ネタバレがあります。
本編を楽しんだ後に閲覧することをオススメします。
あらすじ
デストロンアジトではまるで民族儀式のようにドンドコドンドコと太鼓が鳴り響く。
壁にはアフリカ部族のマスクのようなものがかけられている。
どうやらこれはデストロンの新しい最高幹部を向かい入れる催しのようだ。
アフリカの奥地、コンゴ川上流に数百年以上栄え続ける「ドーブー教」の大魔術師「キバ男爵」。
彼が新しい日本支部の大幹部に就任する。
キバ男爵は頭をすっぽり覆う獣のガイコツを被り、首には骨の首飾り、青いタイツ(青い肌?)に毛皮を着ている。
そしてどんな生物から刈り取ったかも想像できないほどの大きな角?を切っ先にした槍を持つ。
ドクトル・Gが倒されたデストロン日本支部はキバ男爵を向かい入れ、第二次攻勢を開始する…
デストロン新大幹部は部族出身の大魔術師「キバ男爵」
前回、ドクトル・Gを撃破することで終了したデストロン第一次攻勢。
しかし、今度は新大幹部「キバ男爵」を向かい入れデストロン第二次攻勢を開始。
キバ男爵はアフリカ奥地で栄えた原住民族で「ドーブー教」の大魔術師。
そして彼が日本に連れてきた怪人は全てキバ男爵率いる「キバ一族」のメンバーで構成されているようだ。
様々な国の悪党が大幹部を務める中でデストロンはついに部族を仲間に引き入れ、世界征服を企む。
よくキバ一族の長を仲間に引き入れたものだ…こういう部族って外部との接触を嫌い敵対しそうなもんだ。ましてやデストロンなんて怪しい組織で悪事の限りを尽くせなんて命令を素直に聞くとは思えない…
だがデストロン首領は成し遂げた…
元々キバ一族に備わっていた凶暴性を刺激し、共感を得たのかもしれない。
そしてこれから繰り出される怪人は全てキバ一族。一族全員で怪人手術を受けていると考えると狂気である。
ところでアジトに飾られたアフリカ部族のマスク、結構ちゃんとしたデザインだと思いません?よくよく見るとデストロンのサソリマークがマスクの模様として使われている。凝ってますね。
今回、キバ男爵が召喚する怪人は「ドクロイノシシ」。
一族での名前は「ボルネオ」というようで、ドクロイノシシは「サンギラ山脈」で産まれ、暴れ回った凶暴なイノシシが元となっているようだ。
なんか怪人になる前の本名を明かされると途端に切なくなるのはなぜだろう?
ああ…怪人も元は人間だったんだ…キバ一族は一族の了承の元、怪人になっているのだろうけど、他の怪人は無理矢理改造された人々もいるんだろうな…と考えてしまうからでしょうか?
キバ男爵の呼びかけで覚醒したドクロイノシシは棺から出てくると生贄の女性に近づき、自身の牙を刺す。
すると女性の身体みるみるうちに溶け、白骨化してしまった。
今回ドクロイノシシはこの能力を使って人間を恐怖のドン底に堕とすため山梨県にある「小淵沢」の村を襲う…
キバ男爵が「生贄の肉を喰らい、血をすすりて悪魔の力にせよ!」と言っているのにドクロイノシシは血しか吸わず、自身の能力で生贄の肉を溶かしてしまっている…ダメじゃん…
勘違いで終わる一夜と恐怖が始まる一夜
深夜、小淵沢は騒がしく、人々の悲鳴が響き渡っていた。
悲鳴を聞いた宮田家の娘「宮田トシ子」は飛び起きる。
これはお隣の藤井一家の声だと感じたトシ子は外の様子をうかがおうと襖を開ける。
するとそこには父がいた。父もこの異変に気づいていたようで、トシ子は待機させ、お隣の様子を確認するため外にでる。
するとそこには柱につかまり苦しそうに悶える藤井家主人の姿があった。
藤井さんは「怪人に襲われた!この村はお終いだ!」と訴える。
にわかに信じ難い状況だが藤井さんは「宮田!お前もこういう姿になるんだ」と言い残すとみるみるうちにガイコツになってしまったのだ!
