【仮面ライダーV3】24話「怪奇! ゴキブリ屋敷!!」感想・考察〈ゴキブリより怖い求人募集〉

ネタバレがあります。
本編を楽しんだ後に閲覧することをオススメします。

あらすじ

小林ヨシオ」少年は疑問を抱いていた。

彼の部屋の正面にある「大里細菌研究所」がおかしい…

代わる代わる新しい女性が研究所に入ってはそれっきり出てこない…

そう訴えるヨシオを母はスリラー漫画の読み過ぎと相手にしない。

だが好奇心が止まらないヨシオは研究所の入口を訪れ妙な看板を目にする。

若いお手伝いさん求む 特別大切にいたします 身寄りのない住込んで下さる方 大里

こんな募集で人が来るのかと疑問を抱く少年の横を今日も女性が研究所へ入っていく。

事件の予感をかぎつけたヨシオは本格的に研究所の調査に乗り出したが、そこで少年はとんでもない光景を目にすることになる…

スリラー漫画好きの少年の前に現れたノンフィクションスリラー

小林ヨシオ」少年の好奇心が見つめる先は「大里細菌研究所」での不可思議な出来事だ。

そこには連日、新しい女性が入ってはそのまま出てこないという、まるで神隠しにでもあったような出来事が続いている。

そんなヨシオを見て母はスリラー漫画の読み過ぎだと相手にしない。

特撮ユートピア

そう言いつつヨシオの母が本棚から取り出した赤い漫画本は一体何の作品だったのだろう?

V3放送当時の1973年であれば「恐怖新聞」などがスリラー漫画の代表作だ。

だが、赤い表紙の本ではない。

撮影用のダミー本かとも思いましたが、母親がパラパラとページをめくる際にちゃんと漫画が見えたので実在する漫画ではないかと思っている。

ぜひ当時の流行も知りたいので情報がほしいところだ。

だが子供の暇と好奇心を舐めてはいけない。

好奇心が抑えきれなくなったヨシオはまず研究所へ続く階段の下までいくとそこには奇妙な募集看板があった。

若いお手伝いさん求む

なるほど…これだけ見ればお手伝いさんの求人情報だ。

だがその続きに夏のスリラーを感じさせる身の毛もよだつ一文が赤く記されている。

「特別大切にいたします」

キャ~って効果音入ってゾワワッ!とするでしょ?何されるの?と…

そしてもう一文「身寄りのない住込んで下さる方

この文は一見、身寄りもなく、衣食住に困っている若人を救済するかのような一文だ。

だが前文の「特別大切にいたします」で全て台無し。

全て一文にすると「若いお手伝いさん求む 特別大切にいたします 身寄りのない住込んで下さる方 大里

何ともいやらしさを感じる求人だ。

これにはヨシオもドン引きで本当にこんなので人が来るのかと疑問を抱く。

だがこれが来るのだ女性が!

確かに言い方悪いけど身寄りのないという弱みに漬け込んだ求人なので一定の需要はあるようだ。

そしてその女性は老婆のお手伝いさん?に連れられ応接室へ通される。

そこには自分と同じく若い女性が3人待機していた。

4人も寄れば女の勘は4倍ということで、4人はこの研究所の不気味さを感じつつあった。

その不安は的中し部屋が暗くなったと思ったら、部屋の隅にある床が開き、その中から怪人「ゴキブリスパイク」が姿を現す。

どうやらこの研究所はデストロンに支配されており、表の看板はその実験材料を集めるための罠だったようだ。

だからこの研究所に入っていく女性はみな、それっきり出てこなかったのだ。

ゴキブリスパイクは拘束した女性のうちの1人に自身の細菌を吹きかけ実験を開始する。

吹きかけられた女性は虚ろながらもまだ意識はある。

その状態でゴキブリスパイクはその女性を道行く女性4人組の前に放つ。

心配した女性たちが女性に近づくと4人は苦しみながら次々と倒れていった。

どうやらゴキブリスパイクの細菌に侵された女性から4人の女性へ細菌を感染させることに成功したようで実験結果としてはまずまずのようだ。

だがまだまだ感染力は弱くデストロンの想定する実用の範囲を超えてはいないようだ。

そこへ狙ったようにたまたま、たまたま風見志郎が通りかかったためゴキブリスパイクは退散。

アジトへ戻りドクトル・Gの指令のもと、もっと強力な細菌の開発を進める。

特撮ユートピア

身も毛もよだつ求人情報はデストロンの実験材料を集めるためのものか…

それは良いとしてなぜ若い女性限定なんだ?

