまう。

ミサイルが狙いからそれていく表現はミサイルの模型のエンジン部分から火?煙?を焚き、ピアノ線か何かで吊るし、石油コンビナートの模型の上空をフラフラとさまよわせることでミサイルの照準が外れたことを表現している。

特撮ユートピア

個人的にはこのシーンに物申すとしたら、ミサイル発射の前後がおかしいこと。

作中ではミサイルヤモリがミサイルを完全に発射し終えた後に藤兵衛が後ろから体当たりをしているので石油コンビナート照準がそれるはずがないのだ。

やり直しができるのであれば、このシーンの前後を入れ替えると良いと感じた。

つまり藤兵衛の体当たりを先にした後にミサイルの発射シーンを持ってくれば体当たりの衝撃で照準がそれるというシーンとして違和感がなくなると思う。

V3の新必殺技「V3回転フルキック」の表現

前回り3回転ジャンプからのドロップキックで「V3回転フルキック」を表現している。

ここで言うフルって両足をフルに使うという意味?それともフル(全開)で回転するという意味のフル?

特撮満足度(★で5段階評価)

特撮満足度

アクション:★★★★☆

猛烈度:★★★★☆

敵の強さ:★★☆☆☆

ロケーション:★★★★☆

仕掛け:★★★★☆

第16話の名言・迷言・珍言・失言

岩吉「人助けして災難に遭うなら、なんの恥ずかしいこともあるもんか」

デストロンに捕まったのは漂流していた井村を自分が見つけてしまったせいだと祖父の岩吉に謝る孫の三郎に岩吉が言ったセリフだ。

そうだよね…人助けした結果の災難を過ちだと子供たちに思わせてしまうのは不幸なことだ。

それをじいちゃんはしっかり否定して孫を肯定してあげる優しいじいちゃんだ。

むしろデストロンや仮面ライダーV3という話しを子供の作り話と信じなかった自分を悔いて孫に謝罪できる大人の見本を示してくれている。

それに三郎からライダー少年隊で活動していると明かされた今、心配ではあるが誇らしい気持ちであろう。

ロケ地(執筆者の調べ)

・「不明」

次回予告より(第17話「デビルスプレーは死神の武器」)

次回のデストロンからの刺客は怪人「スプレーネズミ」と怪人「クサリガマテントウ」。

スプレーネズミは「ネズミ」と「スプレー」の特性を持った怪人。

クサリガマテントウは「テントウムシ」と「鎖鎌くさりがま」の特性を持った怪人だ。

また怪人2体構成の物語に戻るので内容の詰め込み過ぎが懸念されるが、なんやかんや言って楽しみな私。

だけどその分、この怪人の深掘りは薄いのかなとも考えてしまう今日この頃。

次回は結婚式で高熱を発し青い斑点を全身に浮かばせる新郎をきっかけに事件発生。

タイトルにもある通り「デビルスプレーは死神の武器」は今までの奴らのやり方を考えるとおそらくこれは悪い細菌をばら撒くスプレーと見て間違いなさそうだ。

感想・まとめ

今回は志郎及びV3の回避率が半端ない回だった。

罠を仕掛けてもミサイルを連発してもとにかく当たらない当たらない。

挙句の果てには藤兵衛に邪魔され、石油コンビナートにも当たらない。

そう考えるとミサイルが命中した旅客機は運が悪く不憫でならない…

志郎のバイクテクニックも日に日に向上しており、もう雑技団レベル!

仮面ライダーアクションはどこを目指しているのか!さらなる進化に期待が高まります!

そして今回は普段少ししか登場しない地方のライダー少年隊員の活躍が観ることができる良い回だ。

こうして全国のライダー少年隊がパトロールしてくれていることでデストロンの企みが判明することが非常に多い。

そして地方にいながらも藤兵衛が掲げるライダー少年隊スピリッツを宿しており、勇気や実行力がある少年少女ばかりだ。

いや…本当にお世辞抜きで本部は助かってると思いますよ!

やはり現代より自分たちの生まれ育った土地は自分たちで守ろうという郷土意識が高く、自警団的活動も盛んな時代背景があったのかもしれない。

ちょっと現代の人々(自分も含めて)にはピンとこないところもある感覚かもしれませんね。

今回判明したこと

・ライダー少年隊には保護者に内緒で入団している隊員もいる

・デストロンは日本全国に隠し監視カメラを仕掛けている(外国支部もそうかも)

・志郎も水平乗りができる&バイクのステップに立ちながら変身ポーズができる

・V3の新必殺技「V3回転フルキック」

・デストロンにはまだ無限に武器がある(ドクトル・G談)

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