ネタバレがあります。
本編を楽しんだ後に閲覧することをオススメします。
あらすじ
深夜、突然太鼓の音が鳴り響き飛び起きる男性。
彼は山荘を経営している「伊藤」という人物だ。
伊藤は寝室の窓から太鼓の音が響く方角を凝視する。
目線の先には「鬼火沼」という沼が見える。
目を凝らして見つめていると鬼火沼がゆらゆらと光っている。
「鬼火沼が光る時、恐ろしい祟りがある」
この地域ではそんな伝承があることを思い出した伊藤は不安と好奇心で沼の様子を見に沼の方へ向かう。
伊藤が水面に近づくと水面の上にはハッキリと鬼火が浮かび上がる。
そして鬼火が照らす水面に化け物の姿が映し出される。
次の瞬間、水面から飛び出す化け物に捕らえられた伊藤。
化け物の正体はデストロンの怪人「オニビセイウチ」。
オニビセイウチは伊藤をデストロンのアジトまで連れ去り、キバ男爵の儀式により血を採取。
その血を飲むことでオニビセイウチは覚醒する。
そして覚醒したオニビセイウチが伊藤の顔をなぞると、オニビセイウチは伊藤そっくりに擬態する。
果たしてデストロンは何を企んでいるのか?
前回は「島」、今回は「山」で夏合宿!夏の怪談 鬼火沼の主…
ライダー少年隊は22話「恐怖のキャンプ 地底運河のなぞ!」で実施した「初島」での夏季キャンプに続き、今回は山荘を借りての夏季キャンプに臨む。
7月に続く、8月もトレーニングキャンプ…
東京の夏休みは長いとはいえ、夏休みで2度も合宿を行うとはなかなかの気合いの入りようだ。
現在はどうかわかりませんが、運動系部活動であれば夏休み中は結構毎日練習するので驚くほどでもないのかな?
私も中学校まで野球をやっていたので夏休みや冬休みはほぼ毎日練習していました。
でも運動系だけかと思いきや意外と吹奏楽部も練習が結構ハードなんですよね…
肺活量?スタミナ?を鍛えるために楽器を弾かずに走ってましたよ…
中にはトロンボーンとか背負ったまま走ってたな…
その時「吹奏楽部って体育文化系なんだな…」と認識をあらためましたね。
ライダー少年隊員6人を乗せたワゴン車は山道を走り、逆三角形の建物へと到着する。
ここは藤兵衛の友人「伊藤」が経営する山荘。
今回はここを拠点に夏合宿を行う。
山荘についた一行は一休み。
純子は隊員たちの部屋割りを決めるために管理人である伊藤と席を外す。
その間に藤兵衛とシゲルが談笑していると山荘に純子の叫び声が響く。
隊員たちは急いで純子のもとに駆けつける。
どうやら純子は窓の外で何か怪しい人影を見たようなのだ。
到着して早々だが、周辺の安全を確保するためライダー少年隊は山荘周辺のパトロールに出動する。
各々の担当地点を調査しては報告しあう中でシゲルは怪しい人影を発見したため物影から引きずり出す。
しかし、人影の正体は山荘の管理人の伊藤だった。
伊藤はダンボール一杯に夕食の食材を詰めて運んでいる最中だったのだ。
何事かと問う伊藤にシゲルは姉が変な人影を見たことを話す。
すると伊藤は「その人影はもしかしたら鬼火沼の主かもしれない」と冗談交じりに伝承を語る。
「鬼火沼の主は美人が好きだから純子が狙われたのでは?」というのだ。
ちなみに「美女の生血を吸って、不気味に招く鬼牡丹!呪いの沼から、古井戸の底から、殺されても残る女の執念!」という触れ込みで1963年に公開された「怪談 鬼火の沼」という作品がある。
美女を狙うという点で今回伊藤が語る伝承と似ている部分がある。
この作品が元なのか…でもこういう怪談話しの設定って昔話しが元となっていることも多いので鬼火沼+美女っていう設定は有名なのかな?
この映画、幽霊が出てこない怪談話しが売りなんですって!余計怖いよ…
その伝承が本当なら純子が余計震え上がるだろう。だが、周辺に怪しい人影もないためライダー少年隊は調査を切り上げ山荘に戻る。
ライダー少年隊皆殺し作戦…その時、純子は見た!
