特に後半のストーリーはネタバレ防止のためタブで隠しています。
本編を楽しんだ後に閲覧することをオススメします。
第3話「怪人さそり男」ストーリー
前半ストーリー
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ショッカーの改造手術場。
まさに今、新たな改造人間が誕生しようとしている。
ショッカーの改造人間はなんと「ナチスドイツ」で研究された移植シリーズなどに手法で作られているという。
言いたかないが非人道感はなんとなく想像に難しくない設定だ。
怪人の名は「さそり男」。
非道なショッカーは出来立てほやほやのさそり男の性能テストを蝙蝠男の時同様に人体実験で行うようだ。
対象は強制労働奴隷として誘拐された罪のない人々。
この奴隷の人々は改造人間、戦闘員としての適正がないと判断されたものたちのようで、その代わりに強制労働をさせられていたものたちだ。
休みなく働き続け、働けないほどの疲労状態となったためそれを理由に死刑と称して実験に使用されるというのだ。
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ショッカーはこの実験で奴隷たちに解放のチャンスを与える。
10分以内に実験場である砂漠を抜けて安全地帯にたどり着いたものは解放すると。
そして檻を解き放ち奴隷たちは一斉に安全地帯に向けて走り出す。
奴隷たちは疲弊状態、足枷が付けられておりとても逃げ切れる状態じゃない。
ショッカーは希望を持たせ、絶望に堕とすのを楽しんでいるようだ。
それでも奴隷たちは安全地帯を目指して走る。
砂漠は傾斜もあり、さらに足をすくわれ走りにくいためさらに体力を奪われる。
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特に老人は集団についていけず早々に動けなくなる。
結局10分で安全地帯にたどり着けたものは0人で全員死刑執行タイムとなる。
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命を懇願する奴隷たちの目の前の砂が盛り上がり「人喰いさそり」が姿を現す。
さそりは尻尾から赤い毒を噴射し奴隷たちを襲う。
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毒を浴びた奴隷たちはみるみる泡と消える。
さそり男の能力テストは成功。
早速、さそり男はショッカーから作戦計画実行を指示される。
集団から出遅れて物陰に隠れ生存している老人をエサに本郷猛をおびき出し倒す作戦のようだ。
作戦名は「M1号作戦」。この作戦名の真意はなんだろう?
怪しいニュース
その頃、猛と藤兵衛は荒野にいた。
こちらも仮面ライダーの能力テストを行っているようだ。
垂直跳びは「15m30cm」。
幅跳びは「48m70cm」。
垂直跳びはカタログスペック通り。
幅跳びは新たなデータだ。50m走をジャンプだけで完走できるほどのジャンプ力でもあるようだ。
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ライダーキックも岩石を簡単に粉砕するほどの威力がある。
ほぼ初めて目撃する仮面ライダーの能力に測定している藤兵衛は興奮しっぱなしだ。
ここ3話で藤兵衛の初登場シーンは全部なにかしらの測定している場面から始まるな。
ここまでの藤兵衛は協力者というより測定おじさんな印象。
測定後映写機で仮面ライダーの映像を見る二人。
シネカメラとプロジェクター、それにBARの経営と藤兵衛は何者でどうして猛の知り合いなのだろう。
それとも現代の人間関係が希薄なだけで当時は近所の人々はだいたい知り合いみたいな感じだったのだろうか。
シネカメラとプロジェクターは当時は各4万円程度で販売されていた。2つ合わせて8万円。
頑張れば買えそうな値段だが当時の8万円は大変高価なものだろう。
昭和40年と令和5年の消費物価指数では4.3倍違うそうです。
つまり8万円は今の約34万円相当。
藤兵衛は結構な資産ではないだろうか。
話しを戻します。
猛自身、自覚はあったのだろうが仮面ライダーのパワーの秘密はやはりベルトのダイナモ(発電機)が風圧で回転しエネルギーが蓄積して人工筋肉に流れることでパワーを発揮することを確信する。
藤兵衛の見立てだと訓練すればその能力はまだ伸びるというのだ。
さすがはトレーナー。やはり藤兵衛は才能の伸びしろを判断する先見の明がある。
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そこへルリ子から変なニュースが届く。
「本朝、房総半島沖海上で発見された10体の漂流死体は発見直後消失しました。地元長浜警察では漁船が沈没し長時間海中にあったため風化消失したとの見解をとっておりますが、海上保安庁の記録にはここ数カ月間、漁船及び他の船舶からの遭難連絡は受けておらず…」
