ネタバレがあります。
本編を楽しんだ後に閲覧することをオススメします。
あらすじ
深夜「第一綜合病院」に急患が運び込まれる。
緊急手術に臨む「関三郎院長」は深夜に招集された助手たちを労いながら手術台のシーツを外し患者を診る。
だが手術台の患者はなんと「テレビ」だった!
「ここはテレビの修理屋じゃないぞ…」と呆れる院長に助手たちは不敵な笑みを浮かべる。
なんと今回の手術対象はテレビでもなく院長だったのだ!
助手に促され手術台のテレビを見つめると催眠光線が放たれ院長は気絶。
そのテレビと院長は合成され怪人「テレビバエ」へと生まれ変わる(ここで初めてテレビバエが誕生したのに最初に急患のブザーを鳴らしたのはテレビバエの手だったのはなぜ?)。
院長も含めて病院のスタッフが全員デストロン構成員になった今、この病院も「デストロン付属病院」へと生まれ変わる。
そして病院に訪れた患者を次々と催眠光線で洗脳していくという恐ろしい作戦が開始された。
新たなる決意!新たなる本部!新たなる隊員!
命をかけて戦っている以上仕方のないことだが何度藤兵衛を悲しませるんだ…
一文字は案外初めてだが、猛に至っては3度目の死亡説浮上中だ。
あのダブルライダーでも敵わない恐ろしい組織デストロン。
志郎いわくデストロンの特徴は「人の前に決して姿を現すことなく、十分な計画を立てて突然行動を開始する」組織という印象のようだ。
デストロンの特徴は初期のショッカーに似ていますね…
後期のショッカーやゲルショッカーは行動の派手さが増したので一般人でも知っている人は知っている組織となっていった。
その目立ち過ぎる行動が仇となることもあったため行動をあらためたのかもしれない。
それに仮面ライダー(初代)とは違い、怪人複数体に別の作戦を命じAプランBプランなど複数プランを用意し、Aがダメだったから今回の作戦は失敗!とならないようにリスク分散をしている。
しかしさすがに藤兵衛も慣れてきたのか切り替えが早い。
今までであれば何もする気力が起きないほど落ち込んでいたが今回はすでに次なる手を打っていた。
それが「新本部の設置」だ。
今まではザ・本部と看板を構えていたので敵に襲撃されることが多かった。
そのため今回は別のものを隠れみのにして本部を構える。
それが運動具店「セントラルスポーツショップ」だ。
この奥に本部は存在する。だが本部に入るには鍵が必要だ。
その鍵が新しいライダー少年隊のペンダント。
前ライダー少年隊のペンダントは仮面ライダーを意識したデザインとなっていたが、今回からのものはV3を意識したデザインとなっている。
店の奥にはボウリング球の棚があり、2段あるうちの上段の真ん中に指定されたボールを乗せ、そのボールにペンダントの裏にある鏡で光を反射させるとボールが光り解錠され本部に入れるという仕組みになっている。
これは凄い…なにが凄いって思い立ったらすぐに新しい居を構えられる藤兵衛の資金力だ。
これだけの秘密アジトを構えようと思ったら自分で建設するか、業者に色を付けて秘密裏に建設してもらうしか方法はない。
そして驚きはそれだけでは終わらない。
なんと藤兵衛は新隊員として「珠純子」を向かい入れていたのだ!
これには志郎も驚きを隠せない。純子の「驚きました?」の時の笑顔かわいい…
おそらく前回、志郎に協力を拒否されたあと藤兵衛のもとに押しかけてお願いしたのだろう。
「ほんの少しお手伝いするだけです…志郎さんにはご迷惑をおかけしません!」と志郎に拒否されたことを根に持っており言葉使いはきれいだが語気は強い。
だが志郎にすかさず「いや…お断りします!」と言われムッとする純子。
純子もなかなか頑固でガッツのある女性のようだ。
そこへ割って入るようにブザーが鳴る。お客さんかなと思い対応すると開店祝いの花輪を届けに来た業者だった。
デストロンに悟られないよう開店は告知していないのに…と思いつつ宛名を見るとなんとデストロンからの贈り物だった!
もうバレとるやないかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!
だが珍しいのはその業者が構成員でもなく、そして花輪には爆弾も仕掛けられていなかった。
そして送り主の住所の控えもある…住所は「中央区高千穂1-13」。
高千穂は秋葉原や皇居、そして前回原子爆弾爆発予定地の新宿にも近い場所だ。
何かデストロンの手がかりがあるかもしれないと念のため志郎はその住所に向かう。
テレビは暗いところで見ないように!V3との約束だ!
