特に後半のストーリーはネタバレ防止のためタブで隠しています。
本編を楽しんだ後に閲覧することをオススメします。
第4話「人喰いサラセニアン」ストーリー
前半ストーリー
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ルリ子とひろみは向ヶ丘(神奈川県川崎市多摩区)の遊園地に遊びにきた。
向ヶ丘には1927年から2002年まで「向ヶ丘遊園」という「花と緑の遊園地」が実在したそうです。
ばら苑、ウメ園、温室、スイセン、ツツジの丘などで植物を遊戯施設としては宙返りコースターやプールなどがあったそうです。
鉄道資料館、運動場、楽焼体験施設、ミニ動物園なども存在していたようで総合遊戯施設だったようです。
コーヒーカップに乗って楽しそうだ。
目を凝らして見るとルリ子、ひろみ以外はほとんど野郎同士でコーヒーカップに乗っている。
別にダメではないが、遊園地なので親子やカップルで乗ってるとそれらしい絵面になったような気がする。
その分ルリ子とひろみのキャッキャウフフが際立って非常に華がある。
観覧車にも乗って女子大学生っぽい休日をエンジョイしている。
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向ヶ丘遊園「花のオランジェリー(温室)」。
「宮下雪江」と「宮下健二」歳の離れた兄弟が花を見ている。
最初2人を見た時、歳が結構離れてそうなので親子かと思いました。
面倒見の良いお姉さんですね。
温室には気味の悪い植物しかいないためお姉さんのほうが気味悪がる始末。
私も植物園に行ったことがありますが温室なので結構温帯や湿地帯の植物が多く、それらの植物はかなり個性的な見た目のためかなり好みが分かれると思います。
花屋で扱っているような鮮やかな花ばかりではありません。
その中で健二はある大きな花に興味を示したようです。
雪江は持参していた植物図鑑でその植物を調べます。
植物の名前は「サラセニア」。食虫植物です。
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健二は興味がなくなったのか聞いちゃいない。この年頃の男の子は植物あんまり興味ないかもな。
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雪江がサラセニアを見ているとサラセニアは変化していき人型に変身した。
なんとサラセニアに化けていたのは「怪人サラセニアン」だったのだ。
サラセニアンはツルを伸ばして雪江を捕まえ、土の中に引きずり込んでしまった。
兄弟の絆
その頃ルリ子とひろみも花のオランジェリーに向かおうとしていた。
すると向こうから泣きながら歩いてきた健二とすれ違う。
迷子かと思い2人は声をかける。
遊園地で迷子は高いエンカウントを誇りますからね。
だが健二は迷子ではなく「姉が花に食べられてしまった」と訴える。
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2人は奇妙な話しであると思い藤兵衛の店に連れ帰る。
遊園地の係員もにわかに信じがたいのか取り合ってもらえなかったようだ。
それを聞いた猛は何かピンときたようで、健二の話しを信じたようだ。
別に健二の目は嘘をついている目じゃないとかそういったことではなく、ちゃんと根拠がある。
最近植物園近辺で6人も蒸発して事実があるというのだ。
…いやっ!立派に事件性があるじゃん!
植物園という表現から向ヶ丘遊園以外の植物園も含めてという意味だろうか。
どちらにせよ原因がわからないので世間では植物園が危険という認識はなく、たまたま人が蒸発した場所が植物園の近くである事例が続いたと思っているようだ。
勘のいい刑事なら「ここまで続くと偶然とは思えない、植物園は事件の現場として利用されている」と気づくだろう。
家の人が心配するからととりあえず帰宅を促すルリ子に健二は衝撃的発言をする。
お母さんは?という答えに「お母さんいない」、じゃあお父さんは?の答えは「死んじゃった」と。
てっきりお母さんのいないは母親は死んでしまったのかと思ったが、父親を明確に死んじゃったと言い分けるということは母親は離婚もしくはどこか行ってしまったのだろう。
ちょっと訳ありを感じてしまいます。
深読みしすぎかもしれませんが、両親が何かあり離婚して母親が出て行ってしまった、もしくは不倫?