身寄りがないものに限定したのは身寄りがなければ行方不明になっても事件に発展しないからであろう。

前回の話しでは「男性は戦闘員に改造、女性は生血を採取」という分担だったのでデストロン的には「実験やエネルギー材料は女性」ということなのだろうか?

だが最終目標は老若男女全ての人に効果がある細菌を作らなければ世界征服は叶わないはず。

そうなると「若い女性」と限定したのはなぜなんだ?

お手伝いさん募集=女性だけが集まるというただそれだけの理由かもしれない。

スリラー少年ライダー探偵隊「小林ヨシオ」

一方、やはりこの研究所は怪しいと睨んだヨシオは1人でも証拠を掴んでやろうと研究所の周りを調査。

そして台を使い覗き込んだある部屋の様子に驚愕する。

その部屋では本物の大里博士が縄で拘束されており、偽の大里博士もといゴキブリスパイクが尋問を行っていた。

どうやらゴキブリスパイクの細菌の力がまだ想定より弱かったのは大里博士の研究データがまだデストロンに渡っていたなかったことが原因のようだ。

その最後のピースというべき研究データの在処を問いただすが、開示を頑なに拒む博士。

それを見たヨシオはその場を逃げ出しライダー少年隊に連絡。どうやら彼はライダー少年隊員だったようだ。

ヨシオの通信を受けた藤兵衛は報告を聞こうと耳を傾けるのだが、すぐに応答がなくなってしまう。

どうやらヨシオが大里博士の尋問現場を見た際に驚いて台から落ちた時の物音でデストロンに勘づかれてしまったらしく、デストロンに追われる状況となってしまったためだ。

応答のない隊員に緊張感が走る本部。

応答はないがペンダントの通信は切れておらず、戦闘員及び怪人の声のようなものが聞こえる。

どちらにせよ隊員に何か緊急事態があったに違いない。

だが本部に襲撃場所を知らせる間もなくヨシオはさらわれてしまったため手がかりがない。

しかし、ヨシオがペンダントに電源を入れた状態で落としていたことが幸いし、ペンダントから発せられる電波で発信源を特定することに成功。

純子が現場へ向かう。

その頃、志郎も道端に倒れていた5人の女性から未知の細菌が発見されたことを機に事件の調査を開始していた。

家政婦は見た!若き家政婦スパイ珠純子

隊員がデストロンに連れ去られたであろう現場近くの草むらでペンダントを見つけた純子は会員ID「1672」からヨシオを特定し家に訪問。

ヨシオの母からヨシオが向かいの大里細菌研究所が怪しいと日頃から言っていたことを聞き出し、潜入捜査をするため研究所のお手伝いさんの求人に応募。

この流れだと今までの求人応募女性同様に実験体として捕まってしまうのではと思いきや見事?採用される。

採用担当である大里博士の容姿が違うことに気づいた純子はお手伝いさんとして働く中で各部屋を調査。

調査を進める中で開かずの扉を見つけて鍵穴を覗くとそこには本物の博士が幽閉されていた。

そして純子はクリーニング屋として営業訪問を装い様子を見に来た藤兵衛に本物の大里博士が捕まっていることを報告。

その報告を聞き志郎も研究所に駆けつける。

特撮ユートピア

ライダー少年隊の任務で~みたいにしれっと危険な潜入捜査を行う純子だが、実は藤兵衛の許可なしに実行していることが判明!

ここで居ても立っても居られない純子が発動!

そのため藤兵衛に「駄目だろ潜入しおって!捕まったらどうするんだ!」とくぎを刺される。

だけどなんやかんやで潜入を続けさせるのは純子の気持ちを組んでのこと。

やる気はしっかり尊重するのが立花藤兵衛だ!

