【仮面ライダー(初代)】80話「ゲルショッカー出現! 仮面ライダー最後の日!!」感想・レビュー・考察(ネタバレ有) 晴天の中、悪天候

ネタバレがあります。
本編を楽しんだ後に閲覧することをオススメします。

東映 1971年
前話の記事

あらすじ

ある晴れた日。川の近くでキャンプを楽しむ女子4人組がいた。

2人は森へ蒔き拾いに2人は川へ米の洗濯に行きました。

すると川の向こうから泡がたちこめドンブラコドンブラコとショッカー戦闘員が流れてきました。

戦闘員は東京の仮面ライダー本部に行くための助けを求めている。

だがその背後には怪人「ガニコウモル」が迫り戦闘員を川へ引きずり込み八つ裂きにしてしまう。

キャンプ場に引き返した2人はそこで蒔き拾いに行っていた「すみこ」と「ミッチ」が気を失っているのを発見する。

2人は呼びかけに応じ目覚めると森の茂みを指さす。

そこはおびただしいまでの戦闘員の死体で埋め尽くされており、4人はまたもショックで気絶してしまう。

そこへ悲鳴を聞いて駆け付けたライダー少年隊員が4人とショッカーの遺体を発見。

本部に連絡することで事件が発覚する。

凄く個人的余談ですがこのシーンの下記仮面ライダーカード「ぼっさん」みたいで好き。

ショッカー残党狩り

なぜガニコウモルは仲間であるショッカー戦闘員を殺害しているのか!?

それは我々が勝手にガニコウモルとショッカー戦闘員が仲間だと思い込んでおり、本当は仲間でもなんでもなかったのだ。

ガニコウモルはショッカー首領未満全てのショッカー構成員を残党狩りしていたのだ。

首領はショッカーとは別組織の「ゲルダム」の力を加えて新組織「ゲルダムショッカー」、通称「ゲルショッカー」を結成するために水面下で動いていた。

ゲルダムの力を加えるとはショッカー内に加えるのではなく、まるで血を入れ替えるように既存の血(ショッカー)を排除して新たな血(ゲルダム)のみを加えて新組織を結成しようとしているようだ。

実質ゲルショッカーのショッカーは首領のみのことを指しているようで旧ショッカー構成員は全て排除している。

だが、旧ショッカー構成員を全て排除してしまうと、それだけ首領を守るための兵がおらずゲルダムとも対等に交渉、組織の運営ができないのではないだろうかと思った。

だがそれでもゲルダムが従うのは利害や思想、価値観の一致に加え、それだけ首領の力が強大であり、首領1人でも対等に交渉できるだけの実力があるということになる。

首領は本当に何者でそもそも仮面ライダーなんかが相手になるのだろうかとさえ思う。

ところで「ゲルダム」という組織の名は由来などあるのだろうか?