花輪の送り主の住所である「中央区高千穂1-13」向かう志郎。
そこは人が住まぬ倉庫街だった。
そして人が住まぬからこそ悪党が潜んでおり、建物からは次々と戦闘員が現れ志郎を襲う。
だが戦闘員は消極的な戦闘で逃げてばかりだ。
その理由は志郎を屋内に誘導するためだ。
志郎は戦闘員が逃げ込んだ建物に駆け込むと強い光を浴びせられる。
その光の正体は怪人「テレビバエ」の「催眠光線」だ。
テレビバエはデストロン付属病院の患者同様に志郎を洗脳しようと光線を当てる。
このままでは洗脳されてしまうとV3に変身するが変身しようとも催眠光線は通用する。
なのでV3はテレビバエを抱えてジャンプ一番、日の当たる屋外に連れ出す。こうすることで催眠光線の威力を半減させる。
テレビバエの催眠光線の威力が半減したのはいわゆる液晶画面が外の太陽光で見えにくいのと同じ現象ですね。
液晶の後ろにあるバックライトより太陽光のほうが圧倒的に明るいためこのような現象が起こります。
逆に暗いところだとその威力が発揮されるためテレビバエは深夜を狙ったり、診察室を暗くしたり、暗い屋内に誘いこんだりしたのでしょう。
これはテレビ製作サイドが子供たちに「テレビは部屋を明るくして離れて観てね」という啓発とも取れる演出ですね。
この回を子供たちに見せることで親御さんも「暗いところでテレビ観てるとおかしくなっちゃうぞ~」とテレビの観すぎを抑制することができるかもしれませんね。
だがデストロンにはBプランがあり、テレビバエが見ているV3の戦闘風景を録画、コンピュータで解析してV3を超える怪人を生み出そうと企んでいた。
テレビバエの何が凄いって1970年代にして相手に別の映像を観せながら、同時に録画もこなす機能が搭載されているということ。
現在(2024年)で例えるとPCで通話相手にカメラで自身の映像を送りながら自身の画面では別の映像や資料を見たり作業ができるといったような機能をデストロンはすでに実用化していることになる。
前回も衛星を使った生中継だったり、V3ホッパーというドローンのような機能を有したアイテムが登場したりと技術の想像力が凄い!
解析不能な仮面ライダー!?デストロンコンピュータを超える頭脳を持つダブルライダー
V3の映像を分析し、より強力な怪人を生み出そうとするデストロン。
V3の戦闘力が100だとして101の怪人を生み出せば勝てるというほど戦いは単純ではない。
50の怪人でもV3の特性を封じる「V3キラー」を生み出せば勝機はある。
だがデストロンのコンピュータ分析結果は「ザンネンデス ライダーV3ノデータワ コンピューターデハ ヤレマセン」と出力される。
そして続けて「コンピューターヲトメテクダサイ キケンデス」と警告したあとコンピュータは爆発する。
どういうことか?考えられる理由は1つ。
ダブルライダーの科学力・頭脳がデストロンのコンピュータを越えているため、その複雑さからコンピュータの処理がパンクして熱暴走したことが理由だろう。
テレビバエの映像のみで分析しきろうというデストロンもデストロンだが、少ない情報の映像でコンピュータがパンクするほどV3の能力は未知数であり、計り知れないほど強力であること予想される。
コンピュータの分析結果が「デキマセン」とかではなく「ヤレマセン」というのがちょっと人間味があって好き。
分析に失敗したデストロン首領は次なる手として風見志郎の声を作るように指示する。
改造人間が交通事故で重体!?んな馬鹿な!
セントラルの電話が鳴り、藤兵衛が応対する。
内容は「風見志郎が交通事故で重体になった」ということ。
はっはあ~ん…そうくるか…
さすがの藤兵衛もそんな古い手は通じない。
そもそも改造人間が交通事故程度で怪我なんてするものか!
しらばっくれるなという態度をとっても電話口の相手が引き下がらないので「悔しかったら風見志郎本人の声を聴かせてみろ」と要求するとなんと志郎が電話口に出る!
