ネタバレがあります。
本編を楽しんだ後に閲覧することをオススメします。
あらすじ
夏祭りの夜長、カップルは流れ星を見る。
流れ星が近くに落ちたのでカップルは落下地点に。
落ちた隕石は煌々と燃えている。
彼氏の「カツオ」は恐る恐る近づくと隕石は激しく燃え上がりカツオを包む。
彼女は助けを呼ぶがその人物は死神博士だった。
この隕石はショッカーが操縦し落下させたもの。
なんとショッカーは流れ星を自由に操縦する術を手に入れていたのだ。
これを使いショッカーは日本中に流れ星を落とすことを企んでいるようだ…
新オープニング
今回から大きくは変わりませんが新オープニングに変更。
仮面ライダーがサイクロン号で駆け抜けた後、次々に怪人が登場。
最後は仮面ライダーが富士山をバックにキメポーズ。
このオープニングで一番変わったと思われる部分はやはりサイクロン号が新型機であること。
新サイクロン号については後述する。
流れ星を操縦！？
今回ショッカーが企んでいる作戦は「流れ星作戦」。
この作戦は流れ星を操縦して任意の場所に隕石を集中させ、破壊活動をするというものだ。
…流れ星を操縦！？流れ星って操縦できるの！？
なんとショッカーは「隕石誘導装置」を使うことで隕石を自在にコントロールする科学力を手に入れていた。
百歩譲ってその辺の岩とか砂鉄を磁力でコントロールできますまでなら理解できる。
だが流れ星のような高速に落下するものを「自由に操縦することができる」は理解の範疇を越えている。
地球に付近にやってくる流れ星は気まぐれだ。そのため流星群でもこない限り、そう都合よく大量に任意の場所に隕石を集中砲火させることはできないように思う。
さらにいえば流れ星の全部が全部地上に落下できるかといえばそうではない。
地上に落ちる前に途中で燃え尽きてしまう隕石もある。
だが隕石だけで良かった…これで天体のものを全て自由に操縦できたら火星とか木星、太陽や月を地球にぶつけることもできてしまうからだ。
これってアクシズをエンジン無しで動かすことができるようなもんだろ…
「新サイクロン号」乗ってみろ…飛ぶぞ！
突如バイクにシャンパンを浴びせた後、乾杯する猛、滝、藤兵衛。
どうやらシャンパンは猛のニューマシン「新サイクロン号」をお清めするために儀式として行っていたようだ。
早速テスト走行開始。
サイクロン号の新機能として「サイクロンジャンプ」と「緊急ブレーキ」が披露される。
「サイクロンジャンプ」は元々バイクの前輪を持ち上げウィリージャンプする技として存在したが、「新サイクロンジャンプ」はそれにプラスしてバイクの前方から飛行機のような翼を展開させる。
この翼によりジャンプの高度、距離が大幅にアップし飛ぶバイクへと進化している。
エンジンの性能は大幅に向上しており、最高速度500キロの出力を誇るため安全ブレーキとして後方にパラシュートも完備。
このパラシュートはブレーキ以外にも高度が上がったサイクロンジャンプの落下の際にもパラシュートとしても使えそうだ。
今回はテスト走行で性能を披露するだけにとどまるが、これから新サイクロン号は多くの難局を仮面ライダーと乗り越える心強い相棒となるだろう。
悪夢は覚めても恐怖は覚めず
イカデビルに敗走して新サイクロン号で2人の元に帰ってくる猛。
「恐ろしい」と言い残し気絶。
そして猛は夢でうなされるほどイカデビルにトラウマを植え付けられていた。
イカデビルには視界を遮るイカスミ、長い触手、高い身体能力、そしてトレーニングによる徹底した仮面ライダー対策に裏打ちされた実力がある。
視聴者から仮面ライダーはその有り余る身体能力のみで戦っているように映るだろう。
しかし、実は怪人のスペックも回を増すごとに上昇しているため、格上を相手にする機会も確実に増えてきた。
それでも仮面ライダーが勝利し続けられたのは相手の弱点を観察し、それを実行してきたからだ。