一方、志郎とケンは合宿に同行せず、キバ男爵の情報を探るため東京に居残り。
ケンはインターポールにキバ男爵の情報がないか無線で連絡をとっていた。
だが、キバ男爵の正体は分からず。
ケンの日本での拠点に訪れた志郎も頭を悩ます。
それと同時に志郎はマンションの外に止めてある怪しい車が気になっていた。
その怪しい車にはデストロン戦闘員が乗っており、ケンの暗殺を企んでいた。
戦闘員は志郎が室内に戻り、ベランダにケンが1人になったところ狙ってナイフを投げようと構える。
だが、それを察知していた志郎が暗殺を阻止。
インターポールデストロンハンター5号こと佐久間ケンの殺害だけはなぜか失敗し続けるデストロン。
その恨み節か戦闘員のかけ声も「あのインターポール野郎め!」と力が入る。
無駄無駄!ケンには滝和也と同じ匂いを感じる…つまりそう簡単には死なん!
目的を聞き出すために尋問すると戦闘員は「ライダー隊…」とだけ漏らして力尽きる。
ライダー少年隊?まさか!?合宿先のみんなが危ない!
そう感じとった志郎はライダー少年隊が合宿を行う山荘へ向けて急行する。
志郎を監視していた戦闘員からの通信が切れたことで目的がバレたと感じたキバ男爵は急遽作戦を変更。
当初デストロンはライダー少年隊全員がキャンプに集まるのを見計らって全滅作戦を決行する予定だったが、隊員全員の到着を待たずに先発隊(藤兵衛、純子、6人の隊員)を始末するよう怪人「オニビセイウチ」に伝えるよう指示を出す。
夏季キャンプに参加する人数が6人と前回の初島での合宿に対して少ないなと思っていたのですが、キバ男爵が「全員が揃うのを待たずに」と作戦変更指示をしているのを聞いて、後から隊員たちが続々と合流する予定だったことが判明。
それにしても作戦室にいる時のキバ男爵がこの後ダンスパーティーですか?って感じでバッチリタキシードに身を包んでいる。
どうやら戦闘以外、指揮官としてのキバ男爵はタキシードが正装のようだ。
理由やこだわりは不明だが変っちゃ変だ!
デストロンと志郎が腹の探り合いを繰り広げられる中、ライダー少年隊はキャンプをはるため、山荘を出発。鬼火沼に向かっていた。
ここが噂の鬼火沼か…シゲルはここぞとばかりに純子を煽る。
脅された純子は怖くなったのか、本当に忘れ物をしただけなのかわからないが純子は忘れ物を取りに山荘に戻る。
山荘に戻り管理人室の前を通ると室内から伊藤が誰かと会話している声が聞こえてきたため、純子は足を止める。
しかもその会話の内容が風見志郎に関するものだったから驚きだ。
なぜ志郎のことを知っている?そんな疑問を抱いたのか純子は伊藤に気づかれないように聞き耳をたてる。
扉は閉まっていたが窓からふく風の影響か扉が大きく開いたので純子は室内をのぞく。
「防音皆無」、「扉が少し開いている」、「扉が勝手に開く」…韓国ドラマみたいですね…
韓国ドラマってなんて間の悪いという会話の聞かれ方、真相のバレ方をするんですよね。
いやいやそんなに壁薄いんかい!とツッコミほど室内の会話が丸聞こえ。
壁は厚くてもなぜか扉が開いている、もしくは扉が勝手に開く展開など日常茶飯事だ。
今回の純子もまさにそうで、扉は閉まっているのに会話は聞こえるし、純子が開けてもいないのに勝手に開く。
風で開いたんだよ…どんだけ扉軽いんだ!海外ホームコメディの扉じゃないんだから!
するとなんと室内に設置された鏡に怪人の姿が映し出されているではありませんか!