「おやっさん…俺です…」、「その声は志郎!」
これオレオレ詐欺の上等手口だろ…
相手が名乗るまで「○○か!」と相手を断定してしまったらダメだ…
相手もしめしめと「そうそう○○!」って知り合いを装えるぞ…
そういえば【仮面ライダー(初代)】98話(終)「ゲルショッカー全滅! 首領の最後!!」でもゲルショッカーが猛たちをおびき寄せるために滝の人工音声が作られていたな…
一旦は信用して病院に駆けつける藤兵衛だが警戒は怠らず変装して待合室で様子を見る。
病院の待合室ではめずらしく藤兵衛がパイプ煙草ではなく普通の紙煙草を吸っている。
そもそも現代の人にとっては病院でタバコが吸えることのほうがめずらしいと思います。
令和元年7月1日からは学校、病院内どころか原則敷地内でも喫煙禁止となっています。
私が高校生の時、放課後の居残りで外を眺めていると校舎の裏や隣の公園で先生たちがタバコを吸っていたのを思い出します。
老齢の先生なんかは若い頃職員室で吸えたんだろうな~。
待合室の空気にしびれを切らした藤兵衛は診察室の前に行き鍵穴を覗き中の様子をうかがう。
そこで見たものは患者がテレビバエの洗脳を受けデストロンに忠誠を誓う姿だった。
驚愕する藤兵衛のもとには待合室の患者に変装したデストロン戦闘員が集まり藤兵衛を拘束する。
藤兵衛はテレビバエの催眠光線で洗脳されそうになるがそこへ本物の志郎が駆けつける。
藤兵衛は逃走しテレビバエはそれを追う。志郎もそれを追いかけようとするが天井から現れた触手が志郎を拘束する。志郎はV3に変身し触手を解く。
その触手の正体は怪人「イカファイア」。奴はV3を抹殺するために生み出された「イカ」と「火炎放射器」の特性を持つ怪人だ。
一方、車で逃走を図る藤兵衛だが車内に潜んでいたテレビバエに洗脳されてしまう。
その様子を見ていた純子がV3に無線連絡。V3ホッパーで車を見つけハリケーンで急行する。
ダブルライダーの弱点…それすなわちV3の弱点!
V3がハリケーンで追跡…いや追跡のつもりがテレビバエに誘導されていたようだ。
テレビバエはイカファイアの得意とする海と砂地を揃えた海岸にV3を誘導する。
V3はイカファイアと対峙すると同時に先手必勝とライダーキックを放つが効果なし…
理由はキックする際の踏ん張りが砂地に吸収されてしまいキックの威力が死んでしまったことが原因のようだ。
V3の初撃は砂地ではなくハリケーンを足場にしてジャンプしていたので威力を吸収したのはイカファイアの能力なのでは?思ったがどうやらそうではないようだ。
なんとか足場を確保しようとコンクリートに退避するV3。
だがイカファイアの攻めは容赦なく、V3の弱点を身をもって教え込む。
まずはV3から見てダブルタイフーンの右をイカスミで停止させる。
「右の風車は1号の技の能力」があり、V3はみるみる弱体化していく。
そして「左の風車は2号の力の能力」があり、その風車もイカスミで停止させられてしまう。
ダブルタイフーンを停止させられたV3はまるで生まれたての小鹿のように足を震わせており、起立するのもままならない。
この状態のV3を見ていると今なら常人でも勝てるのではと思わせるほどの弱りようだ。
これなら未変身のほうが強いかもしれない。
ダブルライダー同様コンバーターラングがあるのである程度はエネルギーを蓄積しており、風車が止まりエネルギーの供給が停止してもある程度は戦えそうだ。
だがおそらくダブルタイフーンの機能自体を停止させられたのでエネルギーを上手く全体に送り込めない可能性はある。
もしかしたらイカファイアのイカスミはエネルギーを吸収する特殊なものでイカスミがダブルタイフーンに混入している間はコンバーターラングにエネルギーを蓄積できないのかもしれない。
首領が「相手のエネルギーを奪うイカファイア」と発言していることからそういった能力があることは明白だろう。
ダブルライダー同様に風車の停止が弱点があるのならそのうち【仮面ライダー(初代)】97話「本郷猛 変身不可能!!」でも披露されたライダー殺しの「変身ストップ装置 絶対零度」みたいな装置でカチコチにされる未来もあるかもしれない。
V3は反撃できないほど弱体化し、一方的にイカファイアの打撃・火炎放射器などの攻撃を受け続ける。
海に逃げ込もうとするV3だがイカの特性を持ったイカファイアにとって海にいる獲物は格好のエサ。
V3は海中での戦闘で力尽き風見志郎へと戻り捕獲されてしまう。
武器は!?武器はないのか!?
イカファイアに敗北した志郎は木棺に入れられてデストロンの火葬場に運ばれる。
釘で蓋をして火葬炉に入れた木棺にイカファイア自ら火炎放射器で火を放つ。
そこで初めて目を覚ます志郎はなんとかここを脱出しなければともがく。
ダブルライダーが作ったこの身体…V3の力はこんなもんじゃない!と信じている志郎。
ダブルライダーが全精力をかけて創り出したこの力にはまだ隠された能力があるはずだ!