そしてその後ろからは村を襲った元凶である怪人が姿を現し宮田を襲う。
もうこの村の生き残りは宮田家のみ。
そんな恐ろしい事実を聞かされた宮田は急いで家に逃げ込み門のかんぬきを閉め怪人の侵入を食い止めようと必死で門を抑える。
そこに駆け付けた母「みゆき」とトシ子は騒動の原因が怪人の襲撃であることを知る。
きっとデストロンのしわざに違いないとライダー少年隊員であるトシ子はペンダントで本部に緊急連絡を送る。
深夜のため眠そうに通信をとる藤兵衛だが、怪人の襲撃と知り一気に目が覚める。
場所は山梨県の小淵沢。すぐに場所を調べる藤兵衛。だが、そこで通信が不安定になり雑音が入り込む。
通信が不安定な間、宮田家では事態が急展開する。
外の騒ぎはおさまり、代わりに父が2人にドアを開けてくれと呼びかける声がする。
だがデストロンは他人の声を似せることができると知っているトシ子はそれを警戒してドアの開錠を渋る。
そんな2人に父の声は疑うなら隙間から姿を確認してみろと呼びかける。
2人がドアの隙間から外を見るとそこには確かに父の姿があった。
安心したトシ子はドアを開錠、藤兵衛に「自分の勘違いだった」と報告を訂正する。
なんて惜しい判断…デストロンは声真似で自分たちを騙している可能性があるという判断までは良かったのだが、変装で偽る可能性もあることを把握していなかったようだ。
これはライダー少年隊員に周知する必要がある。
それに怪人の襲撃があったことは事実なのだからトシ子は勘違いだったと訂正する必要はなかった。
訂正があまりにも不自然なので最初、デストロンに言わされているか、デストロンがトシ子の声帯を使って擬装していると思ったらトシ子本人の判断だったようなのでちょっとずっこけた(笑)。
思わず藤兵衛も「なんだ夜の夜中に…」と不満を漏らす。
でもなんやかんや指摘した私にも覚えあるんですよね…勘違いだと思って訂正して終話したら実は勘違いじゃなくて訂正の訂正を入れる電話をかけたこと…
だが本部との通信が終わった瞬間、父は豹変しドクロイノシシが正体を現す。
どうやら本物の父はガイコツにされ、ドクロイノシシが宮田父に擬態して2人をだましていたようだ。
さあ…村の生き残りは宮田母とトシ子の2人だけになってしまった。
この2人を始末すれば村を占拠できる。
だがそこでどこからともなく響き渡るキバ男爵の声がドクロイノシシを制止する。
トシ子はライダー少年隊員。何かと利用できると2人を生かしておく選択をするキバ男爵。
トシ子はそれを拒否するがが母親を人質に取られたためデストロンの要求に屈してしまう…
怪奇!ドーブー教の魔力、凶悪!キバ一族の凶暴性
ドクロイノシシ襲撃から一夜明けた日、ライダー少年隊本部では昨日の通信を検証していた。
怪人発見からの雑音、そしてその後に誤りであると訂正が入る…
通信の声は間違いなく宮田トシ子本人と思われるが途中で雑音が入った空白の時間に何が起きたか気になる。
それを確かめるため志郎は一足早く小淵沢へ向かっていた。
ドクトル・G事件解決後、そこでお別れかと思いきやインターポールデストロンハンターの佐久間ケンがまさかのレギュラー化!?
しれっと昨日の通信の検証会に参加している。
デストロンハンター6人のうち5人が死んでしまったことで1人となったケンはライダー少年隊に拾われたのだろうか?
志郎のことを「先輩」と呼んでいるところをみると隊員になったようだ。
助かるな~滝和也の役を藤兵衛が担っていたので滝和也のような人材が必要だったんだ…
だが、今のところは滝ほどの戦闘力はなく戦闘員にも苦戦するほど。
だけど救出した人たちを避難させたり、守ったりできる相棒がいると心強い!今後に期待!
村に到着するといきなり周囲に声が響き、キバ男爵が志郎を向かい入れる。
正体を現すことを要求する志郎にキバ男爵はまずキバ一族の怪人ドクロイノシシをぶつける。
志郎はV3に変身して戦闘開始。
戦闘員もキバ一族の部下らしく部族の槍を構えて襲いかかる。
戦闘員を撃破しながらドクロイノシシと戦うV3。
そしてドクロイノシシはドーブー教が数百年かけて作り上げたとされる「チバ山?」の秘宝「猛毒牙」を抱えてV3に突進する。
V3は牙が刺さらないよう、回避、キャッチ、そして攻撃で牙を払い落とす。
秘宝「猛毒牙」の見た目はマンモスの牙よりもでかそうな牙だ。
それを両脇に抱えて使用するのだが力が分散してうまく刺さらなさそうな武器でつかいにくそうだ。
これが数百年かけて作り上げられた武器?