ゲル」と「ダム」だとプルプルの液体、ゼリーやこんにゃくなどをせき止めるみたいな意味に捉えられる。

ここで思い出してほしいのが39話「怪人狼男の殺人大パーティー」までショッカーの最高幹部だった「ゾル大佐」。

このゾル大佐の「ゾル」はゲルのプルプル液体に対して牛乳やマヨネーズのような液体をゾルという。

ゾルとゲルは対義語であるためそういったことも関係しているのではとちょっと深読みしてみた。

なので仮面ライダーさえ邪魔しなければショッカーがそのままパワーアップした組織「ゾルダム」や「ゾルショッカー」なんて組織もIF的に存在したかもしれませんね。

ゲルショッカー戦闘員

猛と滝はライダー少年隊員の報告を受け、すぐ現地に急行しトラックでショッカー戦闘員の死体を回収する。

理由は前回、首領から明かされた新組織の存在を考慮すると旧ショッカー構成員の残党狩りと推理した2人は死体を解剖して新組織の秘密を探ろうと考えたためだ。

だが2人を乗せたトラックは工事誘導員に変装したガニコウモルに行き止まりに誘導されてしまう。

引き返そうとトラックをバックさせるとその後ろから別のトラックがバックしてくる。

そのトラックの荷台がドンドン上がってくる。

そして荷台には見たことがない戦闘員が張り付いていた。

奴らは新しい組織ゲルショッカーの戦闘員だった。

ゲルショッカー戦闘員は旧ショッカー戦闘員と同じく全身タイツだが色は青色。

マスクには赤色、胸には黄色のコウモリマークが印刷されており、赤黄青とまるで信号機のようなスーツをまとっている。

そしてマントを使いまるでムササビのように飛行し、忍者のように身を隠すことができる。

戦闘能力も高くジャンプキック1つとってもショッカー戦闘員より軽やかだ。

ゲルショッカー戦闘員のスペックから判明してこと

人間の戦闘力を「6」と仮定して

・ゲルショッカー戦闘員は常人の4倍、旧ショッカー戦闘員の3倍の戦闘力がある

・上記の仮定よりゲルショッカー戦闘員の戦闘力は「24」

・ゲルショッカー戦闘員の1/3が旧戦闘員の戦闘力なので「7」と仮定できる

・旧戦闘員は常人の数倍の戦闘力という公式設定だが上記のことから常人と約1.2倍ほどの戦闘力しか差がないことが判明する

・1体1であれば旧戦闘員をザコ扱いしていた滝、そして1対1であればゲルショッカー戦闘員とも渡り合えることから滝の戦闘力は「24」前後あると考察できる(強い)

もう少し戦闘員を掘り下げると戦闘員は3時間おきに特殊な薬を飲まないと死んでしまうという仕様になっている。

これは組織の秘密保持のためであり、万が一戦闘員が捕虜になった場合でも3時間口を割らなければ捕虜から何も語らない死体に早変わりというわけだ。

そしてゲルショッカーバイクチームには世界各国のトップレーサーで編成されている。

だがリーダーを撃破すると隊の統率が乱れすぐに逃走する。

これは例の3時間ルールとも関係していそうだ。

統率が取れなくなったチームで仮面ライダーに挑むことは時間の無駄であり、ダラダラと戦闘が長引けば3時間ルールで自身の命を落としかねないからだ。

これは猛には悲しい事実かもしれない。

世界中のトップレーサーがゲルショッカーに加入しているということは、もし世界がゲルショッカーの脅威から解放されても、猛は切磋琢磨しあうレーサーを多く失うことになる。