だがあるかもわからない能力を当てにして覚醒を待っている時間もない。
そしてエピローグのナレーションも「仮面ライダーV3に隠された新しい能力は果たしてあるのであろうか?」と不安を煽る。
でも確かにダブルライダーはこれ以上隠された能力があるとは言っていないのであくまで新能力は志郎の願望ではある。
だが一応自分の身体だ。何か奥に秘めているものを感じるのかもしれない。
「俺はまだ本気出してないだけ」状態にならなければよいが…
ストーリーの転換点と考察
作戦プランを複数用意している柔軟な組織デストロン
AプランがダメならBプラン、それもダメならCプランと意外にもデストロンは柔軟だ。
ショッカー及びゲルショッカーだと基本的には頑固おやじのように一貫しており、それが良さでもあるのだが、数多作戦を仮面ライダーに妨害されてきている中で時には柔軟さが求められる場面も多くあったように思う。
冒頭で志郎が述べていたようにデストロンはしっかりと計画を立ててから作戦を実行しているだけあって予想外の結果でも柔軟に軌道修正を行っている。
今回の出来事で例を挙げるならデストロンはV3を分析してより強力な怪人を作ろうとしたが分析不能により失敗している。
だが能力は無理でも風見志郎の声は複製して使えると人工的に声を作らせ、それを利用し藤兵衛をおびき出すことに成功している。
また分析は失敗したがV3の弱点を研究しイカファイアを投入することで一方的にV3を打ち負かすことに成功している。
志郎がV3の能力を使いこなせていないこと
逆に志郎はデストロンでも解析できないほど凄まじい力を持ちつつも自身ではその能力を把握しておらず、使いこなせてもいないため敗北を喫す。
厳しい言い方をするとダブルライダーでも苦戦するデストロン怪人に対してV3はまだダブルライダーと同等程度の力しか発揮していないことになる。
しかもダブルライダーより圧倒的に経験値が足りない。
つまり志郎が経験不足を補うにはダブルライダーの能力+V3固有の能力に気付く必要がある。
今後はさらにそれプラスやはり経験値がないとデストロン怪人に常勝とはいかなくなるだろう。
こう書くと本当に恐ろしいな…デストロン怪人…
注目の特撮表現
テレビバエの誕生表現
ベットシーツの下にテレビバエの模型を置き目の部分を光らせることで手術が完了してテレビバエが覚醒した様を表現している。
テレビバエの催眠光線表現
テレビバエの目(テレビ型)を模した箱の後ろからライトを当て、そこに渦巻きが回る映像を合成することで催眠光線が発射されいることを表現。
そして発射相手の映像にテレビのような枠、そして上記の催眠光線表現を足すことでテレビバエの催眠効果が浸透していくことを表現している。
新本部の入口解錠表現
新ライダー少年隊本部の入口は特定のボーリング球を正しい位置にセットしてその球にライダー少年隊のペンダントの裏にある鏡?から出た光を当てることで解錠され扉が開く仕組みになっている。
その際に解錠の合図としてボーリング球が光るのだがこれは半透明なボーリングの球の中、もしくは球を置く台から光を当てることで光らせているのだろうか?
デストロンコンピュータの文字表現
デストロンのコンピュータは分析結果を人工音声と文字表示で報告する。
その際の文字表示を黒く細長くした用紙にコンピュータの言葉らしくカタカナで文字を切り抜き、小さな小窓がある箱をコンピュータに見立ててその後ろにセットしライトを当てながら横に引っ張ることで液晶画面に文字が流れて見えるような表現となっている。
ちなみにライダーV3や警告文の文字は黄色いセロハンで強調されるようにしており見栄えが違う。
V3ホッパーの映像表現
前回はV3の目に映像を合成してV3ホッパーから送信される映像をV3が受信して見ていることを表現していた。
今回は追跡映像にV3の複眼を薄っすら合成することで上記と同様のことを表現している。
ライダーキックの威力減少表現
イカファイアに放ったライダーキックが思ったより威力が出ないことに困惑するV3。
V3はキックが命中した際にその勢いで反転ジャンプするのだが、きれいに反転せず着地前後でバランスを崩している。
このシーンは反転ジャンプの使い回し映像ではなく、ちゃんとよろめいた映像を作って使用しており細かくて良いなと感じた。
イカファイアのイカスミ表現
イカファイアは自身のイカスミ攻撃を使いダブルタイフーンの機能を停止させている。
ダブルタイフーンに黒い粉を吹きかけこびりつかせることでイカスミが風車の回転を止めているということを表現している?