それを抱えたドクロイノシシの姿がなんか巨大な大根の足を抱えているみたいに見える(笑)。
牙を失ったドクロイノシシだが、その戦闘力はすさまじくV3と激しい攻防を繰り広げる。
そしてV3を砂山の下に蹴り落としたドクロイノシシは角を地面にこすり付け激しい地震を起こす。
地盤は緩み、砂山の下にいたV3めがけて土砂や岩が落下する。
そして土砂崩れは激しさを増しV3は生き埋めとなってしまう。
その後、戦闘員はV3が生き埋めになった周囲をスコップで掘り起こす。
だが突如、砂山が爆発。なんとV3は「V3パワー」を使い砂山から脱出してきたのだ。
生き埋めを脱したV3は戦闘員を尋問。ドクロイノシシの行き先を小淵沢の宮田家だということを聞き出す。
一方、先輩(志郎)に置いていかれたケンが遅れて小淵沢に到着。
志郎を探しているとトシ子が現れ宮田家に案内される。
だが通された部屋に志郎はおらず待ち伏せしていた戦闘員に捕まってしまう。
どうして?なぜライダー少年隊員が裏切る?
母を人質にされたトシ子はこうするしかなかった…ケンに懺悔する。
ケンはいるかもわからない志郎に「来ちゃダメだ~!」と叫び、危険を知らせる。
ちょうど宮田家の屋根裏に潜入して事情を知った志郎はまずはトシ子の母の救出を急ぐ。
だが屋根裏の気配に気づいたドクロイノシシと戦闘員は天井めがけて槍と角を突き刺す。
ギリギリでそれを回避した志郎はトシ子の母の救出に急ぐ。
屋根裏の物音を聞きドクロイノシシは志郎に勘づかれたと感じ、人質を閉じ込めている場所に急ぐが時すでに遅し。
見張りの戦闘員は全滅。トシ子の母は無事救出された。
戦闘員も全滅し残りはドクロイノシシただ1体。
だが形勢逆転されたはずのドクロイノシシは降伏を進めるケンの脅しにも全く動じない。
なぜなら戦闘要員はデストロンの戦闘員だけではない!
なんと志郎たちの周りを囲うように小淵沢の村人が迫ってくるではないか!
村人はドクロイノシシに操られているようでトシ子の母が制止を訴える声も届かない。
こうなってしまっては善良な市民に手を出せない志郎は大人しくするしかなかった…
こうして捕らえられた4人は柱に縛りつけられ動きを封じられてしまう。
おかしいな…小淵沢の村人は全滅、しかもドクロイノシシの能力で白骨化されたはずだ…
なぜ白骨化したガイコツに元の人間の姿をしているんだ?
幻術か?再生術か?再生術使うなら白骨化させないで気絶ぐらいにしておけよ…
それだと村人に恐怖心を与えられないから、まずは見せしめに白骨化させた?
白骨化した村人が蘇る!?キバ男爵の魔術より不思議な現象発生!
志郎の下には次々と燃料の薪が敷き詰めれていく。
薪、そして志郎の身体にはガソリンが撒かれ火炙りの刑が始まる。
薪から志郎の身体へと迫る炎。
村人を人質に身動きが取れない志郎はこのまま火炙りの刑に処されてしまうのか?
だがそこへ聞き覚えのある軽快なエンジン音が響く。ハリケーン号だ!
V3の乗るバイクの正式名は「ハリケーン」だが、人によっては「ハリケーン号」と呼ぶようだ(今回は佐久間ケンがハリケーン号と呼んでいる)。
きっとV3が来てくれたんだ!そんな希望が周辺を包む。
だがハリケーンには誰も乗っていない…当然だ…V3である志郎は柱に縛りつけられている。
この異常事態にドクロイノシシはハリケーンを止めようとハリケーンの前に躍り出る。
だがハリケーンと志郎が縛られた柱が重なり合う時、ハリケーンにV3が乗って登場する。
志郎はハリケーンの助けを借りて変身・脱出に成功した!
だが相手には村人という人質がいる。
ドクロイノシシは祈る…「太鼓を鳴らしてくれ…悪魔の響きの太鼓を!キバ男爵様!」
だが太鼓の音は響かないため村人は動かない。
どうやら村人はキバ男爵が放つ悪魔の太鼓のエネルギーで魔力を持ったドクロイノシシに操られていたようだ。
なぜ太鼓の音が響かないか…それはすでにV3が太鼓音の発生源を抑えていたからだ。
発生源はドクロイノシシの入っていた不思議な棺だ。
V3がその棺を破壊すると洗脳は解け村人たちはバタバタと倒れ込む。
そしてデストロンアジトでも祭壇の火が消えたことでドクロイノシシの魔力が消えたことが判明する。
「火が消えた…ドクロイノシシの持つ魔力が消えた…やつに襲われた村人たちは蘇る!」とキバ男爵は焦りの表情を見せる。
どゆこと?