伊藤が危ないと純子は管理人室に突入。伊藤に逃げるよう促す。
だが室内には伊藤以外誰もいない…
信じられない純子はこの鏡に確かに怪人が映ったのだと伊藤連れて鏡の前までいく。
だがそこに映し出されたのは純子に腕を引かれた伊藤ではなく怪人オニビセイウチだった。
まさか!?動揺する純子に伊藤の姿をした何者かが正体を現す。
必死に助けを呼ぶ純子だがキャンプに出払ってしまった隊員たちに届くはずもなく、純子は捕らえられてしまう。
純子を気絶させ山荘から運び出したオニビセイウチだが、ちょうど山荘に到着したV3に制止される。
オニビセイウチとV3との一騎打ち…と思いきやオニビセイウチは鬼火を繰り出し、その鬼火はたちまち戦闘員へと変化する。
オニビセイウチは戦闘員に戦闘を任せて自身は鬼火と共に逃走。
それは鬼火沼でキャンプを行うライダー少年隊を全滅させることを優先したためだ。
V3は気絶する純子の容態を見てからV3ホッパーでオニビセイウチを追跡。鬼火沼方面へと急行する。
キャンプファイヤーにはまだ早い宴の太鼓
ライダー少年隊は純子の帰りを待たずにキャンプを開始する。
だが、鬼火沼の中から怪しい泡が立ち込めるのをシゲルが目撃。
藤兵衛は沼からガスが沸き出ているのだろうと意に介さず、キャンプファイヤーの点火を指示。
隊員がキャンプファイヤーに点火すると辺りが暗くなり、どこからともなく太鼓の音が響き渡る。
そこで初めて藤兵衛は志郎の言っていたキバ一族の太鼓の話しを思い出す。
キバ男爵編になってから登場し怪人をパワーアップさせる魔術「悪魔の太鼓」。
キバ男爵が放つ特殊な太鼓なのだが、今回はパワーアップというよりオニビセイウチの登場演出として使われているという印象だ。
前回は棺をスピーカー代わりに悪魔の太鼓の音を怪人に届けていたが、今回はスピーカー的なものはない。どうやって太鼓の音を届けていたのだろう?
まさか!?その嫌な予感は的中。
キャンプファイヤーの中から鬼火が出現し隊員たちを襲う。
そして鬼火沼からはオニビセイウチが現れ、戦闘員と共にライダー少年隊を取り囲む。
藤兵衛もなんとか抵抗するが沼の岸まで追い込まれたライダー少年隊は絶体絶命のピンチ。
そこへハリケーンのエンジン音が鳴り響きV3が救出に現れる。
V3の救出のおかげで隊員たちは退避。
V3は戦闘員を蹴散らし、オニビセイウチと一騎打ち。
だがV3はオニビセイウチに投げられ、沼に押し込まれてしまう。
その衝撃は凄まじいもので沼が水柱を上げながら爆発する。
爆発後、V3はどこかに消え残ったのはオニビセイウチ。
オニビセイウチは少し安堵する…
自身(伊藤)の正体がオニビセイウチだと知る者は純子1人。
純子さえなんとかすれば、まだ勝機はある…そう考えたオニビセイウチは再度伊藤に化け、ライダー少年隊に接触を試みる。
仲間想いの悪の最高幹部
命からがら山荘まで逃げ帰った隊員たちは山荘近くに倒れていた純子を回収し部屋に籠城する。
隊員たちはデストロンに侵入されないよう、鍵のないドアが開かないようドアノブを両側から縄で締め上げる
そこへドアのノブを回し、部屋に入ってこようとするものが現れる。
きっとV3だと感じた隊員たちだが油断は禁物。藤兵衛がドアの向こうの主に返答を求める。
ドアの向こうにいたのはV3ではないが山荘の主人伊藤だった。
現在山荘の管理人をしている伊藤がニセモノであることを知らない藤兵衛はドアを開け伊藤に事情を説明する。
事情を聞いた伊藤は純子の看病を買って出る。
隊員たちはドアの警備を続行。寝室には純子と伊藤のみとなる。
だがその目的は伊藤の正体を知る純子を抹殺するためのもの。
そして伊藤が純子に近づこうとすると純子が目覚める。
当然、伊藤の正体を知る純子は驚き声をあげようとするがそれを伊藤は許さない。
そのまま伊藤が純子の首を絞め上げようとしたその時、外から窓ガラスを割り志郎が突入。
純子の救出に成功する。だが、騒ぎを聞きつけたシゲルが部屋に突入したためシゲルを盾に伊藤は窓から外に逃走。
鬼火沼まで逃げた伊藤はそこでオニビセイウチとしてその正体を現す。
今度こそ決着をつけるべく、志郎はV3に変身。