そのためスペックも格上で弱点が見つからないイカデビルに対して活路を見いだせないことが恐怖へと繋がっていると考えられる。
現に悪夢ではイカデビルに対抗できる自分が全く想像できないでいるため一方的にやられている。
それでも猛が折れてしまえば地球が終わる。
猛は恐怖に打ち勝つ、いや紛らわせるかのように滝にトレーニングを頼む。
海外でいわばメジャー級のショッカーに打ち勝ってきた猛がこれほど恐怖するのは珍しい。
良い意味でも悪い意味でもショッカーがこれほど強力になったのは仮面ライダーの存在が大きい。
悪い意味で切磋琢磨しており、仮面ライダーがいなければショッカーは案外大したことない組織だったかもしれない。
正義が絡むことで悪が意地になり、結果的に強大化してしまうのは現実世界でもよくある話しだ。
悪に絡まないことが最大の防衛策とも考えられるだろう。
だが野放しにしておくと弱い悪でも大悪党になられてしまう。
結局秩序で縛るしかない。
それより不思議に思いませんか？
正義は勝つとか、正義の心は凄い力を発揮するとか言いますが、どれだけ正義が最後には勝利するとはいえ悪の方が「先」に正義を追い詰める力を手に入れると思いません？
正義がその後、強い力を発揮したとしてもそれはたまたま賭けに勝っただけで「勝率は？」と聞かれればオッズは圧倒的に悪側に偏ると思います。
それだけ闇は執念深く…いや、言ってしまおう…恐ろしく強い。
レーストレーナーは戦闘トレーナーもできると思われている！？
東京国際空港に「熊木」という男性が降り立った。
彼は元レーサーであり、藤兵衛と同じく歳を重ねても世界グランプリレースを夢見た無二の親友だ。
久しぶりに会った親友2人は積もり積もった話しもあるだろう。
だがなぜか熊木は「東京天文台」に用事があると言い出す。
1人で天文台に入った熊木から助けを呼ぶ声がしたため藤兵衛も中に突入。
しかし、熊木の姿はない。
代わりに現れた死神博士から「改造人間トレーナー」のスカウトを受ける。
当然断る藤兵衛だが、背後から熊木に殴られ気絶してしまう。
なんとすで熊木はショッカーの手先として改造人間トレーナーとなっていたのだ。
「戦闘トレーナー」と「レーストレーナー」は違うだろ…
藤兵衛は仮面ライダー指導歴があるけど、熊木はレーサー指導歴しかないだろう…
ショッカーはライダー指導歴がある藤兵衛が本命で熊木は藤兵衛をおびき出すエサだったのだろう。
同じ志を持った親友がショッカーの悪事に手を貸していたなんてショックですね…
だが熊木の思惑は少し違うようだ。
彼は完全にショッカーに忠誠を誓ったわけではなく、生き残るために仕方なくショッカーに手を貸しているのだ。
それもこれも世界グランプリレースの夢を叶えるために何としても生き残らなければならないからだ。
だが藤兵衛の言うように「世界がショッカーのものになればスピードレースなどできると思っているのか？」という意見も最もだ。
藤兵衛がうんと言うまで拷問は続く。藤兵衛は仮面ライダーが事件をかぎつけることを信じ、とりあえずトレーナーとなる。
凄く空想の世界の空想の話しになるが、もしショッカーが世界征服した世界で藤兵衛が職を得る場合、ショッカーへの就職面接で「短期間ですが、最高幹部にスカウトされ、トレーナーとして幹部怪人を指導した経験があります！」とアピールすれば即採用されるだろう。
だがそれ以上に反ショッカーとしての活動が長ければ採用に響くのだろうか？
藤兵衛が最高幹部となった暁には囚人たちの余興としてオートバイレースとか開催しそう…
熊木は藤兵衛の言葉が気になっていた…さらには仮面ライダーの助けも期待できる。そう信じることができたからこそ藤兵衛との脱出を選んだ熊木だったが、戦闘員に刺殺されてしまう。
藤兵衛には夢がある。それは「世界グランプリレースの優勝」。
だが「熊木と競い合い優勝を目指す」という夢は永遠に叶わぬものとなってしまった…