志郎なら「純子さん!…帰れ!」って言ってそう(笑)

志郎が研究所に駆けつけると調査するまでもなく、「ここはデストロンのアジトだぞ」と言わんばかりにあからさまに戦闘員、そしてゴキブリスパイクが現れ志郎を襲う。

それを志郎はV3に変身して応戦。

襲い来るゴキブリスパイクのその右腕に装備されたスパイクは非常に強力で研究所の周りにあるオブジェを次々と粉砕していく。

一撃でもまともに喰らえばマズいと何とかいなすV3にゴキブリスパイクは白い粉を吹き出す。

これは冒頭で女性に喰らわせた絶賛改良中の細菌だ。

だがまだ改良中で威力が弱い細菌がV3に効果があるはずもなく、効果はいまひとつのようだ…

それどころかそれが細菌だと分かったV3は細菌被害に会った女性たちと関連付け、デストロンの今回の作戦が「細菌戦」であることを看破する。

V3がそれを勘づいた以上、細菌をより強力にする開発を急がねばとゴキブリスパイクは一旦撤退を選択する。

この周辺をゴキブリスパイクがうろついているということは大里博士が危ないと感じた志郎は周辺の警備及び調査を続ける。

ゴキブリスパイクによる博士の尋問は続くがなかなか博士は口を割らない。

それに業を煮やしたゴキブリスパイクはなぜか部下の戦闘員を連れてランニングに出かける。

それを見た志郎は研究所の調査を切り上げゴキブリスパイクを尾行。

トンネルを抜け、ゴキブリスパイク一行が向かった先は茂みの中にある洞窟。

ここがデストロンのアジトだと志郎も後を追う。

その洞窟内部はガイコツで埋め尽くされており、デストロンによる残虐な行為が行われた様相がありありと見て取れる。

一方、お手伝いさんとして潜入捜査を続ける純子は面接時に通された部屋を掃除していた。

部屋の隅を掃除していると偶然にも掃除機の吸引口が壁の出っ張りにぶつかる。

すると周辺の床が開き、地下へ続く階段が現れた。

その階段を下ると戦闘員の見張りがつく中で多くの女性が拘束されており、その中にはヨシオの姿もあった。

これは救援を呼ぶ必要があるときた道を戻る純子だが前方の戦闘員、後方の婆さんと挟み撃ちにあってしまい純子も捕獲されてしまう。

特撮ユートピア

どうやら純子を実験体として捕獲せず、お手伝いさんとして採用したのは風見志郎一味と知っての罠だったようだ。

そりゃそうだ!偽名も使わず面も割れているんだから!

なんで採用したのかな?と思っていましたがやはり知った上で泳がしていたようですね。

ヨシオにV3が必ず助けに来ると励ます純子に老婆はV3は罠にかかったからこないという。

そう…なぜだかランニングに出たゴキブリスパイクはV3(志郎)を誘い出すための罠だったのだ。

そうとも知らずにゴキブリスパイクと戦うV3にゴキブリスパイクは自身との戦いは罠であり、屋敷は燃やして人質を皆殺しにすると宣言する。

老婆も純子に、もし主人(ゴキブリスパイク)がやられることがあれば、この屋敷に火をつけると告げ、戦闘員がガソリンを撒き始める。

そうと聞かされたら真っ先に研究所に向かうV3をゴキブリスパイクは妨害、妨害、妨害を繰り返し荒野に誘い出す。

こうなれば倒すしかないとV3は猛攻に猛攻を重ねてゴキブリスパイクを追い込む。

ゴキブリスパイクは案外前半の勢いはなく、V3の猛攻に弱体化していく。

そしてゴキブリスパイクがよろめきながらも立ち上がろうとしたタイミングで「V3反転キック」を決めて撃破。

主人の死を知った老婆はロウソクの火をガソリンに近づけるが間一髪V3が駆けつけダブルタイフーンの風でロウソクの火を吹き飛ばす。

かくしてデストロンによる「細菌戦」は阻止された!

特撮ユートピア

最後、老婆が持つロウソクの火をダブルタイフーンで消している。

それもダブルライダーにもらったライダーメダルをベルトにセットすると回転する風車を使い消火している。

人間の吹く息ですら消火できそうなロウソクの火をわざわざダブルタイフーンで消化するほどか?と思いましたが、人命救助の場では1分1秒が勝負。

多少見栄えが不格好だろうが解決したもの勝ちだ。

それにこのライダーメダルを使った風が案外便利そうにも思えてきた。

なぜならこの方法以外で任意にダブルタイフーンを回そうとすれば「逆タイフーン」を放つしかない。

だがそれを使用するのはリスクが大きく、使用後3時間は変身できない状態となってしまう。

また緊急事態にそんなことは言っていられないだろうが、逆タイフーンの影響で強制変身解除されてしまうため純子さんに正体がバレてしまう。

そして何より逆タイフーンは威力が高く、その威力で地下室が崩れ人質に危険が及ぶ可能性があるため今回のV3の判断は最適だったと言えるだろう。

ストーリーの転換点と考察

V3を罠にかけた意図をV3にバラシてしまったこと

ゴキブリスパイクと老婆(おそらくデストロン構成員)は事前にゴキブリスパイクがもし倒されたらデストロン構成員が研究所に火をつけて人質を皆殺しにするという打ち合わせをしていたはずだ。