オニビセイウチと激しい一騎打ちを繰り広げる。
オニビセイウチは前回の戦闘同様、有利をとろうとV3を沼に誘い込む。
だがV3はオニビセイウチを沼から投げ出して地上戦へ持ち込み「V3フル回転キック」を決める。
これで倒したかに思えたオニビセイウチが吹き飛んだ場所でいつものように爆発が起こらない…
V3がオニビセイウチが吹き飛んだ場所に向かうとそこにはオニビセイウチの血痕が広がっていた。
オニビセイウチの行方を血痕で追い、たどり着いたのはデストロンのアジト。
そこには死に絶えたオニビセイウチを抱える男がいた。
彼こそがデストロンの新しい最高幹部キバ男爵だ。
オニビセイウチはV3にキバ男爵を紹介するためにアジトに誘い込んだのではない。
アジトの自爆装置を使ってV3を道連れにしようと誘い込んだのだ。
その意思を受け継いだキバ男爵はオニビセイウチに報いるために本物の伊藤もろともV3を爆発に巻き込もうとオニビセイウチと共にアジトを放棄。
アジトは爆発する。
このシーンのキバ男爵を見て、敵ながらいいなと思ったことがあります。
それはオニビセイウチの働きをちゃんと労っていることです。
その証拠に死んだオニビセイウチを抱え、彼の活躍に報いようとしている。
そしてアジト自爆の際にも死んだオニビセイウチはアジトに残して自分だけ逃げるということはせず、オニビセイウチの亡骸を抱えてアジトを脱出している。
他の幹部であったらもう使えない怪人などは放っておいて自分だけさっさと逃走するだろう。
キバ男爵が今までの最高幹部と違い怪人を労う理由。それは怪人の出自が関係していると考えられる。
キバ男爵が召喚する怪人は全てキバ一族の一員だ。
つまり怪人の死は一族、仲間の死を意味する。
キバ男爵にとって自身の部下である怪人は他人ではない。
家族が死ぬも同然。だからキバ男爵は怪人に情があるのだろう。
V3はライダーパワー(おそらくは)を使用して本物の伊藤とアジトを脱出することに成功。
事件は解決する。
事件解決後、ライダー少年隊はトレーニングキャンプを続行。帰りには1人1人感謝を込めて伊藤に敬礼し山荘を後にする。
伊藤のおじさんありがとう!という感謝の意味も込めてキャンプ終了後、山荘を去る隊員たちは1人1人伊藤に敬礼をしながらワゴン車に乗り込む。
この時いた隊員の数は8人。
8人?当初は6人しかいなかったはず…と最初は思ったのですが、振り返るとキバ男爵が掴んだ情報の通り、合宿には後から合流する予定の隊員もいたのでおかしいことではない。
ただ後から合流した人数が2人ってそれもそれで少ないような気がする…
2人しか合流しないならキバ男爵も参加メンバー全員の合流を待たずに作戦を実行しても良かったですね。
何人合流するかまでは情報になかったか…
確かに私も初島での合宿並にメンバーが集まると思っていたので最終的な参加人数を見て拍子抜けではありました。
ストーリーの転換点と考察
山荘の管理人室での純子の行動
ライダー少年隊が宿泊先の山荘から訓練へ出かける最中、忘れ物を思い出して山荘に戻る純子。
そこの管理人室で伊藤(オニビセイウチ)がデストロンらしき組織と通話しているのを聞いてしまう。
だがそこで純子は伊藤がデストロンの一味だと判断せず、伊藤が狙われていると勘違いし逃げるよう警告するために声をかけてしまう。
これにより純子はオニビセイウチの人質となってしまう。
正直、上記の純子の件は無理矢理絞り出した考察だ。
今回は両陣営とも特にミスらしいミスはしていないように思う。
デストロンはライダー少年隊を狙い宿泊先に先回りしているし、オニビセイウチも自身が得意な水のテリトリーにV3を誘い込んで戦いを優位に進めている。
撃破された後も最後の力を振り絞ってV3をアジトまで誘い出し、V3と本物の伊藤をアジトの爆破に巻き込むことに成功している。
悪くない作戦だった…まあ強いていうなら志郎に見張りを付けたことかな…志郎はその見張りの戦闘員からデストロンがライダー少年を狙っていることを聞き出していたのでここが転換点かな…
案外、志郎はノーマークのほうが良かったかも?