整理すると、「遭難連絡がないのに遭難漁船が見つかる」、「漂流死体が発見直後に消失した」というニュースでしょうか。
このニュースには不自然な点が2つあります。
1つは遭難漁船からの遭難連絡(遭難信号)を受けていないこと。これは百歩譲って忘れていたとしいう可能性もあるでしょう。
そしてもう1つは発見直後に漂流死体が消失したこと。「長時間海中にあったための風化」という見解ですが、果たしてそれでも発見すぐ目の前で風化消失するでしょうか。
それならば「最初から遭難者の死体はなかった。おそらく海に流されたのだろう」という見解のほうがまだ納得できる。
なんかきな臭いぞ…
ルリ子は女の感というやつか、事件をかぎつける能力、もしくは巻き込まれ体質がそういう事件を引きつけるのか。
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ニュースを聞きショッカーが関係した事件ではないかと感じる猛、藤兵衛、ルリ子。
調査のために長浜に向かおうとする猛にルリ子は助手を買って出るも断られる。
ルリ子も猛を疑った罪滅ぼしと父を殺めたショッカーを倒したいという思いがあるのだろう。
しかし、ルリ子を危険な目に合わせれば博士に申し訳ないという気持ちと1人では守り切れる保証がないため断ったのでしょう。
猛は1人で千葉県の長浜に向かいます。
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長浜に着くと猛は遭難事件の事情を聞こうと「千葉県長浜警察署」に向かいます。
すると入口で白衣の集団が老人を署から連れ出している。
老人は「助けてくれ!殺される!」と訴えている。
そのまま老人は長浜病院と書かれた車に乗せられ運ばれていく。
警官いわく、その老人は遭難事件を「ショッカーの仕業だ」と訴えていたらしい。
長浜病院のスタッフはその老人を精神病院からの脱走者で引き取りにきたという。
そのため警察は殺される、実験される、ショッカーの仕業など精神病患者の戯言だと思ってあまり信じていないようだ。
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怪しいと思った猛はすぐにその車を追いかける。
猛の思惑通り病院スタッフは変装したショッカー戦闘員だった。
猛は仮面ライダーに変身し先回りする。
戦闘員との戦闘のすえ猛は生き証人の保護に成功しバイクでその場を後にする。
ショッカーが事件を起こしたのはこれで明白。
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だが奴らは次に何を仕掛けてくるのか…まだ油断はできない。
後半ストーリー(※ネタバレ有り)
後半ネタバレがありますのでご注意ください
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ショッカーから逃走後、猛と生き証人である老人「伊藤」は「館山シーサイドホテル」に潜伏していた。
館山シーサイドホテルは実在するホテルのようで1962年03月からあるようだ。2006年07月に改築され現在(2023年)でも千葉県館山市で運営している。
逃走に成功したとはいえ、ショッカーの脅威から逃れられたわけではないため、老人は怯え震えている。
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夜も更けた頃、潜伏先にさそり男の魔の手が迫る。
猛たちの部屋のドアがゆっくり開く。
鍵ぐらいかけておけよ!
異変に気づいた猛は暗闇でさそり男ともみ合いになる。
老人に灯りをつけるよう促す猛。
灯りをつけるとそこにいたのは、さそり男ではなく茶色の革ジャンの男。
猛の名を知っているようだ。この男はいったい何者だ…
男を見た瞬間、猛の表情は緊張が解け笑顔になる。
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この男の名は「早瀬五郎」。ルリ子が藤兵衛に言われて連れてきたという。
本郷猛の親友でバイクレースでいつもトップ争いをしていたライバル。
五郎は謙遜して「トップ争いといってもいつも鼻の差で俺の負け」と言っていますが、猛と鼻の差程度しか差はないということは相当なレースの腕前。
悔しいからと本場(おそらくヨーロッパ?)でレースの技術を学んでいたようだ。
猛同様、身体能力も高そうだ。こんなに心強い助っ人はいない。
猛の喜びようがそれを物語っている。
だが先ほどからさそりを一瞬うつすシーンが差し込まれている。
そうだ!さそり男もこのホテルに侵入しているのだ。油断はできない。
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と言ってるそばから部屋の天井にさそりが!