火炎放射器のダメージ表現
V3の衣装の背中に少しイカファイアの火炎放射器が本当に燃え移っており、海辺で回転して消火している。
結構危ない表現だ。
特撮満足度(★で5段階評価)
特撮満足度
アクション:★★★☆☆
猛烈度:★★★★☆
敵の強さ:★★★★★
ロケーション:★★★★☆
仕掛け:★★★★☆
第3話の名言・迷言・珍言・失言
風見志郎「本郷先輩と一文字さんはいつの日か必ず帰ってきます…俺は2人の残した言葉を信じたい!」
ダブルライダーを弔う藤兵衛に対して志郎が発したセリフだ。
藤兵衛を励ますのと同時にその日まで何としてでも日本を守りたいという志郎の決意が感じられるセリフだ。
テレビバエ「どうだ…風見志、わーー!(攻撃のかけ声)」
本当は「どうだ…風見志郎…わーー!(攻撃のかけ声)」としたかったのだろうが名前を言い切る前に攻撃音声をかぶせてしまったようだ。
余談だが「テレビバエ」の名前を呼ぶ首領の声が反響しているせいか「エヴィバディ」に聴こえる。
なんか空耳アワーみたいになってきた…
イカファイア「貴様の弱点を身体で教えてやる!」
これ強者のセリフだよね!
弱点が分かってもそれを突く実行力って言うほど簡単じゃない。
まさに「言うは易く行うは難し」だ。
志郎が考察するようにデストロンは綿密に計画を立ててから実行するからこそ結果を出すことに自信があるのかもしれない。
ロケ地(執筆者の調べ)
・「不明」
次回予告より(第4話「V3の26の秘密!?」)
仮面ライダーV3こと風見志郎を倒したイカファイアは木棺に志郎を入れ火炙り刑に処す。
V3の能力を発揮できずイカファイアにやられた志郎だがなんとか隠された能力を開花すべくあらがい続ける。
その中でV3には26の秘密があることが判明。
ダブルライダーが行方不明の今、説明書もないV3の身体にどんな秘密が隠されているかわからない。
生きているなら電子頭脳の通信で知らせてくれても良いのに…
ダブルライダーも今はそれどころではないのかもしれない。
新しい本部も完成し再度戦う準備を整えたライダー少年隊。
あとは風見志郎!君の覚醒を待つのみだ!
感想・まとめ
ダブルライダーが命をかけてやっと怪人1体を葬った前回を観て1人残されたV3は大丈夫かと心配したがやはり不安は的中。
今の状況はまだチュートリアルを終えておらず、レベルは1、スキルツリーも解放されていない主人公に仮面ライダー(初代)のエンディング後の追加コンテンツである裏世界をプレイさせているようなものだからな…
前回のチュートリアルではスキルツリーの解放条件は明かされなかったが辛うじてハサミジャガーを倒したことで少しレベルアップはしただろう。
だが今回はレベル上げのスライムがおらず、いきなり裏世界の中ボスを2体もあてがわれている。
こうなると次回の予告にもあった通り、V3に26あると言われているスキルツリーの解除のきっかけを志郎自身が掴むことに賭けるしかない。
それにしても作戦を複数プラン持ち、内容も柔軟に変化させることのできるデストロンがここまで強いとは驚きだ。
なんか本当にショッカー、ゲルショッカーの敗北って油断の産物だったんだなと思い知らされる。
やればできる子のマジでできてヤバい版が登場したような…そんな感覚ですね…
それにしてもV3ではテレビバエの催眠光線がテレビの液晶の特性にならって太陽下では効力が落ちたり、踏ん張りが効かない砂地でライダーキックを放つと威力落ちるという演出など天候、地形による効力の増減が科学の豆知識的に登場するのが面白いな。
子供でもなぜだろう?少し調べてみようかな!という気にさせる程度の簡単な科学なのも良いですね。
今回判明したこと
・新ライダー少年隊本部は「セントラルスポーツショップ」の奥にある
・セントラルスポーツショップの営業時間は「平日7:50~20:00」、「日曜日9:00~20:00」、「定休日:火曜日」
・本部に入るには新ライダー少年隊ペンダントの仕組みを利用して入口を解錠する必要がある
・ライダー少年隊員に「珠純子」が加入する
・デストロンのコンピュータでV3を分析してもそれ以上の怪人を生み出すことは不可能という結果が出る
・藤兵衛は紙煙草も吸う
・V3の変身ベルト「ダブルタイフーン」は右には1号、左には2号の能力が秘められている
・V3はダブルタイフーンの風車を停止されると弱体化する(イカファイアの能力でのみ?)
・デストロン専用の火葬場がある
・V3には隠された能力がある…かも?