ゲルショッカーとの戦いが長引けば長引くほど多くのレーサーが犠牲になる。

事件が解決しても猛はまた孤独になってしまう。

それだけに対戦したかった、会ってみたかった、一緒に語らってみたかったレーサーたちの犠牲の上でバイクチームを編成したゲルショッカーを許せないでしょう。

ゲルショッカーは戦闘員を「究極の使い捨て」としており、旧ショッカーでも秘密保持のため捕虜を始末しにきていたが、もうその必要もなくなったというわけだ。

究極のタイムパフォーマンス…なんと恐ろしい組織だ…

本部のファインプレー

滝隊長死にかける…

ゲルショッカーの相手は仮面ライダーに任せてトラックを走らせる滝。

だがトラックにはすでに時限爆弾が仕掛けられていた。

トラックもゲルショッカーの追手から逃れるためできる限りの全力で走っているため、仮面ライダーが気づいた頃にはサイクロン号でも追いつけない距離にいた。

そして時間も残り30秒。

間に合うわけがない…

ただ幸運なことに猛が持っていた無線機を通して本部が時限爆弾の存在をキャッチして滝に緊急連絡をすることができた。

そのため滝は間一髪残り1秒のところでトラックから脱出し爆破を逃れる。

数秒前の滝隊長は緊急連絡をしてきたユリに対して「それがどうしたんだ~」みたいな軽いノリだったのでそのまま爆死したと思ってしまった。

ある意味緩急がついた演出で一瞬視聴者をドキっとさせましたね。

正直、仮面ライダーとガニコウモルの相打ちよりドキっとしました。

それにしても猛の無線から流れてきた時限爆弾情報をユリたちがキャッチすることができたということは…猛が仮面ライダーということがばれてしまったのではと疑問に思った。

思いっきり無線に「変身!」の掛け声と敵が猛のことを急に仮面ライダー呼びする音声が入ったらおかしいなと感じるはず。

そこあまり細かくつついちゃいけないか…

両者騙し合い!その裏で指揮するのは…

今回は少年仮面ライダー隊と新組織ゲルショッカーの腹の探り合い・騙し合いが見どころだ。

ライダー少年隊の智将は猛、滝の両将軍、そしてゲルショッカーは新たに日本支部の最高幹部となった「ブラック将軍」が智将として心理戦を繰り広げる。

ブラック将軍はゲルダム時代、ガニコウモルや戦闘員とともに新組織結成に先駆けてアフリカ砂漠で特訓を積んでおり、ショッカーが解体したことで満を持して来日した。

ブラック将軍は陸海軍元帥のような軍服にドイツ発祥のヘッドギア「ピッケルハウベ」の耳付近に斧の先のような装飾が施されたヘッドギアを被っている。

左腕にはドリルが装着されているが、普段は両手とも人間の手で手袋をしている。

ドイツ発祥のものを身に付けているあたり首領もとい旧ショッカーがナチスドイツと協力関係を結んでしていたことへの名残がある。

今回の心理戦

・旧ショッカー戦闘員の死体を回収した帰り、嘘の車両誘導で罠にはめられる

・仮面ライダーがゲルショッカーを相手にしている間に滝はトラックで逃走を試みるも時限爆弾を仕掛けられており危うく殺されそうになる(残り1秒で脱出)

・トラックだけだと敵に狙われた時(実際爆発して死体は消滅)のリスクが高いため、藤兵衛と分散して敵を欺くことで死体を1体確保することに成功

・城南大学で明日解剖をすることを話していると学校職員に変装したガニコウモルに聞かれる

・城南大学の死体安置室でガニコウモルは溶解粉で戦闘員を消し去るも、隣の安置台に猛が隠れており、その報告を受けた滝がガニコウモルを追跡する

・ゲルショッカー結成式を猿島で行う情報を入手しアジトに潜入。だが藤兵衛を人質にとられて拘束される。だがその藤兵衛は変装したブラック将軍だった

・猛と滝はボイラー室に閉じ込められ高温の蒸気で熱死させられそうになるが、その熱を利用して扉を破壊して脱出し結成式を襲う

このように二転三転と激しい読み合いの応酬が繰り広げられる。

この出来事はガニコウモルもしくはブラック将軍が指揮したとなれば相当先を読む才能がある。

IQ600の本郷猛をここまで出し抜くなどかなり強敵だ。

実際、今までの戦闘データはあるにせよ初戦でここまで仮面ライダーを追い込むとは恐ろしい相手だ…

結成請負人ハイブリット怪人ガニコウモル

ガニコウモルとは78話「恐怖ウニドグマ+ゆうれい怪人!」からたびたび姿を現しては意味深な発言をした後、少し仮面ライダーとたわむれて去っていく怪人だ。

その目的はゲルショッカー結成式の前に旧ショッカー残党の抹殺、および日本での活動の準備だ。

ガニコウモルはゲルショッカーの怪人としては第1号で「カニ」と「コウモリ」2つの特性を持つハイブリットな怪人だ。

79話「地獄大使!! 恐怖の正体!」では空中でサイクロンアタックを跳ね返すほど頑強な甲羅を持つ。

あまりの頑強さに仮面ライダーの必殺技と相打ちになるほどだ。

また猛たちが回収し、死体安置室に保管していた旧ショッカー戦闘員を溶解粉で溶解して証拠を隠滅するというテクニカルな一面もある。

これからはこのレベルの怪人が次々と登場するかと思うといちいち相打ちでは命がいくつあっても足りない。

思い出の中の仮面ライダーは不死身のはず…

猿島はかつて67話「ショッカー首領出現!! ライダー危し」で「世界ショッカー会議」が行われた地だ(仮面ライダーをおびき出すための偽装だった)。

その時ショッカーは時限爆弾で仮面ライダーを倒そうと猿島ごと吹っ飛ばしたはずなのに島は復活している。自然って強いですね~いやいや!そんなわけ!

その時滝は、島の爆発を見て仮面ライダーがやられたとハッとするがすぐに「仮面ライダーは不死身」と彼の生存をどこか確信している発言をしている。

だが再度この地でガニコウモルと相打ちしたことに対しては「ライダー…ライダーがやられた!」と弱気の発言をしている。

ガニコウモルに対しても「もったいぶらずに言え!」とか「名前を変えれば強くなると思っているのか!」と強気だった滝もさすがにショックを隠し切れない様子。

猿島ごと爆発した時限爆弾の威力に比べれば相打ち程度でまさか仮面ライダーが死ぬものか!

ぜってー信じねえ…私は信じねえぞ!

ストーリーの転換点と考察

時限爆弾の存在を教えてしまう

滝がトラックに向かった後、ガニコウモルはそのトラック時限爆弾が仕掛けてあることを仮面ライダーにネタ晴らしをする。

トラックに向かった滝は時限爆弾の存在を知らない。このままだと気付かず爆死してしまう!