その悲しみで父親が自殺してしまったとか。
それでなければ子供2人を残して一家離散するとは考えにくい。
つまり健二は姉まで失ってしまったら孤独になってしまうのだ。
歳の離れた弟と2人で支え合って生きている。凄いお姉さんです。
不憫に思った猛は健二を家まで送ってあげることにする。
兄弟は生田の「静春荘」というアパートに住んでいる。
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アパートにつくがやはり部屋に雪江はいない。
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雪江は健二にとって父でもあり母でもある。
幼い健二にとって雪江は全て。そんな健二をこのまま1人にさせてはダメだと感じた猛は健二に雪江探しを約束する。
そこで猛は力強く健二を励ますために手を握るが健二は痛がってしまう。
1話(怪奇蜘蛛男)での蛇口破壊もそうだが猛は改造人間になったことで有り余るパワーを制御できないでいる。
子供をあやすこともできない身体になってしまったことにまた絶望する猛。
蛇口破壊のように手を骨折させずに済んだが健二の手は赤く腫れ上がる。
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猛を改造人間と知らないルリ子に「何すんのあんた」みたいな目で見られ、理解されないのが辛い。
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落ち込む猛に健二は声をかける。
健二は大切な飛行機のプラモデルを差出し「お姉ちゃんを見つけて」と訴える。
子供ってなんて健気で純粋なんだ…
子供の純粋さに励まされる猛。
そうだ、子供をあやせなくても目の前で困っているこの子を救う力が俺にはある。
そんな少し救われたような表情を浮かべる。
そして猛は必ず雪江を見つけると健二に約束し調査にのりだす。
身体は改造人間、頭脳は天才その名は「本郷猛」
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雪江が消えた向ヶ丘遊園の温室に行くと「キングサラセニア」だけがなくなっている。
怪人サラセニアンがサラセニアに化けていたので温室から消失したのでしょう。
周囲の土を調べると抜け出した跡もあり、雪江蒸発の原因はサラヘニアであると推理する猛。
さすがはIQ600の大天才!1の痕跡で100理解する頭脳!
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とそこへショッカー戦闘員が現れ、猛にナイフを投げつける。
やはりショッカーの仕業か!
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間一髪ナイフを振り払う猛。しかし、健二に貰ったプラモデルでガードしてしまい壊してしまう。
これは情が熱い猛にとっては地味にショックだろう。
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急いでショッカー戦闘員の後を追いかける。
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車で逃げる戦闘員。車のマフラーから煙を出して猛を妨害する。
車の煙程度でと思ったがこの煙はGガス(ジャーマンガス)と言い、神経系の有害ガスで改造人間にもある程度有効なようで猛を苦しめる。
Gガスは第二次世界大戦前後にドイツが開発したもののようで、3話でも語られたがショッカーの改造手術の技術元はナチスドイツであり、ショッカーは改造手術だけではなくあらゆる分野の技術をナチスドイツから流用していると考えられる。
このままではまずいと思い仮面ライダーに変身する。
マスクをかぶれば毒ガスは防げると考えたのだろう。
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逃げ回る戦闘員。
しかし、仮面ライダーのジャンプ力でことごとく先回りし逃走を阻む。
しびれを切らし戦闘員は仮面ライダーを追い払うため戦闘にはいる。
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だが下級戦闘員が仮面ライダーにかなうはずもなく撃退され、猛は1人の戦闘員を捕虜として捕らえることに成功する。
極悪非道「肉体改造テスト」と嘘つきショッカー
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その頃、誘拐された雪江が目を覚ました。
辺りを見回すともう1人男が拘束され眠っている。
そして自分を誘拐したサラセニアンに戦闘員が捕虜となったことを報告している最中だった。捕虜となったのは「NO.3」という戦闘員のようだ。
捕虜から情報を漏らしたくないショッカーはNO.3の抹殺命令を下す。
雪江がここはどこだと問いただすとショッカーボス自ら「ショッカー サラセニア人間地下アジト」と答える。
ショッカーは情報漏洩を恐れるのに聞いたら意外と教えてくれるな。
ショッカーは雪江に「肉体改造テスト」を見せつける。
5万ボルトの電流を流し、それに耐えうるような身体であればテスト合格。
そして合格の暁には改造人間研究室に送られて改造人間にされショッカーに社畜内定。
ここで疑問。
あれ?1話(怪奇蜘蛛男)では改造人間の肉体になることで5万ボルトの電流に耐えうると言ってなかったっけ?