スルーされそうだからあえて言う…なんか復活してね？
ショッカーのトレーニングセンターはサンドバッグ、トランポリン、ハシゴ、リングなどボクシングジムのような器具を揃えている。
ここでは下級戦闘員、怪人たちが日夜トレーニングに励んでいる。
…？怪人？怪人はイカデビル以外倒したはずでは？そう思いますよね？
ですがトレーニングセンターには撃破したはずの「カブトロング」、「サイギャング」が元気にトレーニングを行っています。
66話「ショッカー墓場 よみがえる怪人たち」で披露された怪人を復活させることができる「悪魔祭り」の儀式場も潰したのになぜ復活できている！？
再生怪人というやつか！しかし、それが容易にできるのであれば悪魔祭りなど必要ないはず。
サイギャングなんかは悪魔祭りで復活して撃破されたばかりだ。
結局上記2組は今回の戦闘に登場しなかった。
トレーニングセンターの雰囲気づくりとして下級戦闘員だけだと弱々しいので幹部怪人も画面に納めたかったのだろうか？
イカデビルの正体
イカデビルの正体は死神博士だった。
遂に改造人間として直接仮面ライダーに挑戦を仕掛ける。
イカデビルの正体を知った時にすぐに頭に浮かんだきたのは改造人間のトレーニングの情景だ。
藤兵衛はイカデビルに厳しくさらにありったけのパワーを込めてトレーニングをさせて追い込んでいる。
イカデビルがヘタレればムチで殴り、休ませずに立て続けでトレーニング。
パワーがこもっていなければ頭を殴る。
これをイカデビルの正体を知った上で変換すると藤兵衛はショッカーの最高幹部で高齢の死神博士をボコボコにどついていたということになる。
ショッカーは上下関係が厳しいがトレーニングセンターではトレーナーの意見が絶対なようで、死神博士といえども絶対服従。
そりゃそうだ！いくら辛くても自分で藤兵衛をスカウトしたんだから従わざる負えないだろう。
まさに老齢にムチを打っていたのだ。
だが藤兵衛は言葉は厳しくても暴力的に厳しいかというと普段の指導を見ているとそうは思えない。
レーサーの体力を気づかい調整をさせている。
この暴力的な厳しさはおそらく藤兵衛がトレーニング後に牢屋に閉じ込められている時に「やるだけのことはやった」という発言から「服従するフリだけは精一杯やった」という意味ではなく「イカデビルをトレーニングで疲れさせる」という狙いがあって暴力的な厳しさを発揮していたように思う。
藤兵衛がイカデビルの正体が死神博士と知った時、スカッととしただろうな～なぜなら知らずに死神博士をビシバシ懲らしめていたのだから。
だが疲れさせる作戦は不発。というか改造人間なので回復力が高いため身体的回復は早い。
その代わりに藤兵衛が仮面ライダーに頭が弱点であると言われた後の動きが鈍くなっている。
おそらく頭を庇っていたのだろう。
身体回復は早くても心の動揺までは回復するのは難しい。
トラウマを植え付けられた猛も同じ。
「私1人の力では勝てなかったでしょう…」という言葉に込められたように猛には心強い仲間がいる。
死神博士を倒したことで、ついに因縁のヨーロッパ戦線が終わる。
残念だったのがイカデビルの正体を隠すための演出だったのでしょうが、怪人状態の死神博士の口調が変わっていたことだ。
最終決戦では正体を明かしていたので喋り方も死神博士に合わせて欲しかったな～
イカデビルだと一人称も違うし慌てふためき方など、死神博士の威厳を感じられない最後だったのが非常に残念だ。
他殺か自殺それとも…
イカデビルは戦闘能力の高さ、イカスミ、触手以外にも特殊能力を持っている。
それが隕石を自在にコントロールできる「隕石誘導装置」だ。
序盤の流れ星の流れで隕石誘導装置なるものがショッカーに存在することは分かっていた。
しかし、その装置がまさかイカデビルの頭に埋め込まれていたとは…
イカと隕石はあまり結び付くものを感じない。