ということは志郎を誘い出したゴキブリスパイクが一番やらなければならないことは時間稼ぎ。

だがゴキブリスパイクがV3にV3を誘い出した意図をバラシてしまったため、V3はゴキブリスパイク撃破後すぐに研究所の地下室に直行し人質救出を成功させている。

普段は内部情報を厳格に取り扱っているデストロンだが、V3と相対するとどうしても煽りたくなったり、V3をハメた罠の全貌を明かすことでV3を悔しがらせたいという欲が勝ってしまいペラペラとおしゃべりになってしまう。

今回に限らず前作からしゃべりすぎによる敗北パターンは非常に多い。

注目の特撮表現

細菌戦の想定表現

今回、日本中に強力な細菌をばら撒く「細菌戦」を企んでいたデストロン。

その想定表現として街中で人々が横たわっている場面を白黒写真で撮影し映像に挿入している。

写真を白黒にすることでデストロンが想定する惨状の悲惨さ残虐さを表現している。

プロレス試合終盤のような戦闘表現

普段、仮面ライダーの戦闘は力感はあるものの割とスピード感重視な面があるように感じていたが今回は少し違うように見えた。

特にゴキブリスパイク戦の終盤はまるでプロレスでの終盤戦。

お互いにフラフラになりながらも立ち上がり対戦相手と交互に受けを繰り返すような展開だった。

相手をバシーン!と殴る。だが、立ち上がる前に追い打ちはかけずに今度は相手の攻撃を真っ向から受ける。

そのためゴキブリスパイク戦の終盤はゆっくりと、だけど打撃はしっかりと叩き込むみたいな戦いとなっていた。

特撮満足度(★で5段階評価)

特撮満足度

アクション:★★★☆☆

猛烈度:★★★☆☆

敵の強さ:★★★☆☆

ロケーション:★☆☆☆☆

仕掛け:★★☆☆☆

第24話の名言・迷言・珍言・失言

ゴキブリスパイク「V3め…今度こそ一発でぶちのめしてやる!」

いやいや…まだV3と戦ったことないから今度こそもクソもないだろうというツッコミは置いといて、この発言何か覚えがある人、多いんじゃないでしょうか?

そう…このゴキブリスパイクの発言は人類が今までゴキブリに対して発していた感情に置き換えることができるのです!

ゴキブリめ…今度こそ一発でぶちのめしてやる!」これは丸めた雑誌や新聞紙の一撃でもくたばらなく、すぐにすばしっこく家具家電の隙間に逃げ込むしぶといゴキブリに対して湧き上がる感情に似ていませんかね?

一発で」と強調しているところが上記で書いたゴキブリに対する視聴者感情の代弁とゴキブリスパイクがV3に対して感じているゴキブリのようなしぶとさとの2つの感情が入り乱れた面白いセリフだなと感じました。

ゴキブリ本人と人類が思うゴキブリに対する感情がこのセリフ一つで同時に吐き出されたような不思議なセリフです。

仮面ライダーV3「ゴキブリスパイク!人類のために許さん!」、ゴキブリスパイク「なにをこしゃくな!ゴキブリの歴史は人類より古いのだ!」

この2人の高度なやり取りに気付きましたでしょうか?

V3の「人類のために許さん!」このセリフも変っちゃ変じゃないですか?

ゴキブリスパイク!お前は許さん!」とかでいいのに「人類のため」という前置きを付けることに違和感がある。

これつまりですね…人類みなの意見(みなは言い過ぎか…)をV3が代弁してくれているんですよ…

人類のためにデストロンを許さん!」じゃないんですよ…「人類のためにゴキブリは許さん!」ということを代弁してるんですね(これも言い過ぎか…)。

言い切りは危険だけど「台所の敵=人類の敵=ゴキブリ」と考えればこのセリフに込められた違和感がゴキブリの恐怖に怯える人類を代表したセリフだと思いません?