常人だと黒焦げになるところを改造後の猛に電流を流して「痛いけど改造された身体だから大丈夫っしょ?」っていうやり取りなかったけ?
もう一度言います。猛は「改造後」に5万ボルトの電流を流されているから無傷だったんですよ。
順序が逆じゃない?死んじゃわない?
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私の心配をよそにショッカーは拘束されている男に5万ボルトの電流を流す。
もだえ苦しむ男性。しかし、黒焦げにはならない。
合格?と思いきや今度は10万ボルトを流すよう指示する。
ひどい!なんで10万ボルトに上げた!ショッカーの嘘つき!
案の定、男は死んでしまった。
5万ボルトはなんとか耐えていたから改造人間の適正があったのに…
最初から雪江への見せしめで男を殺したのか!
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雪江も12時から同じテストをされると告げれれる。
時間は10時30分…時間がないぞ本郷猛!
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健坊(健二)のところに帰りたいと訴える雪江の叫びに呼応するように健二は飛び起きる。
健二は雪江がいないためルリ子が保護していたようでベットで眠っていた。
健二は現実でも花に姉を食べられ、夢の中でも花に姉が食べられた夢を見ていた。
このまま雪江が助からなければ健二にトラウマが植え付けられてしまう。
そこへ呼鈴が鳴る。いったい誰だ…まさかショッカー?
後半ストーリー(※ネタバレ有り)
後半ネタバレがありますのでご注意ください
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呼鈴の主は猛だった。ひとまず安心…
ひろみに鍵をかけるよう促すのも前回からの反省か。
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しかし、猛も女性の部屋に捕虜連れ込むか?
潜伏先だったホテルは迷惑になるので除外するとして藤兵衛の部屋とか自分の部屋とかのほうが良い気がするが…
女性、それも緑川博士の娘の部屋に捕虜なんて連れてきたら捕虜もろとも狙われるぞ。
しかも捕虜のことを「お客さん」と言ってジョークまでいう始末。
それとも健二の目の前に犯人をつきだしたかったのか?
それにしてもさぁ~
ルリ子もなんやねんって驚くよ…
捕虜を取る目的はやはり「尋問」一択。
雪江の蒸発にショッカーが関係しているのは間違いない。
あとは今回の主犯格であるサラセニアンの基地を探るだけ。
猛は気絶した戦闘員を首筋チョップで起こし基地の場所を問い詰める。
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ルリ子たちも詰め寄る。
ルリ子の「言いなさいよ!」が強い!
ルリ子は結構、目がキリっとしていて意見もズバズバ言うし、頭脳明晰。
少し思い込みが激しく突っ走るところもあるが、自分の非は認められるし、優しい。
女性が憧れる「強く、優しく、美しく」を体現したような女性だ。
ただキツイ時は結構キツイ。
案外あっさりと基地の場所を聞き出したようで猛は救出に向かう。
その頃、サラセニアンの基地では12時を迎えようとしてしていた。
雪江が電流で死んでしまうかもしれない!
テスト開始!やばい!
そこへサイレンが響き渡る。1話(怪奇蜘蛛男)同様戦闘員だけでなく、科学チームも総出出動する。
地下基地のためアリの巣穴のように洞窟からノコノコ出てくる戦闘員。
そこにはしめしめと猛が待ち構えていた。
戦闘員を一掃しようと猛は仮面ライダーに変身しバイクで迎え撃つ。
バイクでおらおら蹴散らし、逃げ惑う戦闘員。
隙を見て基地に突入!
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待ち構えていた戦闘員を蹴散らす。
ここで1人の戦闘員が救出を失敗させようと雪江に電流を流そうとスイッチを押そうとするが間一髪阻止!