死神博士は元々人間を催眠術でコントロールする能力を持っている。
そういう意味でいうと隕石をコントロールするという行為は死神博士と相性が良かったのかもしれない。
また仮面ライダーが放送された後年、2011年にフランスで「ダイオウイカ星雲」なる天体が発見されている。
後年のためもちろんこの天体を参考にしたわけではないがイカと宇宙の結び付きを感じた瞬間だ。
隕石誘導装置はライダーチョップで破壊されコントロールを失った隕石は東京天文台、つまりショッカーのアジトに落下しアジトは爆破する。
そしてイカデビルの撃破も実はライダーきりもみシュートではなく、隕石であると考えられる演出があった。
イカデビルは坂を転がり落ちた後に立ち上がろうするが力尽き爆発したかに見えるため決め技はきりもみシュートであるかのように観える。
だが少し見えにくいが、爆発する前に燃えた石が画面を横切りイカデビルの周辺に落下する描写が見て取れる。
つまりイカデビルの正しい死因は「コントロールを失った隕石衝突による自爆」ということになる。自死なのだ。
これなら地獄に言ってもいいわけが立つ。「私はライダーにやられたのではない！隕石にやられたのだ！」と。
ストーリーの転換点と考察
予習復習が出来たショッカー軍団
仮面ライダーとショッカー怪人。
この2組は戦績でいうと圧倒的に仮面ライダーが有利なように思う。
だが仮面ライダーには毎回背負っている不利な条件がある。
それは「毎回相手にするのが新怪人である」ということだ。
それに対してショッカーは対策すべき敵が仮面ライダーのみなので、戦いを重ねる中でクセであったり、弱点、特性などを把握してじっくり研究することができる。
その研究データは積み重なり、やがて仮面ライダーを追い詰めるに至るだろう。
毎回新怪人を送られるライダーは予習を行えず、まずは相手や特性、思惑を知る必要がある。
だがショッカーは負けた数だけ予習復習をすることができる。
これだけ予習復習してもまだ「結果」が出ていない。
しかし、ショッカーの戦いの「過程」を観ていると段々と仮面ライダーの勝利への過程も厳しくなっていることがわかる。
今回は67話「ショッカー首領出現!! ライダー危し」で「ギリザメス」が披露した「キック殺し」再活用。
このように「どの攻撃も通用しない」と印象付けることで仮面ライダーに勝利する活路を見出せないほどの恐怖を与えることに成功している。
あとは後述している弱点さえさらさなければ完璧な勝利をつかんでいただろう。
隕石誘導装置（弱点）を自身でばらす
イカデビルは藤兵衛トレーナーにトレーニングの不出来で頭を殴られ悶えている。
理由は痛みもあるだろうが、今回の作戦のキモである「隕石誘導装置」がイカデビルの頭に埋め込まれているため、殴打の衝撃で壊れる事を恐れたためだ。
その焦りから味方になった（従ったフリだが）とはいえ反抗勢力の藤兵衛に機密情報である「イカデビルの弱点および作戦の重要な情報」を口走ってしまう。
イカデビルの発言に熊木は「余計なことを言うな」とお茶を濁したような発言をしている。
だが真意を伝える意図があったかは不明ですが熊木の発言が結果的に、余計なこと＝弱点であると藤兵衛に伝える形にもなった。
その結果、ショッカーアジトの牢屋から脱出した藤兵衛は仮面ライダーにイカデビルの弱点が頭部であることを知らせ、逆転勝利されている。
この情報漏洩がイカデビル＝最高幹部である死神博士だったのだから墓穴を掘るとはまさにこのことだ。
ヨーロッパで決めるべきだった…
仮面ライダーをトラウマにまで追い込んだイカデビル。
イカデビルがということは死神博士が仮面ライダーを追い込んだも同義。
この2組は死神博士がスイス支部を構えていた時からの因縁があり、ヨーロッパでショッカー殲滅活動をしていた猛は死神博士の策略を何度も阻止している。
これだけ追い込める力があるのなら仲間不在（エミ、ミカはいたが戦闘要員ではない）のヨーロッパでイカデビルを発揮するべきだった。