だがネタ晴らしされたことでその会話が猛の無線機を通じて本部のユリたちに伝わる。

それを聞いたユリは滝の無線機に時限爆弾のことを連絡したことで間一髪トラックから脱出し危機を回避した。

もしガニコウモルがネタ晴らししなければ確実に滝は爆死していただろう。

…?ふと思ったのだが仮面ライダーはネタ晴らしを聞いた時点でサイクロン号で追いかけず自身の無線で滝に連絡すれば良かったのでは?

ユリたちを介していてはユリたちが聞いているという確証はないのでタイムラグがあるだろう。

いや…物語では明言されていなかったが自分で連絡しようとすれば無線を妨害されると考えたのかもしれない。

だから「滝のトラックに時限爆弾を仕掛けたのか!」と具体的に呟き本部に聞かせることで安全に確実に滝に連絡できると判断したのかもしれない。

あの一瞬でそこまで!?いやいやIQ600の本郷猛なら可能ですよ!

実質少年仮面ライダー隊の敗北

どちらも読み合い仕掛け合いの応酬が凄い回だった。

仮面ライダーとガニコウモルの相打ちはお互いにとっては相打ちだが仮面ライダーの消滅は少年仮面ライダー隊にとっては敗北を意味している。

だがまだ人類は負けていない!幸いにもまだ一文字隼人がいる!

なんとか立て直して再起を図りたいが、そんな猶予をゲルショッカーが与えてくれるとは思えない。

これからどう再起するのか注目だ。

今回の特撮表現の面白さ

ショッカー残党狩り表現

水面に赤い塗料と旧ショッカー戦闘員の腕の模型を浮かせることで戦闘員が水中でガニコウモルに八つ裂きにされたことを表現している。

ショッカー戦闘員の血って赤いんだ…

ゲルショッカー戦闘員の飛行表現

ゲルショッカー戦闘員は赤青黄色のマントを使いムササビのように飛行する。

実際にはそんな飛び方できないので、それをマントと同じサイズの大きな赤青黄色の紙を飛ばし進行方向から撮影するとマントを広げて飛んでいるように見える。

バイク上のもみ合い

サイクロン号で滝を追う仮面ライダーの後ろに抱きつき引きずり降ろそうとするガニコウモル。

実際に行えば危険なシーンだが、トラックの荷台に固定したサイクロン号に仮面ライダーとガニコウモルを乗せ少しもみ合いをさせる。

その様子を荷台に固定したカメラで撮影しながらトラックを左右にカーブさせることで激しいもみ合いを表現しているのではないかと考えられる。

トラック脱出危機一髪表現

トラックの模型を爆破した後、滝を草むらにうずくまらせ、その目の前にタイヤ、ホイールを転がし撮影することで脱出後トラックが向こうで爆発して粉々になったため部品が飛んでくるという間一髪感を表現している。

暑い蒸気の表現

実際に熱いと火傷するので煙かドライアイスを焚いて表現?

相打ちからの海への落下表現

仮面ライダーとガニコウモル、もしくはダミーの模型を猿島模型の空中で爆発させる。

そして爆発し燃えている模型を猿島模型前の水に落とすことで空中相打ちによる海への落下を表現している。

特撮満足度(★で5段階評価)

特撮満足度

アクション:★★★★★

高所:★★★★☆

火力:★★★★★

水場:★★★☆☆

仕掛け:★★★★★

第80話の名言・迷言・珍言・失言

ショッカー戦闘員「東京の仮面ライダー本部まで連れていってくれー!」

ショッカー首領もといゲルショッカー首領に裏切られたショッカー戦闘員の残党がおそらくはライダー少年隊に保護、密告を求めてキャンプ客に助けを乞うシーンだ。

そもそも犯罪者が犯罪者を密告するようなものなので警察や民間団体は頼れないとなるとショッカーの事情を知るライダー少年隊の方が保護される可能性は高い。

戦闘員とはいえども生存本能はあるため何とか生き残ろうと必死だ。

滝和也「名前を変えれば強くなると思っているのか!」

確かに!スーパーサイヤ人があの見た目じゃなければ、スーパーと付けただけのサイヤ人だと感じるし、本当の意味で強さを証明するならスカウターでも使って戦闘力を測定しないとわからない。