そしてそのV3の発言に続いてゴキブリスパイクは「ゴキブリの歴史は人類より古いのだ!」と対抗する。

ようはゴキブリスパイクはV3の発言が自身へのものだけではなくゴキブリ全体を指していると解釈したため対抗意識を燃やし上記の発言になったのではないだろうかということだ。

ちなみに1973年時点でゴキブリの起源は石炭紀3億~3億6000万年前と言われていたと思われます。

ですが近年の研究ではゴキブリの祖先はペルム紀に出現、多様化し現在の種が出そろったのは白亜紀の6000万~1億5000万年前ではないかと言われているそうです。

いずれにせよ人間の祖先は300万年前が最古の祖先なのでゴキブリ先輩は大先輩なのは確か。

ゴキブリが悪いんじゃない!人類が後から湧いてきたんだろ!というゴキブリスパイクの言い分も一理あると感じた。

ロケ地(執筆者の調べ)

・「不明」

次回予告より(第25話「怪奇!! デストロンレインジャー部隊」)

次回のデストロンからの刺客は怪人「カマキリメラン」。

カマキリ」と「ブーメラン」の特性を持った怪人だ。

カマキリの鎌がもうブーメランと同じ形状のため怪人「カマキリ」ではと思うところだが、その鎌をブーメランのように飛ばせることからブーメランの特性を持つということらしい。

次回はドクトル・G得意の2段構えの作戦と「デストロンレインジャー部隊」がV3を襲う。

レンジャー」じゃなくて?と思いましたが、レインジャーもレンジャーも同じ意味という認識でいいようです。

デストロン戦闘員たちをわざわざ「レインジャー部隊」と呼称する理由が気になるところ。

元々戦闘員はレインジャー部隊のような活動のため普段とどのように差別化してくるのか。

ターザンのようにロープでア~アア~と飛び回っている場面があるので通常の戦闘員より訓練された精鋭部隊なのではではないかと予測できる。

感想・まとめ

今回は個人的にゴキブリ回ということで身構えてはいたのですが、ゴキブリ本体は出てこなかったので一安心…

だけど前作のヒットを受け予算が増えたのか【仮面ライダー】55話「ゴキブリ男!! 恐怖の細菌アドバルーン」で登場した「ゴキブリ男」よりも要所要所のクオリティが無駄に高くなっていた。

動きのクオリティでいえばゴキブリ男のほうが死に際にわざわざ仰向けで腹を出して足をばたつかせるという虫ならではの怖い苦しみ方が生々しくリアリティがあった。

今回はそのお腹部分の足とかがゴキブリ男よりゴキブリスパイクのほうがリアルになったのではないかと感じた。

ゴキブリ男はお腹から生える足がペタンと平べったい感じだけど、ゴキブリスパイクは足一本一本がリアルだ。

またゴキブリ男は全体的に平べったく大きいように感じましたがゴキブリスパイクは丸っこくて少しスタイリッシュなボディ。

これはゴキブリの種類のモデルが違うからですかね…みなさんは何のゴキブリかわかりましたか?

ちなみにわたくしゴキブリを生で見たことないんですけどね(笑)

でもお噂はかねがね聞いておりましたので関東にしばらく滞在する機会があった時はビビッておりましたが以外とお家には出ませんでした。

どうやら関東の人いわく飲食店や飲食店の上に位置する賃貸などに良く出るそうです。

ただゴキブリは見た目や動きが気持ち悪いだけでそれほど害はないと聞きます。

そのため毒を持った昆虫に比べれば平気な人は平気だそうで、昔父親の叔母がゴキブリが出た際にパッと掴んでライターで燃やし一言「アブラムシだからよう燃えるな~」と言ったそうです…強い…

少し話しはそれましたがそれだけゴキブリは見た目だけの昆虫なので以外と怪人化してもそれほど強くないのでは?ということ。

現にゴキブリスパイクの細菌はV3に全く効果がなかった(大里博士の研究が流出しなかったのも大きいけど)。

その他の特性としてその素早さを活かした戦闘をしてほしかったのですが、今回はスパイク部分が重そうで思ったよりスピードを出せていなかった印象。

毎回思うんですけど怪人の特性を活かしつつ30分のお話しに構成するのはなかなか骨が折れそうですね…

今回判明したこと

・隊員ナンバー「1672」はスリラー作品好きの少年「小林ヨシオ」という隊員

・ライダー少年隊本部では隊員のペンダントが発する電波からGPSのように現在地を特定し本部の壁の地図に表示することができる

・珠純子(18歳)

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