ということはヨーロッパ時点では死神博士はまだ未改造だったということか？
今回の特撮表現の面白さ
流れ星表現
隕石は丸い透明な素材に半透明な石を接着。内側にライトを設置して光らせることで熱を帯びた隕石を表現している？
特撮満足度（★で5段階評価）
特撮満足度
アクション：★★★★☆
高所：★★★★☆
火力：★★★★☆
水場：☆☆☆☆☆
仕掛け：★★★★☆
第68話の裏話
ライダーキックは仮面ライダーにしかできない！注意喚起演出
高所からライダーキックの真似をして飛び降り、猛と滝に注意を受けるミツルとナオキ。
確かにあんな高い所から足を伸ばしながら地面に衝突させる行為は危険だ。
これは現実世界でも仮面ライダーの人気を受け、ライダーキックを真似する子供たちが多発したためその注意喚起を含めた演出となっている。
いわゆる「○○は特殊な訓練を受けています」という注意書きと同じで仮面ライダーのように特殊な肉体だからこそできる技であること印象付ける必要があったのでしょうね。
でも子供の気持ちわかる！私も高所じゃないけどその場でジャンプしてやることあるもん！
ロケ地（執筆者の調べ）
・「不明」
次回予告より（第69話「怪人ギラーコオロギ せまる死のツメ」）
次回のショッカーからの刺客は怪人「ギラーコオロギ」。
「コオロギ」の特性を持った怪人だ。
コオロギはきれいに鳴く虫として有名で虫籠や世界ではコオロギの家なんていうものもあり、コオロギの音を楽しむ文化は世界中にあるようで「コオロギフェスタ」なんかもあるとか。
日本の和歌やお話しにも数多く登場する馴染み深い昆虫だ。
そんな幸福や癒しの昆虫に「死のツメ」という謎の特性を持ち人類に襲い掛かる。
そして次回はまたも子供たちがショッカーに洗脳され利用される。
子供たちに引っかかれた滝が途端に倒れるところを観ると次回のキーワードである「死のツメ」というのはツメに毒性のものを仕込んでいる可能性が示唆される
だが生身の子供たちのツメにそんな恐ろしいものが仕込まれていては子供たち自身も危ない。
子供たちに自らのツメで自死させることも可能だからだ。
どうする！？仮面ライダー！
まとめ
63話「怪人サイギャング 死のオートレース」で死神博士はサイギャングに「本郷と戦うにはただ一度のミスも許されん」と注意している。
まさにそれを体現した出来事が起きた。
それがイカデビル（死神博士）が藤兵衛に自身の弱点を漏らしてしまったことだ。
これが本当にただ一度のミスだ。
きっと死神博士はわかっていただろう。
猛と戦う＝猛とその仲間たちと戦うことだと。
つまり藤兵衛も猛と戦うことの一部であり、その藤兵衛に弱点を漏らした時点で勝負はついていたのだ。
だからこそ今回の結果を表現するなら仮面ライダーの「勝利」ではなく、死神博士自身が墓穴を掘った「自爆」という表現より他ないだろう。
仮面ライダーが倒したのではない。死神博士を倒したのは死神博士本人なのだ。
自身でわかっていても冒してしまうミス。
それが一度のミスも許されないとなると相当なプレッシャーである。
しかも、自身がミスと感じなかった行為がミスであったりもするため厄介だ。
ショッカーも脅威を増しているが依然、仮面ライダーの壁は高いということだ。
今回判明したこと
・新サイクロン号は翼があり、パラシュートがある
・ショッカーは流れ星を操縦できる科学力を持っている
・藤兵衛には同じ夢を持つ熊木という親友がいた
・ライダーキックは仮面ライダーにしかできず、常人が行うと危険
・戦闘員や怪人のトレーニングはトレーニングセンターで行っている
・改造人間トレーナーのスーツは戦闘員のスーツを青くしたもの
・エミもしくはトッコまたはその両方はゴキブリが出た時に猛もしくは滝を呼び出している
・藤兵衛は怪人指導経験無しから有りになる
・イカデビルの正体は死神博士