魔力が消えたことで村人たちの洗脳が解けるのはわかるけど「蘇る」?
馬鹿言っちゃいけないよ…白骨化させた村人が生き返るなんて…
え…マジなの?
ところでこのシーンのキバ男爵、毛皮じゃなくて蝶ネクタイにスーツ着てない?
日本での正装?
魔力供給源を失ったドクロイノシシはキバ男爵に直接力を授かろうと撤退。
だがそれを許さないV3は先回りし道を塞ぐ。
もうV3は人質も村人の安全も気にしないで戦うことができる。
魔力を失ったとはいえ、その怪力と野生の力はV3にも引けを取らないであろうドクロイノシシは必死に抵抗する。
だが抵抗虚しくドクロイノシシはV3に空中に投げられ、それに合わせてキックを命中させる新必殺技「V3フライングキック」を喰らい撃破されてしまう。
ドクロイノシシを倒したことでキバ男爵の言う通り村人は生き返り、トシ子もガイコツとなったはずの父と再会を果たす。
いや…キバ男爵の言う通り、ドクロイノシシを撃破したらマジで村人が生き返ったよ…
白骨化した死体に肉体が戻って操られていたのも驚いたけど、一度死んだ人間が生き返るなんて…
「死んだ人間はもう二度と生き返らないんだ…」というセンチメンタルな雰囲気をぶっ壊す設定!
デストロンの構成が科学から魔術に変わったからといってちょっと設定がぶっ飛びすぎていませんか?
しかし、この設定だと冒頭でデストロンアジト内で白骨化された女性も生き返るということ?生き返ってもデストロンアジト内だし助かってはいなさそうで不憫だ…
かくして第二次攻勢の初戦はV3が勝利をおさめる。
だがキバ男爵にとってこれはほんの小手調べだろう。
まだまだ新たなキバ一族がV3を待ち受けているだろう!
ストーリーの転換点と考察
トシ子が怪人の出現は勘違いだと本部に訂正してしまったこと
あの時点でのトシ子は別にデストロンに脅されていたわけでもない。
そのためわざわざ「勘違いだった」と報告しなくてもよかったような気がするのだが…
人々の悲鳴、そして怪人がドアをこじ開ける様を見たのなら父(擬態したドクロイノシシ)が何事もなかったように戻ってきても警戒は解くべきではなかった。
結果、本部と通信を終了した瞬間、ドクロイノシシに襲われ一夜を明かすことになってしまった。
だが連絡を入れたことは功を奏し実態を確かめるために志郎が調査に向かったので結果オーライ?
生き埋めにしたあとに死体回収を戦闘員に任せたこと
これはドクロイノシシがその場にいても同じだったかもしれないが、ライダーパワーで脱出したとはいえ手負いのV3に止めを刺すチャンスだったかもしれない。
へたに生き埋めにしちゃったものだから生死不明状態で放置。
死体の掘り出しを戦闘員に任せてドクロイノシシがその場を離れてしまったことは失敗だったかもしれない。
悪魔の力供給装置を遠隔にしたこと
ドクロイノシシが悪魔の力を得るには絶えず棺から放たれるキバ男爵の「悪魔の太鼓」の力が必要。
いわば棺は悪魔の太鼓を遠隔で届けるスピーカーのような役割だったのだ。
キバ男爵が正体を明かすことの是非は置いといてキバ男爵が現地にいれば悪魔の太鼓の音を切らすことはなく、ドクロイノシシの魔力も失われることはなかっただろう。
その結果、村人の洗脳は解け、人質及び対V3の盾を失ったドクロイノシシは逆転されてしまうことになる。
注目の特撮表現
ドクロイノシシの角に刺されたものを白骨化させる表現
ドクロイノシシの角に刺されたものは白骨化する。
その表現として刺された人物に白くドロドロした液体を頭からかけることで皮膚が溶けていく様を表現。
その後、ガイコツの模型を置くことでドクロイノシシの角により人間が白骨化したことを表現している。
白骨化した人々が生前の姿でドクロイノシシに操られている表現
白骨化した人物を生前の姿で操る仕組みは不明だが、村人の顔とガイコツの顔を透過して重ねることで白骨死体が村人の姿で操られていることを表現している。
ちなみに操られている村人の顔はアフリカの原住民族のような模様が書かれている。
キバ男爵の呼びかけ表現
ドクロイノシシが村の最後の生き残りであるトシ子とその母を襲う際にキバ男爵が使い道があるからと天の声で制止するシーンがある。
そのどこからともなくキバ男爵が話しかけている様子を障子にキバ男爵の横顔の影を映すことで表現している。
ドクロイノシシによる土砂崩れの表現
ドクロイノシシが地面に角をこすりつけている様子をカメラを揺らしながら撮影することで、ドクロイノシシが土砂崩れを起こしている様子を表現。
下にいるV3に砂をかけることで土砂崩れにV3が巻き込まれている様子を表現。
そして最期に本物?の土砂崩れの映像を挿入することで最後のダメ押し、最大規模の土砂崩れがV3に降りかかる様子を表現している。
操られた村人が志郎たちに近づいてくるおどろおどろしい表現
プリズムみたいなもので映像を屈折させて近づいてくる村人が複数に分裂しているようにみせている?