今回の猛はひと味違う!犠牲者は出したくないという必死な思いが伝わってきます。
そして見事雪江を救出!やったぞ!
しかし、幹部がいない…雪江はサラセニアンが捕虜を消しにいったという。
まずい!捕虜がいる部屋にはルリ子、ひろみ、健二もいる。3人が危ない!
だから言ったじゃないか!ルリ子の部屋は危ないって!
あっち行ったりこっち行ったりとピンチは続く。
今度はルリ子の家へ急げ猛!
やはり女性の家に捕虜は危険
一方そのころルリ子の家にはサラセニアンの魔の手が近づいていた。
ルリ子の部屋にいたひろみと健二は窓の外に植物のような人影を見る。
健二も姉を食べた花はその人影だと訴える。
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3人は捕虜のいる部屋に戻るとそこにはサラセニアンの姿が!
サラセニアンはツルで捕虜を締め付け始末してしまった。
次に始末されるのは目撃者となった3人。
そしてルリ子はツルで首を掴まれてしまった。
と窓の外に赤い眼光が!
来てくれたのね仮面ライダー!
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サラセニアンと外に飛び出し、戦闘員も駆けつける。
戦闘員をバッタバッタとなぎ倒しサラセニアンと一騎打ち。
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ツルのムチで応戦するサラセニアン。
しかし、身体から生えているツルが仇となり仮面ライダーにつかまり、逃走しようにも振り切れない。
サラセニアンは必死に逃げ惑うも絶対ツルを離さない仮面ライダー。
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投げからのライダーキック一閃!
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サラセニアンは消滅し土に帰った。
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仮面ライダーは健二の頭をなでて去っていった。
あのカッコイイヒーローは誰だ!?と男の子なら気になるはず。
健二にルリ子は「あれが仮面ライダーのお兄ちゃんよ」と語りかける。
あれがってことは健二をあやしている時、ヒーロー仮面ライダーのお話しをしていたのかな?
ルリ子の中で仮面ライダーは頼れるヒーロー的な存在となっているようだ。
仮面ライダーの後ろ姿に健二は「ライダーのお兄ちゃんありがとう!」とお礼を言う。
いいですね!子供の素直な声援!
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そこへ猛が雪江を連れて帰ってくる。変身解除して戻ってくるの早いな猛…
健二と雪江の感動の再開。良かったね健二くん!
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それを見た猛は嬉しそうに、でも寂しそうに「いいもんだね兄弟って」とつぶやきその場をあとにする。
愛を許されないヒーロー
後日、「城南大学生化学研究所前」。
宮下兄弟があらためて猛にお礼にきた。
健二を抱きかかえ頭をなでる猛。
すると健二は「あれ~仮面ライダーと同じだ~」と言う。
何がだと思ったが猛もドキッとして「えっ何が?」と驚きはぐらかす。
健二は頭をなでてくれたことが仮面ライダーと同じだと感じたのだ。
そんなの猛じゃなくても頭を撫でてくれる可能性はある。
健二がそう感じたのは頭の撫でかたが仮面ライダーの優しさや力強さが猛と近かったからかもしれない。子供の素直な感性はこういう時鋭いもんだ。
仮面ライダーのように強くないと謙遜する猛。
自身が仮面ライダーなのに仮面ライダーのようにと切り分けるのは、仮面ライダーという仮面を被った時に湧き上がる勇気やパワーは素の自分にはないと思っているためこのような言い回しをしているのかもしれない。
現実でも仮面を被ったりコスプレ、化粧などをするとまるで強い自分になれたような不思議な感覚になる人もいるだろう。
猛は仮面を被った自分(改造人間の自分)はまだ自分と認めたくないのかもしれません。
だが健二は自分との約束を守ってくれた本郷猛の中に仮面ライダーのようなヒーロー像を見ており、仮面ライダーのように強くないという猛の意見を否定し感謝を表している。
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感謝を表す雪江に猛は健二のおかげであることを伝える。
健二が大事なプラモデルを猛にあげてまで必死に助けを求めたこと。
健二をたてるなんて…お姉ちゃん誇らしいだろうな…猛はなんてできる男なんだ…たまに爪が甘いけど完璧すぎないのも人間臭くて良い。
健二がプラモデルを手放したことに対して「本当はしまったと思ってるんじゃないのかい?」とジョークもとばす。
しかし、健二は「男と男の約束だもん」と言い切る。
健坊かっこええ!