間一髪回避からの踏みつけ。
さそりの毒は強力だがさそり本体は踏みつければ倒せるようだ。
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ショッカーの魔の手を感じた猛、五郎は部屋を出て手分けしてホテルの調査に部屋を出る。
さそりはどこからともなく侵入してきたのだからルリ子と伊藤老人だけを部屋に残すのは得策ではないように思える。
猛はホテルを調査していると階段の上から1話でも出てきたハイレグレディースショッカーが降りてくる。相変わらず気味が悪いささやきだ。
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その手?指にはミニミニな矢を発射しそうな武器が取り付けられている。これなんて武器だろう?
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後方には男性戦闘員。
室内では仮面ライダーに変身するほどの風力がない。
だがそこは運動神経抜群の猛。下級戦闘員程度なら撃退できるようだ。
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部屋で待機している伊藤老人とルリ子。
伊藤老人は2人の安否を心配する。
その背後、窓ガラスが割れており、さそりが大量に侵入。
老人は人喰いさそりと言っているが人を食っているシーンはない。
どちらかというと毒で人を溶解してしまうため死体すら残らないから食べれません。
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老人は猛と五郎がやっていた要領でさそりを踏みつけて撃退を図る。
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しかし、その数は多く、1体のさそりが老人に毒を噴射。
老人はルリ子の前でみるみる溶解していく。
また1人ショッカーの犠牲者が…
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ルリ子の叫び声を聞き急いで部屋に戻るも時すでに遅し。
ルリ子はショッカーにさらわれてしまう。
才能をうらやむ男の復讐劇
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猛と五郎はバイクでショッカーを追いかける。
猛はすぐには追いつかずショッカーを泳がせてアジトまで尾行する作戦にでる。
アジトの近くにバイクを止め、林を抜けショッカーのテリトリーへと侵入する。
2人は屋根から内部に侵入を図るようだ。
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先行した五郎が屋根が腐っていたのか基地内部に落下してしまう。
そこは幸運にもルリ子が囚われている部屋だった。
五郎に続き侵入した猛はショッカー戦闘員と戦闘開始。
その間に五郎はルリ子の救出へ。
2人だからこそできる連携プレー!
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猛はショッカー戦闘員に問い詰める。
それは蜘蛛男や蝙蝠男のような幹部が不在なことだ。
下級戦闘員とは違い、さそりなど生物兵器を操る大元の幹部が存在するはずと踏んだ猛。
ルリ子を救出できても幹部を倒さない限りさそり襲撃事件は解決しない。
ここで幹部を撃破したいところだ。
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するとどこからともなく不気味な笑い声がする。
これは幹部のお出ましか!?
しかし、あたりを見まわしてもそれらしきものはいない。
いつもはこういう時ショッカーマークの真ん中が光ってショッカーの親玉が話し出すパターンだがそうでもないらしい。
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ルリ子の救出に向かった五郎に視界をうつすと五郎はただ立ち尽くしている。
そして不気味な笑みで猛をにらみつける。
なんと五郎はその幹部である「さそり男」だったのだ。
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猛の親友までもがショッカーの魔の手に!?
五郎もまた猛のように改造人間にされ、そして洗脳手術をされてしまったのか!?
するとさそり男に改造された事実よりさらに驚きの真実が明らかになる。
なんと早瀬五郎は「自ら進んでショッカーの一員になった」というのだ!