余談ですが、このシーン、鍬を持った村人が近づいてくるんですけど、その鍬自撮り棒に取り付けたiPhoneに見えるんですよね…いやマジで…
ハリケーンの自走表現
火炙りの刑にあう志郎の元に自動運転で駆け付けたハリケーン。
当然、人は乗っていないのだが、どのように自走しているのだろう?
ハリケーンの運転席が映る時、フロントガラスに黒い布がかかっていたので何かで固定していた?
それともバイクを思いっきりスピードを出してから飛び降り、しばらく倒れるまで自走する姿を撮影した?
実はバイクに乗っていて運転手だけ消す…70年代に消しゴムマジックはないしな…
どうやって自走を表現しているのだろう?
V3の新必殺技「V3フライングキック」の表現
空中にジャンプしている相手に合わせてジャンプして蹴りを入れることで「V3フライングキック」を表現している。
特撮満足度(★で5段階評価)
特撮満足度
アクション:★★★★☆
猛烈度:★★★★☆
敵の強さ:★★★★☆
ロケーション:★★★☆☆
仕掛け:★★★★☆
第31話の名言・迷言・珍言・失言
珠シゲル「答えは簡単!現場を調べろ!」
この発言には志郎も絶賛。
確かに机上の空論であーだこーだ言っているより百聞は一見に如かず!
現場を調べれば答えはある!
シンプルだけどいいこというなシゲル…
ロケ地(執筆者の調べ)
・「不明」
次回予告より(第32話「鬼火沼の怪 ライダー隊全滅!?」)
次回のデストロンからの刺客は怪人「オニビセイウチ」。
「セイウチ」の特性を持つ怪人だ。
「オニビ」とは「鬼火」つまり空中に浮かぶ火を操るセイウチということだろうか?
今回のイノシシに次いでセイウチとはまた立派な牙を持った怪人ですが、もしかしてキバ一族の怪人化って牙が武器の生物の特性を持っている?
これは要検証であるが、なんかそれっぽそうな気がしてきた…
次回はキバ男爵就任間もないにもかかわらず、容赦のない作戦が発動。
ライダー隊が全滅するというのだ…
確かに作戦を立てても立ててもライダー隊に防がれているデストロンにとってまずはライダー隊全滅を作戦にすることが最も効率が良い世界征服の第一歩となるだろう。
果たしてライダー隊はどうなってしまうのであろうか?
感想・まとめ
村人全員白骨化し全滅という事件を解決しても絶望パターンの展開で始まった今回の物語。
だが終わってみれば村人は全員復活という異例の事態に視聴者である私は驚きが隠せない。
多少負傷した村人がドクロイノシシを撃破することで意識を取り戻したならわかるが、白骨化させたのにドクロイノシシを撃破すると復活するのがわけがというか意味が分からん…
白骨化させ、その後操るために肉体を再生させました、だから洗脳が解けるそれすなわち復活なんだよ!と言われても分からん!
もしかして白骨化=破壊されるのは骨の表面まで、だから頭蓋骨内にある脳は無事、なので復活した時も生前の記憶があるという認識であってます?
そんなバカなだけどそれしか考えられない…
とまあシャーマン幹部に代わって一発目の回はとんでも魔術回でしたね…
これからもキバ男爵回は科学を否定するような常識にとらわれない設定や展開が待ち受けていそうだ。
そうと分かればその奇想天外を楽しもう!科学的にツッコミを入れていては持たない…
今回判明したこと
・デストロン日本支部新最高幹部はドーブー教の大魔術師でキバ一族の長「キバ男爵」が就任する
・キバ男爵率いる怪人は全員キバ一族で生物と呪術を融合したような怪人
・現在藤兵衛はセントラルスポーツショップ内のライダー少年隊本部に寝泊まりしている
・インターポールデストロンハンター5号こと佐久間ケンはライダー少年隊に加入する?(志郎を先輩呼びしているので)
・V3の新必殺技「V3フライングキック」