滝が言いたいのは「名前を変えたぐらいで強くなるなら苦労しないわ!俺たちをビビらそうたってそうはいかないぞ!」という感じだろう。

それにしても十分強さを誇示できたのにこのセリフを言えるあたり、やっぱり滝ってたまに天然ギャグキャラですよね。

仮面ライダー1号「しかし…仮面ライダーがいる限り、ゲルダムが新しく出てもショッカー同様の運命を辿る」

こういう分からない未来のことを断言できる自信…ほしいよな~

もちろん仮面ライダーはショッカーを解体に追い込んだ実績があるとはいえゲルショッカーを倒せるとは限らない。

だけど相手に弱みを見せないために堂々と宣言されると相手は身構えるよな…

こういう自信がある男…モテるだろうな…

ロケ地(執筆者の調べ)

・「猿島」

次回予告より(第81話「仮面ライダーは二度死ぬ!!」)

次回のゲルショッカーからの刺客は怪人「サソリトカゲス」。

サソリ」と「トカゲ」の特性を持った怪人だ。

ゲルショッカー結成日に仮面ライダーを仕留めるという偉業を達成するブラック将軍。

仮面ライダーがいなくとも前を見て進まなければならない滝と残されたメンバー。

滝は隊長として隊を存続すべく動きだす。

波に乗ったゲルショッカーは本部を襲撃。

だが仮面ライダー1号が再度登場している映像があることから生存も確認できる。

ライダー少年隊にとって吉報だが、サブタイトルが不穏なのだ。

仮面ライダーは二度死ぬ!!

このタイトルからわかる通り、二度死ぬということは一度は生き返るという良い面もある。

だがその後、今回のような悲劇がもう一度訪れるということを暗示していることが不穏なのだ。

次回の記事

感想・まとめ

旧ショッカーがただの悪ガキに見えてくるほど新組織は残虐非道で血も涙もない組織だ。

今はまだ結成して間もないので作戦計画自体は実行されていないが、これからどんな悪行が繰り広げられるのだろうか。

現時点で旧ショッカーよりも規律が厳しそうなことはゲルショッカー戦闘員の3時間ルールでもわかるだろう。

3時間で拾い上げてフーフー(薬を飲む)しないと死んでしまうなんて食品3秒ルールみたいな設定だが、薬の飲み忘れが多い老人だったら絶対戦闘員務まらないでしょうね。

老人もお医者さんに治らない治らない言わないでまずはお医者さんの指導通り、処方された通りに治療してから意見言わないと!

ちゃんと薬飲まないとゲルショッカー戦闘員みたいに死ぬで!って子供のしつけみたいに使えないかな…うそつくと閻魔様に舌引っこ抜かれるで!とかみたいに…

旧戦闘員は死に、滝は死にかける、ゲルショッカー戦闘員は時間切れで死に、仮面ライダー本郷猛は生死不明、新組織登場と状況が二転三転として非常に観ていてハラハラドキドキの30分だった。

それにしても今回、滝は爆破シーンが多かったな…

トラックの爆破にバイクチーム追跡時の手榴弾攻撃も火薬が多すぎて生身の俳優自身が心配になるほどの爆発力だった。

そしてボイラー室脱出時の爆発と爆発するところに滝和也ありな回でしたね。

滝隊長がここまで前線で駆け回る姿は痺れますが、仮面ライダーがいない今、少年以外の隊員が欲しいところですね…

今回判明したこと

・旧ショッカー戦闘員の血は赤い

・滝が髪を切り、恰好が初期の本郷猛のようなブレザー制服になる(お下がり?と思うほど似た格好をしている)

・旧ショッカー構成員は反逆、秘密漏れを防ぐために皆殺しにされる

・「ゲルダム」とショッカー首領が手を組んだ新たなる組織「ゲルダムショッカー(ゲルショッカー)」が誕生する

・ゲルショッカーはショッカーマークで使用されていた鷲に蛇が巻き付いたデザインのマーク

・ゲルショッカー戦闘員は旧ショッカー戦闘員より強く、マントでムササビのように飛行したり、忍者のように隠れ身を使える

・ゲルショッカー戦闘員のバイクチームは世界中のトップレーサーで編成されている

・ゲルショッカー戦闘員は3時間ごとに特殊な薬を飲まないと死ぬ

・日本支部最高幹部に「ブラック将軍」が就任

・ゲルショッカーは目的のためなら殺人・暴動・破壊を容認する組織

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