注目の特撮表現
一画面に同じ姿の人間が2人いる表現
オニビセイウチが本物の伊藤の前で伊藤に擬装するシーンがある。
このシーンでは一画面に伊藤が2人存在するシーンとなる。
これは伊藤の俳優さんが別々に演じたシーンを合成することで表現している?
オニビセイウチの鬼火表現
オニビセイウチが放つ鬼火は着火剤?となる素材に火をつけて上から吊るして動かしている。
ちなみに鬼火の映像を戦闘員の映像に切り替えることで鬼火から戦闘員を召喚しているようにもみせている。
特撮満足度(★で5段階評価)
特撮満足度
アクション:★★★☆☆
猛烈度:★★★☆☆
敵の強さ:★★★★☆
ロケーション:★★★☆☆
仕掛け:★★★☆☆
第32話の名言・迷言・珍言・失言
珠シゲル「沼の主に狙われたんじゃ姉さん助からないな!」、珠純子「シゲル、変なこと言わないで!」
伊藤に鬼火沼の主の噂を聞いたシゲルは早々に白旗宣言。
普段は姉弟関係なのでふざけたり、砕けた会話もするが陰ではお姉さん想い、とかいうパターンは結構あるが、シゲルはその逆パターン。
陰でもお姉さんをからかうという生粋のいたずらっ子。
でもこの感覚わかる!
どうせ沼の主なんていないと思っているから冗談を言えるんですよね…
本当だったら冗談では済まないでしょうし…それに純子は度胸があるようで怖がりな面もあるからからかいがいがあるのでしょう。
それにしても今回のシゲルは怖いもの知らず、好奇心の塊でサバサバしてるな~
キバ男爵がどんな奴か見てみたいなんて言うし…
もう大人の藤兵衛からしたらとんでもない!デストロンは倒したいけど会わないに越したことはない。
ロケ地(執筆者の調べ)
・「大学セミナーハウス」
次回予告より(第33話「V3危うし! 帰って来たライダー1号、2号!!」)
次回のデストロンからの刺客は怪人「ユキオオカミ」。
「オオカミ」の特性を持った怪人だ。
「ユキ」ということは「雪」を操る特性があると予想される。
志郎がアジトに閉じ込められ吹雪のようなものを浴びていたのはユキオオカミの能力かもしれないですね。
そんなピンチの志郎の元にダブルライダーが加勢する。
なんと次回はダブルライダーの本郷猛、一文字隼人が帰ってくるのだ!
デストロンは光化学スモッグを使い全世界を征服しようと企んでいるがこの2人が加勢してくれれば百人力!これほど心強いことはない!
もう次回で最終回か!?
感想・まとめ
私が勝手に命名するが今回は「藤兵衛の友人巻き込まれシリーズ」の回。
藤兵衛の友人はまあ~巻き込まれる…
「本郷猛」に始まり【仮面ライダー(初代)】68話「死神博士 恐怖の正体?」の「熊木」、【仮面ライダー(初代)】82話「怪人クラゲウルフ 恐怖のラッシュアワー」で登場した「中村」などその死神体質はまるでコナンのようだ…
今回も例にもれず、藤兵衛がライダー少年隊の合宿のために友人の伊藤が経営する山荘を選んだことで本物の伊藤は殺されかけてしまう。
初代仮面ライダー68話の熊木は戦闘員に刺されて死んでしまったが、それ以降の友人たちはなんとか仮面ライダーの活躍により救出されている。
やっぱり68話の終わりは視聴者である子供たちにとっては後味が悪かったのかもしれない…
こういったさじ加減は本当に難しいですよね…
お話しの流れによっては死なないと逆におかしいシーンもあるので、いくら子供たちに配慮するとはいえ、事実はフィクションで良いけど、現象までフィクションにしすぎると面白くないですからね。
今回判明したこと
・藤兵衛には山荘を経営する「伊藤」という友人がいる
・キバ一族の怪人は人間の生血を飲むことで覚醒する?(毎回キバ一族の怪人の登場時に生贄の儀式を行っているため)
・キバ一族の怪人は人間に擬態することができる
・キバ男爵はアジトの作戦室では部族の服ではなく、タキシードを着る
・キバ男爵は他の最高幹部と違って怪人を労う(キバ一族の怪人のため?)