ということは五郎は洗脳されておらず、正気の状態で本郷猛への恨みで改造を受けたのだ。
親友と思っていた相手がまさか心の中では猛を友と思っていなかったなんて。
よくよく考えればホテルで話していた「いつも鼻の差で負けていた」という話しはライバルとしての爽やかな話しではなく五郎にとってはいかに屈辱的だったかという話しだったのだ。
五郎も良いレーサーなのだろう。しかし、ほんの僅差でもいつも勝てない猛の才能に嫉妬していたのだろう。
五郎の頭脳がどうかはわからないが改造人間の適正があるということはそれなりに優秀なことは明白。
凡人が天才に嫉妬しているのではなく天才が天才に嫉妬しているのだ。
天才がゆえにプライドも高いのだろう。
そのプライドが憎悪となりショッカーの一員となってしまった。
レース本場に行ってまで努力を重ねた結果をレースで競ってほしかった。
そして早瀬…いや…さそり男は猛に高らかに勝利宣言する。
猛、ルリ子共々さそりの穴に放り込む気だ。
動揺する猛。なんとか戦闘員を振り切りルリ子と共に基地を脱出する。
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この時、猛の「くっそー!」という一言は親友の真意を知ったショック、なぜ親友と戦わなければならないのかという憤りを表現しているように思う。
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もちろんルリ子の安全を考えての脱出が第一だったのだろうが、心の中では戦う覚悟がまだできておらず逃げ出したのかもしれない。
ルリ子を茂みに隠し、猛は五郎を説得する。目を覚ませと。
信じたくない、五郎はやはりショッカーに操られているからこんなことをするんだと思いたいのだろう。
親友早瀬とは戦う意思はない猛。
しかし、そこにいたのはかつての親友早瀬五郎ではなく、さそり男だった。
それでも猛は訴える。昔の早瀬に戻れと。昔の早瀬は俺のことを妬んだりしない、切磋琢磨できるライバルであると言いたいのだろうか。
しかし、それは猛の感じていた、なんなら勝手に抱いていた理想のライバル像であり、本当の早瀬五郎という人物は今も昔も腹の中では「本郷猛が消えれば俺が一番なのに」と思っていたのだろう。
ただの負けず嫌いじゃいざ知らず、猛に勝つことを復讐に見出してしまった男の末路である。
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さそり男が迷わず自身に殺意を向けるのを感じ、猛も覚悟を決める。
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さそり男の部下の戦闘員はさそりのように砂の中に身を潜めた。
人間サイズなのにとんでもないスピードで砂に身を隠している。
さあどこから攻撃してくるかわからない。
苦戦を強いられると思ったが仮面ライダーの能力なのか敵の配置を正確に読み取りもぐら叩きのように次々と戦闘員を撃破していく。
これは仮面ライダーの持つ「超聴覚器」によるものではないか。
超聴覚器は常人の40倍の聴力を誇る集音装置で周囲4kmの音を聞き分けることができるというもの。
砂を移動する擦れる音などを聞き分けて位置を特定したのだろう。
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最後はさそり男を空中で足で相手を投げる新技「ライダースラッシュ」で止めを撃つ。
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仕方がないこととはいえ親友を亡き者にしてしまった猛。
まだ3話だがこれからどれほどの悲しみが猛を待ちうけているのだろう。
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そしてエピローグではなぜか猛がお断りしたはずの助手設定となっているルリ子。
確かにルリ子は協力者としてもショッカーの生き証人としても重要な人物であることに間違いない。
しかし、戦闘能力がないルリ子はどういった形で活躍するのだろう。
やはり緑川弘の頭脳を受け継いでいるので知恵を使った活躍が見れるのだろうか。楽しみだ。
ストーリーの転換点と考察
親友を失う
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敵とはいえ、また協力者を失う猛。
もし早瀬五郎が純粋に本郷猛の親友だったらどんなに心の支えとなったか。