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そんな健二に雪江は新しいプラモデルを買ってくれるそうだ。頑張ったもんね!お姉ちゃん優しい。
健二は「本当?わあ良かった!ばんじゃーい!ばんじゃーい!ばんじゃーい」と喜ぶ。
良かったって本当はちょっと後悔してんじゃん!現金だけど素直でよろしい!
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今回は最後のナレーションも印象的だ。
「人々はみな互いに支え合うものを持っている。兄弟、恋人、夫婦。様々な愛の絆に結ばれて生きている。しかし、今の本郷猛にはそのどの愛も許されていない」
なぜか…
藤兵衛以外に仮面ライダーの正体を明かさないところを見ると猛自身、改造人間としての自分は世間からは受け入れいれがたい存在ではないかと思っているようだ。
確かに現時点では改造人間が同じ普通の人間と認められるだろうかと言えば受け入れられにくいだろう。
それを知ったらルリ子や他の人も離れていってしまうかもしれない。
つまり愛が許されないとは猛自身が人を愛する資格がないとどこか壁をつくっていることを言っているのではないか。
改造人間と知っても愛をくれる理解者がいれば、少しは猛の心は晴れるのだろうか。
ストーリーの転換点と考察
未来を守る
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今まで怪人は倒すが失うものも多かった仮面ライダー。
今回は本郷猛に関わった人物は欠けることなく救った。
愛に溢れ2人で必死に生きる兄弟の未来を守ったのだ。
今回の特撮表現の面白さ
サラセニアの特徴表現
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サラセニアは筒状の葉っぱに落とし穴として使い獲物を誘い込むという特徴がある。
今回その特徴を活かし、温室で雪江を落とし穴に引きずり込むというシーンがある。
落とし穴を事前掘ってと短いがサラセニアの特徴を表現するため手間をかけていることが伝わる。
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これまでは敵の消失シーンは溶解表現で泡となって消えていた。
これは私の主観だが今回は植物だからなのか改造人間の姿から植物のようなものに戻り大地に帰っていったように見えた。怪人の部分が消失し植物部分が分離することで自然に帰っていったのだろうか?
さそりの赤い毒も砂に染み込んで消えていったし、いつもの逆再生消失表現かな?
深読みしすぎか…
次回予告より(第5話「怪人かまきり男」)
次回のショッカーからの刺客は「怪人かまきり男」。
カマキリを人型サイズにすると地上最強の生物となるなんていう研究考察もある。
今までウィルスや化学兵器、溶解など状態異常で襲撃を繰り返してきたショッカー。
しかし、1対1になるとやはり仮面ライダーに力負けしていたのでここでパワー系怪人投入か?
連続的に起こる不気味な地震とはどんな地震だろう。
日本は地震大国なのでそれほど連続して地震がくることは珍しくないがショッカーの魔の手を感じる何かがあるのか?
まとめ
・今回の事件現場「向ヶ丘遊園」は過去実在した(2002年まで)
・ショッカーは改造手術だけでなく兵器などの科学技術もナチスドイツの開発したものを使用している
・ショッカー下級戦闘員はNO(ナンバー)で呼ばれている
・ショッカー幹部には専用の基地(支部)がある
・ショッカーは情報漏洩を恐れるのに聞いたら意外と情報くれる
・ショッカーは誘拐してきた人の改造人間適正を見るために「肉体改造テスト」を行う
・「肉体改造テスト」は未改造(生身)の人間に5万ボルトの電流を流し、耐えられれば(我慢ではなく、耐えうる身体であれば)合格となり改造手術を施す
・猛は意外とジョークを言う
・怪人サラセニアンは食虫植物だが生物を溶かすとかそういった能力はないようだ
・今の本郷猛には兄弟、恋人、夫婦の愛は許されていない(らしい)
・猛は心がざわつくと親指を嚙む癖がある