IF世界を想像してしまいます。もし「早瀬五郎が本当の親友だったら」と。
本郷猛の不在時に悲劇は起きる
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物語の常套手段ですが、ヒーローの不在時に悲劇は起こります。
いくら猛が万能でも1人では守りたいものも守り切れない。協力者は1人でも多いと犠牲者を出さずに済むのですがそうはなかなかいかない。
本郷猛に関わった人は常に狙われる危険性を孕むからです。
今回の特撮表現の面白さ
カメラの回転
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カメラの上下を逆転させたり回転させることで戦闘シーンの激しさをより向上させている。
だが使いすぎるとちょっと酔う人もいるかも。
変装マスク
スパイものでよく出てくる通称「顔の皮ベリベリ」ですね。
変装マスクをはがすと本当の顔が出てくるというやつで、今回は早瀬五郎が正体を現す時に使用しています。
顔の下にさそり男の顔というよりかは五郎の顔に薄皮一枚あることで別の顔があることを連想させる表現でした。
ホースのように毒を噴射
さそり人形の尻尾にホースの穴があり、そこから赤い塗料を噴射。
ハイドロポンプみたいに結構勢いがある噴射だ。
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ちなみに毒で溶解するシーンの表現も変わっている。
1話では溶解する時にレントゲン写真で骨まで溶けてからの完全消失だったが今回レントゲンの部分は泡だらけの人形になっていた。
早送りと逆再生を使ったメリハリ
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逆再生手法は1話(怪奇蜘蛛男)でも溶解して泡となり消える描写に使われていました。
今回(そういえば1話(怪奇蜘蛛男)でもあったかも)はさらに早送りと通常再生を切り替えてメリハリをつけています。
さそり男が組体操にジャンプで乗る時も映像の感じからして頂上に乗った状態からジャンプで降りたものを逆再生することでジャンプで組体操の頂上にきれいに乗ったように見える映像になっている。
確かにあの組体操にきれいにジャンプで乗るのは難しいし、組体操して乗られる側もジャンプで乗られたら危険だ。
早送りはスピード感を。
早送りと通常再生の緩急はスピード感と速く動いている中で何が起きているのかということを人間の目(視聴者)にも伝わるように。
逆再生は高所から落下することでの逆再生で浮遊感を表すなど物理法則を無視した表現に適しているような気がする。
次回予告より(第4話「人喰いサラセニアン」)
次回のショッカーからの刺客は「人喰いサラセニアン」。
次の怪人は食虫植物の改造人間。
溶かす系が続きますね。
食虫植物「サラセニア」は筒状の葉を持ち、それを虫を捕らえる落とし穴として使うという特徴がある。
警戒するべきは食虫植物は自ら獲物を取るというよりかは蜜の匂いなどで誘い込み捕らえるという特徴を持っているということ。
罠を使った悪事が予想される。
初の子供登場回でショッカーの魔の手が一般社会まで伸びてきた感がありますね。
私は虫が苦手なため、一時期虫をおびき寄せて食べてしまう食中植物なんて便利だな、一家に一台なんて思ってましたが食虫植物は見た目が怖いし、植物なので何を考えているかわからない。
しかも食虫植物を知った当初は植物があんなに分かりやすく動くのも怖かったです。
今度はどんな手で悪事を企んでいるのか。
まとめ
・ショッカーの改造人間手術はナチスドイツの移植シリーズの手法が使われている
・ショッカーに誘拐され改造人間もしくは戦闘員適正がないと休みなく強制労働させられる
・仮面ライダーの幅跳びは「48m70㎝」
・改造人間(少なくとも現時点で仮面ライダーは)は鍛えると能力が伸びる
・ルリ子は罪滅ぼしもかねて本郷猛の力になりたいと考えている
・第3話までで世間的にショッカーの認知度は低いため警察もその存在を認識していない
・猛の潜伏先の館山シーサイドホテルは実在する
・本郷猛には親友であり、オートレースのライバルがいた(過去形)
・猛(改造人間手術済み)は下級戦闘員程度なら変身せずとも倒せる
・ショッカーが行動する時は必ず指揮を執る幹部がいる
・人類やショッカーの脅威(仮面ライダーなど)を憎んでいるものに洗脳手術は施さない場合がある(悪意は植え付ける?)
・仮面ライダーは見えないものを探知できる
・ルリ子は猛の助手ということになる